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Posted by ブクログ
これは予想外に学ぶところの多い本だった。名著だと思う。ハフィントン・ポストの賛美に終始するのかという不安もあったが、ハフ・ポストの紹介だけに終わらず豊富な具体的事例、多面的な考察から得るものが多かった。思わぬ出会いもあったもんだ。
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女性実業家を主として始まったネット新聞、ハフィントンポストの裏話。ふーん、なるほど、の連続で、メディアの今後を占うのにも良い本だと思う。
ただし、講読料なしでどうやってビジネスモデルを構築するかっていう肝心な部分にはっきり答えられてないのが不満と言えば不満、かな。
マスコミ関係者、興味がある人は読むべき本だと思います。
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山崎豊子の「運命の人」を読みつつメディア論も読みたくなり選択。
新書としてハフィントンポストの隆盛を紹介する本かと思いきや、ジャーナリズムの本質を論じている本。伝統的な紙メディアとハフポのようなネットメディアの対比にとどまらす、報道の在り方や、日本の記者倶楽部ジャーナリズムが目標とする「エゴスクープ」の弊害なども論じている。
本書の主題であるハフポの成り立ち、社主マリアナ・ハフィントンの様々な逸話、ハフポの収益基盤、といった内容も分かりやすい。
スティーブ・ジョブズとウォーレン・バフェットによるメディアへのアプローチをそれぞれの言葉や投資家レターを抜粋して紹介しているくだりも参考になる。
著者は日経を退職したジャーナリスト。かつて彼が大学院に子育て留学しているときのブログは面白かった。
Posted by ブクログ
アリアナ•ハフィントンさんの経歴について詳しく書かれていたところが個人的には読んでみて一番良かったポイントです。著書は留学経験のあるのでアメリカのマスメディア事情も分かりやすく説明されていました。
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紙媒体の新聞は、まだ日本では生きながらえているが果たしていつまで持つか。無料のブログ記事だけのあ繰りゲーションでは、メディアではない。しかし収益源としては大事。メディアとしての役割は公共性。それを支えるためには元手となる利益が必要。それを元に優秀な貴社を紙媒体の新聞社から雇用する。電子書籍、電子新聞。ローカルな新聞は生き残るかもしれない、オリジナルな記事になりやすいから。誰もが報道するようなこと、報道しなくてもそのうち知られることを報道するのはメディアの本当の役目ではない。調査して、記事を書く。その記事をそこで書かなければ、誰も書かないような記事。を書くのがメディアの役割。日本では、スクープ合戦になっているだけ。そういう情報は差別化にならないが、手間はすごくかかる。
Posted by ブクログ
新たな技術が出現したときに社会のあり方であったり生活が大きく変わるのは当然で、米国と比較して10年遅れている(個人的には米国が10年先を行っているのでは、と思うが)と言われている日本の報道、マスコミのあり方がどう変わっていくのか、時代を担う一翼をよく描いていると思う。