【感想・ネタバレ】白い薔薇の淵までのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

昔の恋人を思い出しました、
深く深く愛して
すべきことや理性とか関係なく
気持ちに正直に生きるのは
失うものも多いけど心が求めてしまうのだと思う。

0
2023年09月13日

購入済み

最高でした

こんな感じの女性同士の恋愛小説を読みたかったので今最高の気分です。私にとってこのお話は夢です。

0
2022年06月28日

Posted by ブクログ

天才作家に出会ってしまった…………………………………………


2023.4.1追記
久しぶりに読み返したら新たなことに気づいて感動しつつ,脳みそ揺さぶられるみたいな感覚にまたまたなりました
わたしの心臓ハガネすぎて普段全然ドキドキとかしないんだけどこれ読んでる時は16ビートきざんでる

0
2023年04月01日

Posted by ブクログ

こんなに激しい破滅の愛があるのか。
中山可穂、初めて読んだけど他の作品も読みたくなったしこれもいつか読み返すだろうなと思う。

0
2020年02月01日

Posted by ブクログ

角張ったダイアモンドの原石のような、とても痛くとても美しい愛の物語。彼女たちの幸せを願わずにはいられなかった。

知らない作家だったけどとても読みやすかった。飾り気がなく痛々しさが直にくるが、決してそれだけじゃない、そっと優しさを添えたような文章に感じた。別の作品も読んでみたい

0
2018年11月22日

Posted by ブクログ

二人の女性の至上の愛を描いている作品。エッセイやあとがきまで読んで、いかにこの作品が計算されて書かれているかが確信できた。

良いところは、生々しい女の性が的確に書かれているところと、下品じゃないところ。そして、繊細で、痛みに必死で耐えてる塁に惹かれる。

イマイチなところは、クーチが「陽のあたる場所にいる女性」すぎて、時々共感できないところ。話の終わり方も…少しポカンとしてしまったけど、納得はできる。

一気に読みきってしまった。
深見真さんが著者の中山可穂さんの本を絶賛していたのが、この本を読んだきっかけだが、本当に読んでよかった。
女同士の恋愛に抵抗がなく、切実な思いのこもった恋愛小説を読みたい方々におすすめ。

0
2014年06月22日

Posted by ブクログ

間違った。これがセクシャリティーに気づいて初めて読んだ本だ。
主人公の塁みたいに自由に生きたいと思った。ちょうど、塁は8歳上の女性に恋をしたんだけれど、当時自分もそうだった。そして、ノンケと言うことも、彼氏がいると言うことも…。愛し合っていたと言うことも…。結末はこの本とは違うけれど、すごく、思い出深い本です。

0
2014年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

予想以上に描写過激でした・・・
思いっきり同性愛要素が詰まっている作品で、苦手な人には絶対にすすめられないような内容です。
内容もけして明るくないです。
けれど、破滅的な感じが、とても魅力的でした。引き込まれます。

作者さん自身が同性愛者だと言うこともあってか、心理描写もリアルでよかったです。
に、最後の部分が心を打たれました。
それまでの描写による苦手とか、そう言う印象がすべて吹き飛ぶくらい、素敵なラストだったと思います。

読んでいて、心が痛むような、切なくなるような、不思議な感じがしました。この人の本を、もっと他にも読んでみたいです。

0
2012年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

再読。小説を書くことは自分と向き合うことでもあるのだな、と感じました。この作品は私小説という枠組みには入らないのでしょうが、それでも著者の想い、考え、経験…等々が小説の中に溢れていてそれが心を掴むのだと思います。同性同士の恋愛が描かれ、性別からくる苦悩ももちろんありましたが、自分はそのことよりも登場人物の心の傷や欠落感に心を打たれました。当事者に近いものがあるから。

0
2014年08月19日

Posted by ブクログ

お互いを貪りながらどこまでも堕ちていくような女性同士の共依存を濃密に描きながらも、本筋のストーリーもしっかりと作られていて、ぞくりとするような魅力がある一冊。読むのにかなり体力を使う小説だけど、他の作品も読んでみたい。こういうのを探してた。

0
2012年03月03日

Posted by ブクログ

一気読みしてしまいました。
胸の中を抉られるような切なさとやりきれなさでした。

そりゃ、賞取るわ。。。

0
2012年03月03日

Posted by ブクログ

タイトルが綺麗だと思って読み始め、しばらくしてから「二人」が同性であることに気づいた私。
「ジャン・ジュネ」の名が合わせ鏡のように響いて、やっと「ほんもののレズビアン文学」に出会えたか、とドキドキしながら読み進めた、私にとっては最初の1冊。

0
2011年10月13日

購入済み

惹き込まれる素晴らしい恋愛小説

私は普段全然小説とか読みません。でもこの作品は凄かった、一文字たりとも飛ばしたくないくらいのめり込ませてくれました。恋は盲目という言葉がありますがそれを体現した恋愛小説でした。

0
2021年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小説家の塁とOLクーチの女性同士の恋愛話。
愛しすぎて、好きすぎて求めすぎて傷ついて消耗する恋愛。愛しているからこその独占欲やら支配欲、嫉妬がリアルで生々しい。でもこれほどまでに人を愛せたらいいなって、人生変わるだろうなって思う。性描写も多いが、美しくて品がある。

「誰に認められようとも、愛する人に認めてもらえなければ仕方がない。私はそういう人を愛することはできない。」

「一本の電話線を通して、同じひとつの夜の淵と淵で、わたしたちは一緒に泣いた」

「日曜日ごとに家族連れの波に揉まれていると、塁からどんどん遠く離れて、自分だけがすぐ変えるような安っぽい幸福を抱きしめていると感じることがあった。」

「うちに帰りなよ。誰かの胸に。安全な茶の間に。テレビとバスタオルのある場所に。ぶくぶく太って幸せになりなよ。そして二度とわたしの前にあらわれないで」

「嵐のあとの桜がわたしは好きだ。わたしたちがいつか別れることになっても、クーチが満開の頃を過ぎたら、もう一度わたしのところに戻っておいで。そしたら死ぬまで愛してあげるよ。」

0
2017年01月17日

Posted by ブクログ

読んでいてとても胸が痛かった。たくさんの愛にあふれていてとてもしあわせなのに比例するように切なかったです。セックスの話がバンバン出るのに全然汚くない。むしろうつくしかったです。阿修羅のような恋は胸がひりつくけれど、憧れずにはいれませんでした。同性愛の作品ですが、不快感はないです。とくに自分が偏見を持たないからかもしれないけれど。すごく勢いのある文章でした。

0
2016年02月07日

Posted by ブクログ

【本の内容】
ジャン・ジュネの再来とまで呼ばれる新人女性作家・塁と、平凡なOLの「わたし」はある雨の夜、書店で出会い、恋に落ちた。

彼女との甘美で破滅的な性愛に溺れていく「わたし」。

幾度も修羅場を繰り返し、別れてはまた求め合う二人だったが…。

すべてを賭けた極限の愛の行き着く果ては?

第14回山本周五郎賞受賞の傑作恋愛小説。

発表時に話題を呼んだ受賞記念エッセイも特別収録。

[ 目次 ]


[ POP ]
突然始まる恋ってのはドラマティックな恋愛の定番であり王道。

ありそうもない偶然も必然としか思えなくなってくる。

離れ難い人に出会ってしまったのがすべての始まりで終わりであるってところが、切なくて哀しい。

新人女性作家塁と普通のOLクーチがあまりにも自然に惹かれあっていく様子に、抵抗なく物語の世界に入ってしまった。

相手が同性だろうが異性だろうが恋愛感情には関係ないのだなあ。

それに対照的な2人がすごく魅力的。

塁の繊細で激しいところ、クーチのすっきりとした健全な女らしさがよい。

これが男と女の恋愛であればどうだったのか?と思えば、案外平凡な話と感じたかも知れない。

それに私の想像力不足か、ラストが少しわかりにくかった。

それでも、大感動!

こんな恋愛に憧れるけど、後遺症で身も心もスカスカになりそう。

重たいのにはかなくて、生々しいのに清々しい恋愛小説。

[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

0
2014年08月26日

Posted by ブクログ

この著者の作品を読むのは2作目だ。
初めて読んだ「深爪」は、作品への先入観もなく、
作者のことも全く知らずに読み、
あとからレズビアンが題材で、作者もレズビアンであるということを知った。
今回は、それを踏まえて、身構えてからの読書。(苦笑)
引き込まれる文章が多くて一気読み。
切なくも狂おしい性愛の描写が、容易に映像となって降りかかるようだった。
私は同性愛への偏見はないものの共感は出来ない。
しかし、この読み物に対する嫌悪感は全くない。
むしろ、好きな部類だと思えた。

0
2013年10月31日

Posted by ブクログ

この人の本読むの三冊目、さすがに気付いたが、この著者は女性同士の恋愛しか書かないのね。それはさしおいても、文章力のレベルの高さにいつも驚く。最後には話に引き込まれてます。海外のいろんな街が出て来てそこも好き。

0
2013年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中山可穂ってばジャンル人妻って感じだけど、今回人妻じゃない!と思ってたら結局人妻になった!離婚したけど!

人一倍傷つきやすい、気高い野良猫みたいな作家ってなんだか中山可穂もこういう人なんだろうなって思っちゃって。

0
2012年06月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やだこれ切ない…。
でも後味重いの嫌いじゃない。むしろ好き。

ラスト以降にクーチと塁に何があって、あの冒頭に戻るのか、どうして塁が28で死んだことになっているのか、読み終わった後にいろいろ想像させられた。

同性愛を描いた小説だけど、すごく綺麗な言葉や表現で、いやらしさを全く感じなかった。
少し時間をおいたら、また再読したいです。

0
2012年04月08日

Posted by ブクログ

一瞬で読み終わった感があった。
これも直木賞だったはず?!

女同士の愛憎劇?
やっぱり、嫉妬が話の中心。
嫉妬するってなんなんでしょうね??
俺も いらん嫉妬をし過ぎて・・・。

この話は、結局ハッピーエンドっぽいけど 最終的に解りあえるなら、嫉妬の日々も良い思い出になるのかなぁと思った。
この2人は、お互いに嫉妬するけど、お互いに求めあってたからハッピーになれたんだろうと思った。
ちょっと、羨ましかった。

0
2011年08月25日

Posted by ブクログ

雨の日の書店で出会った、新人女性作家の塁と平凡なOLの私の恋愛小説。
その気がない人が読んでも、充分に受け入れられる話だと思うし、むしろ打算が無い分、男女の恋愛よりも純粋な気さえしてしまうかも。
でも、女同士の修羅場なんて想像しただけでも恐ろしい。

0
2011年02月27日

Posted by ブクログ

たぶん初めて読んだ中山作品で、度肝を抜かれた記憶があります。こんな生き方があるだろうかと驚き、怖くなり、でもその強さに少し憧れも感じたり。作者自身も女性同性愛の人で、自分自身の深い穴を見つめ、えぐるようにして書いていることが想像されました。書く作業というのはここまで壮絶なのだろうか。

0
2011年07月16日

Posted by ブクログ

著者はレズビアン小説と言われてショックを受けているようなあとがきをかかれていましたが、んー、愛の形っていろいろあるんだなと。キハチローがとにかく気の毒で、クーチの身勝手さに辟易しつつ、塁とクーチのお互いの求め方の激しさは性別を超えた愛の形だし、LGBTの理解が深まりつつある現代では受け入れられる小説なのかもしれないと思った。

0
2023年04月16日

Posted by ブクログ

愚かな2人が狂おしいほどに求めあった果て。

一緒にいてくれないなら、もう二度と会わないで。聞き分けが悪くて最高にわがままで憎たらしいほど愛おしい。なんて切実で悲しくてひたむきなんだろう。それに比べてなんて私は賢くて分別があって狡くて醜くて弱いんだろう。

まともな考察とか感想とか思いつかない。自分の記憶と思い出と感情と綯交ぜになって叫びたくなる。

こんな感情にさせてくれるから小説はいい。

0
2021年11月19日

ネタバレ 購入済み

評判を見て購入

評判を見て購入しました。絶望的に性格の相性が悪いふたりが肉体的に相性が良いとこうなってしまうという
例を延々と読んでいた感じがしました。
BLではよくある話で、特に片割れが闇のような過去を持っていて、ノンケがそれを受け止めようとも受け止めきれず
終わりや破滅に向かうような。
ただこれは「一般文芸」で「2001年に」「山本周五郎賞受賞」をしているのがやはり一線を画す要因なのかなと。
時代を経ようとも色あせない文学もあるけど、これはその時代に読んでこそのタイミングや共有感があってこその受賞作なんだろうなあ。
文学にまで「昇華」させた筆力と経験あってこそだと思った。

内容について。
主人公と、結婚した男の性描写も出てくるけど男女の煮染めた気持ち悪さがつまっていてそこは出色だと思った。
この気持ち悪さ、わかるひとにはわかるだろう。
聖母"風"の主人公の受け止める気持ち悪さと男の気持ち悪さよ……急にぶっ込んできたなという感じでパンチを食らう。
主人公と男の関係性もあまり好きではないため客観的に読める。おしなべて主人公まわりの人々、下半身緩い。
そこら辺の貞操観念が透けて見えた。
主人公を「いい女」って周りのキャラクターが評するけど、そのへんは読んでもほぼ伝わってこなくて残念。
ナンパにのって尽くして振り回されて振り回して、挙げ句の果てにその時代の価値観で結婚してしまう。
不倫もする。
女同士の官能を楽しめば良いのか、男女関わらない恋愛模様を楽しむべきか。
その辺曖昧で、最後も曖昧で、文庫エッセイも「えっ、本編終わり? これで終わり? それともこれは累のエッセイ?」と
混乱した。

受賞した頃読んでたら、また感想はガラッと変わっていたのだろうな。

0
2020年09月14日

Posted by ブクログ

私は同姓愛に偏見を持っていません。
でも、身近にいないので実感というものがありません。
中山さんは女性同士の恋愛を書かれる方です。

最初に読んだのがこの本で、興味を持ち「猫背の王子」「天使の骨」も読みました。
こんなにすんなりと読めると思ってませんでした。
喜八朗ってとてもいい人。こーゆー男性が私の側にいたらいいのに。
塁とクーチも素敵です。
塁は魅力的だけど、クーチはもっと魅力的なんだろう。
最後はハッピーであって欲しい。

0
2014年06月15日

Posted by ブクログ

「それでも、胸がぎしぎし鳴るの。髪なんか真っ白になっちゃって。わたしのせいだわ」
2012/10/10-10/24

0
2012年11月03日

Posted by ブクログ

同じ女として共感はできなかったけど、普通の男女の恋愛のように思えて、いやらしさはあまり感じなかった。

0
2012年03月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

恋愛に性別なんて関係ないんだな、とか。



そもそもこの二人の関係は「恋愛」と呼べるのか、とか。



別れた方が幸せになれると分かっているのに別れられないのはどうしてなんだろう、とか。



この人の本を読むと、いつもいろいろ考える。




少なくとも私は、花束をもらうならドライフルーツがほしい。
クランベリーかレーズンで。

0
2011年08月17日

Posted by ブクログ

哀しさや迷いを情熱がもやしてゆく
愛するがゆえの苦しみのなかでさえ あいするひとを離すことはできない
中山可穂の女たちは 強く脆く優しくて しなやかで上等な獣のよう

0
2011年05月02日

Posted by ブクログ

なんだかよく分からないけれど、読み始めたら止まらない。
そんな勢いのある物語でした。

結起承転という構成になっていて、読後感が良かったです。

0
2010年10月06日

Posted by ブクログ

同性愛の話。相変わらず女同士。私小説ではないのだろうが、現実的でしっくりくる。愛に性別は無いと、女性の視点から言っている。

0
2010年09月24日

「小説」ランキング