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Posted by ブクログ
○元警視庁警察官で、議員秘書、コンサルタント等で活躍する濱嘉之氏の著作。
○警察庁諜報課という架空の警察組織(インテリジェンス組織)の活躍を、複数の登場人物の活動をちりばめることにより構成。
○従来の著作に比べ、公安手法の中でも“イリーガル”活動に重きを置いている印象。また、従来は、刑事警察との比較として公安警察の活躍・重要性を描いているものが多かったが、今回は、刑事警察との対立という場面は少なく、主に、公安組織の対外活動を描いたもの。その意味で、過去の警視庁情報官シリーズ(黒田純一)や警視庁公安部・青山望シリーズ とは違った形での公安警察の描き方。
○内容が盛りだくさんである一方、複線の張り方などが安易すぎる印象。各場面展開はおもしろいが、それぞれの連携や活動がスムーズすぎて、少しマンネリという感じもある。
○今後のシリーズ展開に期待。