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Posted by ブクログ
内田康夫氏の連作短編集。初版は1984年だが年と版を重ね、2008年に完全版が出版された。
当時のSFの世界じゃあ人間以上の計算力を見せるコンピュータというのは珍しくは無かったろうが、ミステリの世界で事件の謎を解くパソコンが登場するというのは、当時はとても珍しかったことだろう。しかもゼニガタはくだらない冗談や世辞も言えるのだ。
今読んでも台詞の掛け合いが笑えるし、どのキャラも個性的。初版当時と違って、今は二人に一人は一台以上のパソコンを所有している時代なのだから、是非このシリーズを映像化して欲しい。