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人間がどんな状態のときに、どんな行動を起こすことで、その後の状態が生じているのか?
そんなことは意外と考えずに行動し、失敗し、なにか別のところに原因を求めることが多い。
それを「行動随伴性」という概念を持ち込み、見える化し、行動を適切な物に変えることで、行動後の状態を意図するものに変えていく。
万人にわかりやすい入門書の入門書という感じだが、これは興味がわく。
特に、「記述概念」「説明概念」、「死人テスト」、「好子」と「嫌子」などの専門的な考え方がわかりやすい。
類書を読もうという気になるひさしぶりに抜群の良書だと思う。
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行動分析学!面白い!
原因と行動でなくて、行動の結果の行動を考える!面白い!今のところ使いこなせる気がしないですが、これは取り入れたい!
おもろいです。
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ここ何年も行動分析学、とりわけ応用行動分析の分野に深い関心を寄せているのだけれど、なかなか体系的に学ぶ機会を得られずにいる。本書はその一助としてとても読みやすかった。
教育職員として、そして問題児の親として、本書と書中に紹介のある「行動分析学入門」(杉山尚子著・既読)を合わせて再読して深めたい。
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ポイントカードを行動分析学的に解説している部分は興味深いものでした。
この知識、考えを持っておくのは暮らしの中でもなかなか役に立ちそうです。
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行動分析学を基に発達障害や不登校の問題に取り組む奥田健次先生の新書です。
この本は行動分析学について専門用語を交えながら解説をされています。
「拝啓、アスペルガー先生」等の著書に比べると専門的な分、難しそうな印象を受けます。しかし、行動分析学について例を用いて説明しており、とても分かりやすく思いました。
また、強度高度障害等の事例もあり、実践家としての著者ならではの書となっております。
著者の他作品と合わせて読むとより理解が深まると思います。
行動分析学に興味がある方
発達障害や不登校の問題を抱えている方
モチベーションの高め方に悩んでいる方へ。
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非常に面白かった、というか勉強になった。行動の定義を明らかにし(死人テスト)、一連の流れとして俯瞰し、因果関係を読み解くことで行動をコントロールすること。キーワードは好子の出現の強化と嫌子の出現の弱化。なるほどなあと思う。人間を動物に見立てたような側面もあり、きっと抵抗感を抱く人もいるんだろうなあと想像は容易いが、それでも説得力は抜群にある、というか感覚的、経験則的にこの理論は正しいと感じられる。もう一度読んで、深く血肉にしたい。
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何故あの子は学校を休みがちなのか。それはイジメがあるからじゃないか。心が弱いからじゃないか。
この課題解決を、そんな切り口からしか発想できない人であれば、この書籍は目からウロコだと思います。
本書の内容は本文にある下記の、大幅な改善の事例集です。
「傾聴中心のカウンセリングではどのように扱えばよいのかよくわからなかった不安や恐怖が、行動の法則を正しく使うことによって大幅に改善されることは明らかである。」
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行動分析学の実践編。
でも、一般の人でもわかりやすいように解説しているので、理解できます。
子育てなどで、どのように声かけしていったらいいかわからない人にオススメです。
小学生になって、言葉で説明して、こうしてほしいと伝えるときに、本当に役に立ちます。
一応理論ではわかっても、いつもできるという訳じゃないので、また読み返して、身につくようにしたいです。
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奥田健次先生の行動分析学の本。
育児用の「叱りゼロで「自分からやる子」に育てる本 」よりも難しい語り口です。
内容もかぶっている部分がありますが、
エクスポージャーや、トークンエコノミーなど
行動分析学って非常に面白くて有意義です!
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著者は、専門行動療法士、臨床心理士として、発達障害、自閉症、不登校などの問題解決を行う行動コーチングアカデミー代表。 特に問題を抱える子ども、家族との取り組み現場での事例が多数用いられ納得感の強い一冊。
行動の前後を確認することで、問題行動が促進あるいは継続される原因を炙り出し、原因の排除あるいは行動者が認識の有無を問わず期待している結果とは逆の効果を与えることで問題を解決させるアプローチが学べる。
例えば「周囲や相手の驚き、心配、言葉なし」→「リストカットの傷跡を見せる」→「相手のたじろぎや、心配、言葉あり」のケースでは、多くの場合腫れ物に触るような対応で「深い問題を単純化しないでほしい」「リストカット行為は、注目されたいとかそういう動機じゃない」などの意見が問題を長引かせることに繋がることも多く、問題解決においては、感情的にならず機能分析に徹する事が重要としている。
問題に共感することと問題を解決することが表裏一体と感じられた。
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目から鱗。
不適切な行動(弱音を吐く等)に対して「精神的に幼い」や「甘えている」といったその人の内的な原因を考えるのではなく、「行動の直後に何が起こったか」という外的な事実(弱音を吐く→ 仕事が減る、周囲に話を聞いてもらえる等)を分析し、行動の変容を促す本。
不適切な行動をしてしまう子どもに対しても、行動の変容を促すには、人によって解釈の違う「こころ」を問うのではなく、事実である「行動」を見ることは、かなり効果的だと本書内で実証されている。
ただ、自分は「こころ」を軽視したくはない。「こころ」の解釈は多様で様々な価値観があるけどだからこそ楽しいし、寧ろそこを考えたい。だから、仕事で行動を変容させることだけを目的にはしない。
だけど!仕事に使える場面はかなり多いと思うので、うまく活用していきたい。
「こころ」も大事だけど、まずは不適切な行動を変えないと、それどころじゃなかったりするからね。
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購買も行動の一種なので行動分析学の手法が当てはまるのも納得。
嫌子(自分にとってマイナスなこと)を消失させる行動があるとそれを繰り返すという説明があったが、企業の科学で強調されていた痛みに寄り添うアイデアというのはこの原理にブッ刺さるものを作れということだと思う。
人が頭で考えている行動理由と実際にその行動をとった理由、つまり理性と感情は一致しないことの方が多いのを再認識した。
そんなに短気じゃ損だよと指摘したら性格だから仕方ないと開き直られたことがある。まるで自分じゃコントロールできないような言い方だったけど怒りって実際何かしらのメリット(気を使って周りがちやほやするとか)を感じて表出してるよね。やばい人に何かされても怒らずに逃げるでしょ、結局は怒るかどうかも自分で場面に応じて選択しているわけ。
だからどんな理由であっても機嫌悪いからって他人に当たるのは幼稚だしただの甘えでしかないと思うんだよね。機嫌の波を周りに悟られているようじゃ人は寄ってこない。
てめえの機嫌くらいてめえで取りやがれ。
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行動分析学について非常にわかりやすくまとめられた本。
もちろん著者は、行動分析が専門なので、それを軸に世の中を見ているから当然なのかもしれないが、なるほど、読んでいるとあらゆる事象は行動分析学的に捉えられるのかもしれない、と思わせられる。
Aという事象が起きたら、Aの前のB、そして、Aの後のCに着目するという考え方は役立つと思う。
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続けて読んでみた。まだ全然理解はできていないけれど、とにかくシンプルで面白いということはわかった。行動分析学、ちょっと勉強してみようと思う。
飴と飴なし、は普段の自分の行動にも応用できるし。
組織行動管理も面白そう。
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人の行動は、よく観察すれば、好子(=よいこと)と嫌子(=いやなこと)に対する単純な反応が見えてくる、と著者は書いています。具体例も多く非常に説得力があります。
複雑なモノの動きも結局はシンプルな万有引力の法則から成り立っているのと同じでしょうか。
ただ、物事にはコインのように裏表があります。この本でも好子と嫌子を錘に例えた天秤の絵が載っていますが、1つ1つの大きさは分かりませんし、気分によって変わる場合も多いと思います。
まだまだ「こころ」は分からない事が多そうです。
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何か不都合が発生した際に、行動・行為の原因(本人の整理的状況を足がかりに本人の成長過程や経歴等を類推し、兎角否定し…てしまうこともある)に注目するのではなく、単純に行動随伴性を記述・整理することで、行動を変えていく糸口を掴むことが可能、それが重要というメッセージ。
そもそも自分には、仕事の上で「怒り」を抱くことが多々あり、まずはそこを直す・見つめることが大事なようなきもするが、大いに勉強になった。
★飴と鞭の「鞭」副作用
①行動自体を減らし積極性を失わせる
②何も新しいことを教えたことにならない・何も生み出さない
③一時的な効果で持続しない
④罰的な関わりがエスカレートする
⑤弱化を受けた側にネガティブな情緒反応を引き起こす
⑥負の連鎖で「受けた側」が他人に同じことをしてしまう可能性
行動の機能は4つ → それを活かした「トークンエコノミー法」
①物や活動を得られる
②注目が得られる
③嫌なことから逃避・回避できる
④感覚が得られる
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メリットやデメリットはよく言うけれども、行動を強化する機能(好子)と行動を弱化する機能(嫌子)として、行動に注目するととても面白い分析ができます!嘘を見抜いたり、言い訳や弱音ではなく一つ一つ行動できるだけのナビゲート法がわかり、仕事でも家庭でも育児でもとっても参考になります!
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事例で説明した行動分析学の入門書で、杉山尚子著『行動分析学入門』の勝手版という位置づけとのこと。
直前ー行動ー直後の3マスを使い、ウィットもシニカルも含んだ気取らない説明。
行動の定義(死人にはできない、ビデオ撮影して分かる具体的なもの)。
行動の直後に続く結果に原因があるオペラント行動。
好子(こうし)と嫌子(けんし)が原因となる行動随伴性による四つの行動原理。その応用形としての消去、消去バースト、回復、阻止。
行動の四つの機能(得られる:物や活動、注目、感覚。逃避・回避)
望ましくない行動を減らし、望ましい行動を増やす介入としてのエクスポージャー、トークンエコノミー、FTスケジュール、任意の努力。
行動の原因が直後の結果にあるオペラント行動は、アドラー心理学を思い出させ、直前の刺激で起こるレスポンデント行動の説明には妙に納得した。
現実の行動の原因は、モデル化されている行動随伴性と行動の機能が重複して関わっているものだと思われるが、基本的な構造の理解と行動分析学に基づく介入の効果・影響が印象的だった。
14-161
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横書きなのが気になるが、新書だけど読みやすい。応用行動分析学のイロハが書かれている。
著者の他の著作も読んだが、これは少し学術的。
応用行動分析学に興味のある人や、教育関係者などの業界人にお勧め。
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実践的で参考になった。
死人テストの考え方から目からウロコの連続。
だけどポイントカード、ダイエットの話など自分に置き換えて考えると納得の連続。
行動分析学に興味を持ち、更に本を買ってしまった。
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行動分析学を総花的に、ただし具体例を多文に用いて説明している本。著者自身も書いている通り、人間はそこまで単純ではない、という批判もありそうだが、実際の自身の行動に当てはめてみると、好子の出現、嫌子の消失、といった単純なモデルで説明できることがわかる。特に、不登校児に関する部分の記述が面白かった。
俺はこれを元に自身の行動をすべてポイント制にする、ということを考えたわけだが、まだまだ知見がたりない。
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好子、嫌子、その出現、消失の四つの基本随伴性で行動原理を説明、行動の「直前ー行動ー直後」をコントロールしていくことで行動随伴性を変化させていく。心の問題、そもそも論といった循環論で放置しないやり方。
メリットがあれば、メリットを見出せば人は行動できる。
<メモ>
トークンエコノミー法のワクワク感。
「任意の努力(Discretionary Effort)」
「したいからやる」行動随伴性
"Want-to" curve、"Have-to" curve
B.F.スキナー
杉山尚子「行動分析学入門」に移ろう。
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行動分析を使うことで、行動が変えられる。
人の行動を変えたいと思うときは、この考えを基礎にしています。
知っていることと出来ることは違いますね。結構難しいですよ。
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行動分析学の考え方がまとまっているが、横書きで読みにくい。
登校拒否の子がおのずと学校に行く確率を高めるてんびんの法則。
リストカットがやめられない子への対応が興味深い。
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「自分はすごい」的な感じと、説明の冗長さが読んでいて面倒だが、わかりやすい。「阻止」や「FTスケジュール」なども説明されていてよかった。「行動分析学入門」と合わせて読むと良いと思う。
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行動分析の道具箱。
行動分析がどのような場面活用できるかをケーススタディ方式で説明している。行動とは何か?行動の機能とは何か?など、基本的なところから丁寧に解説しているため、初心者にもわかりやすい内容。
Posted by ブクログ
「行動」というものの捉え方から自分の中での意識が変わった。
今まで行動だと思っていたことがそうでなかったり、行動の目的や結果について、再考するいい機会になった。