2002年に『Rozen Maiden』が連載開始し2008年に『ローゼンメイデン』として連載再開。3度にわたるアニメ化を経て2014年に堂々完結したこの作品。
引きこもり少年のジュンと、「お父様」からローザミスティカを与えられたドール達の戦いを心の成長を描いた壮大な物語です。
『Rozen Maiden』では「まいたジュン」、『ローゼンメイデン』では「まかなかったジュン」の物語がそれぞれ展開されます。二つの物語が交わる瞬間は必見です。私は読んでいて鳥肌が立ちました。
物語の終盤では、ジュンや真紅、それ以外のドール達の成長に涙すること間違いなし。
この物語のすごいところは、「最後までテーマが一貫していてぶれない」ことだと思います。
完結したこの機会にぜひ、読んでみてほしい作品。損はさせません。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
新しい人形が作られるということは、今の自分が否定されるということ。
だとすると、第1のドールである水銀灯は、1番絶望している。だから、「Rozen Maiden」のときのジャンクという言葉が、ものすごく重い言葉としてのしかかってくる。
創造主は、意図などなく、ただ作り続けるだけかもしれないのに。
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続けて続編も買ってしまった…面白いんだもの!
話も難しくなってきたので何度も読み返そうと思います。
次巻で例の翠星石を見る事になるんでしょうか…
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しょっぱな(表紙+巻頭カラー)から銀様が美しすぎた・・・。YES!水銀党!←
勿論、他のドールも可愛かったんですけどね。ジュンと再会した時の真紅の表情とか(*´ω`*)
雪華綺晶たちとの対決までは話が進まなかったけど、徐々に真相が見えてきて面白かったです。
Posted by ブクログ
あべこべな世界で映し出される自分の姿に戸惑う第9巻。
求める姿。7つの魂がひとつになることを目的とするアリスゲームにおいて、自分の運命の先に戸惑う水銀燈純粋な者に絶望を与えたがるめぐ。そして、愛を求めるがためにアリスに固執する雪華綺晶。それぞれが自分が為りたい姿を求める様は見ていてとても綺麗に映りました。そんな中で、鳥海とジュンの関係も今回取りざたされていました。自分を捨てがたるジュンに成り代わり望む世界を構築しようとする鳥海。自分を否定し続けたまいたジュンが次回でどういった答えをだすのか。全てのキャラクターが求める自分の姿に純粋な思いで作られていくこの作品はやはりとても美しいものです。
舞台はなかなか最終局面の匂いを醸し出してきましたが、果てさてどんな終わり方になるのかわかりません。完成に向かっているようで滅びに歩みだしている雰囲気を作品から受け取れるんですが、個人的には良い終わりを望みたいです。
Posted by ブクログ
水銀燈が段々変わってきてるのと同時にめぐちゃんが歪んだ愛を...
鳥海くんもねえ...組んじゃいけない人達が組んだ感が半端なくて...
というかあれは過去編開始と捉えていいんですかね?
水銀燈は第一ドールでつまり最初に失敗作だと言われてしまったわけで、次々に姉妹が産まれてくるのをどんな思いで見てたんだろうとか考えると...
でもそれを言い始めたら姉妹たちは自分より上の子にも下の子にもそれぞれ優越感と劣等感があるということにもなりかねないし...全く無いことはないんだろうけれど。となると雛苺は一番望まれなかった子と言えなくもなかったり...?
一人残った巴ちゃんの安否が気になる。
あと回想の真紅と水銀燈可愛かったギスギスしてる二人もいいけどほのぼの?してる二人も可愛い(現実逃避)
Posted by ブクログ
めぐは、雪華綺晶にみずからの肉体をあたえることで、水銀燈へのねじれた愛を果たすことをえらびます。一方、ローゼンメイデンたちのマスターであるジュンにあこがれをいだいていた鳥海は、みずからがジュンに成り代わり、アリスをつくり出すことでドールの「お父様」となることをめざします。
いよいよ最終巻目前となり、真紅や水銀燈がそれぞれのしかたで、本作最大の謎である「アリスゲーム」のほんとうの意味に近づいていきます。
Posted by ブクログ
脈絡のない不思議の国のアリス展開がダラダラ続いていて
かなりマンネリ、イライラ……していましたが
ようやく終盤に向けて動き出した……んでしょうか。
キャラ萌えできなきゃ、かなりつまんない漫画なんじゃなかろうか
……まあ今さらだけどね。