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Posted by ブクログ
「もうやだ。リヒャルト、助けて・・・」ミレーユがそう言って縋りつくのは、リヒャルトではなく、フィデリオだった。大事なものを奪われ、さらにはダラステア皇帝が教主側に寝返ったらしいと知り、愕然とするミレーユ。「よくも俺のミレーユを・・・!」「あなたのことが好きなんだ」ついにミレーユのもとに辿り着いたリヒャルト、思い惑うフィデリオ。同じ女性を想う二人が取った行動とは――!?
相変わらずすごい終わり方・・・ついに次が最終巻とは感慨深いものです。もう何年も読んでることになるんですね。今回ミレーユの危機にはらはらしっぱなしでしたが、何とか無事で良かった。むしろ今度はリヒャルトが心配すぎます。きっとハッピーエンドだと信じているけれど。フィデリオはさ、すごい真面目でいい奴だからこそ思いつめちゃったしそれを周りで救える人がいなかったんだね。家族のことを誰より大切に想っている彼だからこそ背負いすぎてつらかったんだろうなと思うし、リヒャルトにとってのミレーユのように彼のことを明るくしてくれる存在がいつか現れたらいいな。そして私はまだフレッドが活躍してくれると信じてるよみんなの王子様だもの!笑