【感想・ネタバレ】クロネコヤマト「個を生かす」仕事論 “伸び続ける集団”の「発想・行動・信念」のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

チェック項目8箇所。サービスの質を向上させていく、新しいサービスを生み出す、より広くご利用いただくための方法を考える、当社では、これを現場(実際にお客様と接し、荷物を取り扱う職場)から本社まで、すべての社員が行なっている、「時代の変化に対応できる強い集団をつくる」ということについて、皆さんの仕事、年齢、興味に照らし合わせ、さまざまな立場から読んでいただければ幸いである。能力の高い、頭のいい社員ばかりを集めれば、成績が上向き成長していくわけではない、集団が一つの目標に向けて、一致した思いを持てることが一番大事なのだ。当社の人間が繰り返し言われ続けるのは、ただ「世のため人のためになることをする」ということ、現場では「お客様のためになることをする」という、ただそのひと言だけだ。時代に成果を出せる人間とは、誰が見ても、どんな時代のどんな基準にあてはめても「正しいこと」をしている人であり、「人を喜ばせること」を遂行できる人間だ、という判断だろう。仕事を「やらされるもの」ととらえず、自分たちで工夫し、努力し合うことを「面白い」と感じられるような社員であれということだ、そして当社では、そのような社員を重視してきた。不可能に挑戦する際は、リスクを覚悟するのは当然のこと、いざというときに迅速に対応するためにも、つねに備えておくことは不可欠なのである、経営トップが万が一のときの対処を覚悟していたからこそ、私たちは新しい事業に挑戦し続けることができたのだ。セールスドライバーは単なる配達員ではないのである、非常にクリエイティブで、ある種、コンサルタントのような能力が、これからは求められていくだろう、やる気のある人にとっては、非常に面白い仕事になる。

0
2014年05月25日

Posted by ブクログ

ヤマト運輸が、なぜ世界に躍進できたのか?仕事をするとはどういうことか?何を指針に問題解決に取り組めばよいのか?ということが、企業の歴史を通してわかりやすく書かれており、深く納得できました。企業理念の大切さを、あらためて認識させられました。いかに人材を育成し、どのような組織作りを心掛ければよいのかというヒントが、ここにあるような気がします。たいへん勉強になりました。

0
2013年05月04日

Posted by ブクログ

強い集団とは、しっかりした理念に支えられており、普通の社員が最高の仕事をする
お客様のため社会のためを実行することを前提として、利益は後をどうやって実現するかを検討する
世の中を変える新しい事業を生み出すというのは、規制のルールに不都合があるなら打ち破る覚悟が必要

0
2016年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この本で印象に残った個所。
リーダーになる人間がまず確認させられるのは、「私たちの仕事は何のためにあるか」という大原則。管理職になる人間は、ついつい考え方の違う部下たちを任されて「一体どうすれば彼らの心をつかめるか」とか、「どうすれば皆を動かせるか」ということばかり気を取られてしまう。実はそちらが重要なのではなく、第一に認識すべきは「自分の役割」であり、自分と会社との関係なのである。
とあった。
この言葉は、もし自分が何のリーダー、管理職になった際には肝に銘じておかなければならない。
私はどうしても自分が仕事を全て分かろうとすることがあるが、これではいけないのね。

0
2014年11月29日

Posted by ブクログ

会社のメンバー誰もが、会社が改善するよう考え、その意見が実行されるような体制づくりはどの会社でも必須なことだと思う。

時短、効率化への努力がはんぱじゃなく、言い訳をせず地道にこなす努力は見習わなければならない。こういう地道な作業が一番重要だし、結果的には一番利益としてかえってくることだと思う。

0
2013年06月21日

Posted by ブクログ

■クロネコヤマト

A.創業時の精神が薄れるのを防ぐため、同社では研修時などに『感動体験ムービー』という映像を上映している。社員が「仕事をしていて感動したこと」をまとめたもので、これにより、仕事の先に「喜んでくれているお客様がいる」という事実を認識させている。

B.同社では、課題が見つかった時、コンサルタント会社に委託せず、自分たちで徹底的に考える。こうして考えを尽くせば、たとえ結論にたどり着けなくても、派生して色々なアイデアが生まれるなど、そこまでのプロセスが会社の財産になる。

C.同社は、1 人の優秀な人間を育てるより、全ての人間がそれぞれの個性で考える「文化」をつくりたいと思っている。そうすれば1 つの事業が行き詰まっても、誰かがそれに代わる事業をつくり出すことができる。このように臨機応変に変化ができるのが、本当に強い集団である。

0
2013年06月02日

Posted by ブクログ

 著者はヤマトホールディングス代表取締役会長。小倉昌男氏のもと、宅急便の開発に携わった。
 同社の経営理念は「世のため人のため」。これをしっかり現場に根付かせることで、普通の社員が最高の仕事をする環境が出来るとしている。

(メモ)
■個を生かす集団の仕事論より
・人事 360度評価~TOP選びは衆目の一致するところ。
・リーダーは自分の役割と会社との関係を第一に認識すること。
・集団全体として考える力の強化に努める。
・提案が認められれば、思い切って事業を任せる。
・社外の人脈を作る。フットワークを軽くすること。

■5ソリューション
 クロネコヤマトは宅急便事業一本で成り立つ一本足経営から、宅急便を育てた周辺技術を使い、お客がメリットを感じられる事業をたくさん造る「ムカデ経営」を目指す。
 具体的には、同社が各家庭や企業まで確実に荷物を届けるラストワンマイルネットワークを基盤とした、情報技術・物流技術・金融技術の経営資源を組み合わせて5つのビジネスモデルが生まれた。

1.トウデイ・ショッピング・サービス 当日配送
2.ネットスーパーサポートサービス 高齢者買い物代行
3.グローバルダイレクトサービス 国際宅急便
4.マルチメンテナースサービス 家電修理代行
5.Web出荷コントロールサービス 送り状自動発行・追跡

■その他
・ボックスチャーター社
 全国の運送会社と提携した、フランチャイズ制物流ネットワークの構築。大規模災害時、いち早く物流網を構築できるメリットもある。

0
2013年05月29日

「ビジネス・経済」ランキング