感情タグBEST3
感動が忘れられない
この作品を読み終わった感動が忘れられなくて、今でもずっと好きな作品です。
登場人物の行動の動機がそこにつながるのかという驚きや、ここから繋がっていってこうなるのかという部分に無理がなく、読んでいて気持ちが良かったです。
最終回へむけてどんどんストーリーが加速していって、ドキドキわくわくしながら読み終えました。
今までの伏線の回収、登場人物たちの関係性の繋がり方、物語の締めも大好きです。
また、漫画としても恐怖の表現や切羽詰まっているキャラクターたちの表情が迫真で、可愛らしい絵柄とのギャップによって場面の上げ下げがジェットコースターのようでした。
次作の『遺書、公開。』を現在連載されていますが、この作品を読んでからというもの期待が高まってやまれません。
詰めが甘い
昨今よくあるデスゲーム系のお話は、テンポさえ良ければ続きが気になるし面白いというレベルまでは持ってこられるのだと思う。
大事なのは終わり方で、終わり方が良くないために凡作以下に成り下がった作品は多いように感じる。
この『鳥籠ノ番』もまたその系譜を辿る、残念な作品。
3巻までは比較的続きが気になるな~と読み進めていけて良かった。
でも、最終巻の展開というかオチの作りこみが甘いと感じた。
巨大組織とかならともかく、個人の力であそこまでできたというのは無理があるんじゃないかな。ジグソーみたいな感じにしたかったのか?
キャラクターの関係性も、どんどん無理やり感が強くなっていった。
漫画なんだから何やってもOKなわけじゃない。ある程度つじつまは合わせないと興ざめ。
この巻はつじつまが合わないところが特に多くて、とても残念だった。