感情タグBEST3
Posted by ブクログ
こ、怖い…。夫婦、結婚にまつわるホラー。どれもこれも怖いけど、子どもを蔑ろにして平然と嘘をつく子にしてしまった『ぜったいナイショだよ』、金と執着でどこまでも追いかけてくるストーカー『隣の江畑氏』、熟年離婚の『11037日目の夫婦』あたりが特に怖い。救いがないのに面白くてページを繰る手が止まらない。
Posted by ブクログ
「夫婦」「親子」といった家族関係を主題にしたホラー短編集。いずれも保守的な小市民根性を嘲笑うような内容で、怖さと同時にある種の痛快さやシニカルなユーモラスさが感じられて、とても面白かった。
Posted by ブクログ
「夫婦」関連する物語の短編集。あまり興味あるストーリーではないが、吉村達也さんらしく、人の怖さ、それに不気味さを加えたような感じで書いていて面白かったです。
Posted by ブクログ
非常に読みやすくておもしろかった。すべてが結婚にまつわる、オカルトなしのサイコホラー。私は結婚に懐疑的なのでたいへんおもしろく読めたけど、結婚に希望を持っている人はやっぱり「こんなの幻想よねー」とか思いながら笑って読むのだろうか。
そんな私も「息子を溺愛する老いた母親」の怖さはわからない。吉村達也はこのテーマ大好きだよねー。書きやすいなにか理由があるのだろうか・・・。
「11037日目の夫婦」と「踊る少女」は、単純にホラーとしておもしろかったなあ。
Posted by ブクログ
吉村氏の短編集。おすすめは「11037日目の夫婦」。日本の家族関係の問題である「夫婦の断裂」を皮肉にホラーちっくにまとめてる。お得意分野かな。
それと「親戚」ってのが、親の恐ろしさ、つきあいがなくてもされど「親戚」っていう関係の怖さがちょっとコミカルに描かれてて、おもしろかった。