【感想・ネタバレ】哀愁的東京のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

9編からなる連作です。
重松氏の実生活に重なる「フリーライター」の物語。
短編集とは違う、とても深みのある作品に仕上がっています。
特にタイトルにもなっている最後の「哀愁的東京」は哀しすぎです。
人生の悲しさ・哀愁いっぱいの作品です。
でも読後感は悪いものではなく、そっと心の中に収めておきたい感情です。
この本も大切なコレクションにしたいと思います。

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2011年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

比較的淡々とつづられている連作ですが、どこか物悲しくて、それでいて現実的。冬空が似合うような話。
近代の世界は人と人との係わり合いもどこか薄くて、それが都会のど真ん中だったらより一層そうではないかと(田舎者だからか)感じる。「東京」という地を切り貼りしたらこういう作品になるのかな、と思います。東京のあくまでもほんの一部分だとは思いますが、華やかさと一緒に哀愁も住んでいるのだと語りかけられた気がします。

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2012年08月20日

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