【感想・ネタバレ】できればムカつかずに生きたいのレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年10月08日

自分を見つめる 家族を見つめる 編集する 呼吸 センタリング 水に流す 戸隠 シャーマンアシリ・レラ 屋久島 屋久杉 小杉谷 ろうあカメラマン井上孝治 花崗岩 記憶 宮崎勤 オウム 自分がどう感じているか相手に伝える

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Posted by ブクログ 2013年08月02日

十代の頃に出会いたかった一冊。その頃ならきっと泣きながら読んでた。今の自分は昔の自分とランディさんの言葉の間にいて両方を眺めてる感じ。だからかな、ランディさんの率直な言葉がただストレートに入ってくる。この人の本は小説よりもエッセイが好き。

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Posted by ブクログ 2013年03月28日

ランディさんの本はこれが初。全体を通して『受容』を感じ、とても良かった。人間としての、女性としての、親としての、子供としての…と、様々な立場の自分からの観点でとても正直に素直に言葉が重ねられており、だからこんなに言葉がスッと入ってくるのだなぁと思った。
ランディさんの捉え方が、すごく新鮮に私の中に入...続きを読むってきた。素晴らしい感受性の方と出会えて嬉しく思う。

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Posted by ブクログ 2012年06月26日

久しぶりに本が自分の心にものすごく響いた。
今までで響いた本て本田健さん、斎藤孝、河野善紀 とそうゆう感じで、ほとんどが一つのテーマを持って書かれた本だった。でも今回の田口ランディの本は本当に『エッセイ!』って感じで、内容はいじめの問題とか写真家についてとか屋久島についてだったりもういろんな方向に...続きを読む飛んで行くわけ。そりゃエッセイってそうゆうもんだから当たり前なんだけど。
例えばその中には題名からしてあんまり興味のないものとかもあって、適当に読み飛ばしたいなとか少し重いから避けたいって思うようなものが多いんだけど、その文章の中に予想外に響いてくるものがポツポツと落ちてて、それが本当に予想外なもんだからぐさっと印象を残してくれる。豪快だけど繊細ってゆうありきたりになってしまう形容が見事に当てはまる感性をもった作家の一人なんじゃないかなって思う。もちろん、興味のある題名の文章には主観的にも客観的に考えてもすごく素敵な言葉が散りばめられていて本がドッグイヤーとボールペンのせんでいっぱいになってしまう。
それとやっぱり文章が心に響くときって、きっとその文章が自分の今の人生に沿っているものなんだと思う。沿いつつそれを少しずらしてくれるような優しさ、今を認めつつより良いものを提示してくれる、でも押し付けない。そうゆう優しさを感じる本。今思えばというかあとがきを読んで分かったこの本のテーマは思春期。なるほどって納得。まだおれ自身思春期を引きずって生きてるんだ。

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Posted by ブクログ 2012年03月21日

彼女の考え方ってすごく共感できる
若い人に対して大きい声でメッセージが言えるっていいね
スピリチュアルな方に傾倒しすぎる所があって、その辺はよく理解できないんだけど。

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Posted by ブクログ 2011年02月06日

等身大に、そして丁寧に考えて書かれている本です。

読んだタイミングが良かったのか、読んだから起こったのか、
私も1つマンホールの蓋が一気に吹き飛びました。

ざっくばらんで読みやすかった。

そう言えば、昔「コンセント」を読んで、この作家は女性だろうか、男性だろうかとすごく疑問に思ったのを思い出し...続きを読むました。

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Posted by ブクログ 2010年11月23日

立場が変われば物の見方も変わる。

辛い事だったり楽しい事があったからこそ持てる視点というものがあると思う。

勝ったから、負けたから、出来たから、出来なかったから、それぞれの視点が持てて、

自分の視野が広がっていく。

人と話す事で、その人の人生や価値観を知り、刺激を受ける。

本を読む事で、そ...続きを読むの人が経験した事を想像し、その視点や考え方を知る。

でも、それに心をとらわれすぎず、自分に戻る。

影響はされるけど、流されない。

動じても、すぐに自分に戻る。

感動しても、落ち込んでも、笑っても、怒っても、自分の真ん中へ戻る。

それが我を捨てるという事らしい、

動じないのではなく、動じてもすぐに戻る。


老子はいう、「逆順一致」、順境も逆境も同じ事だとみなし、どちらに振られても一喜一憂しない。

それが聖人の生き方。

これを知ったとき、聖人というのはつまらなそうだと感じた。

でも誤解だったらしい。一喜一憂してもいいんだ、人間なんだから。

一喜一憂した後に、すぐに平安に戻る、そんな生き方が出来たらと思う。


老子の別の言葉、「無為」

心を鏡のようにし、自分はじっと動かない。過去も、未来のことも思い悩まず、来るものはそのまま映し、過ぎ去れば痕跡もとどめない。従ってどんな事態にも対応出来て、傷つく事も無い。

水のように、心を留めず、相手に逆らわず、姿を変える。

今なら理解できる。


この世界が美しいのは、美しいと感じる人間がいるから、

そう感じられる人間も美しい。

Everything has its beauty, but not everyone sees it.

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Posted by ブクログ 2010年11月03日

心のモヤモヤした部分を言葉で上手に表現してあって、あー私の言いたかった事はこれだったんだ!!ってなりました(笑)

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Posted by ブクログ 2011年10月17日

精神世界。自分について。家族。
「恨みつらみの晴らし方」での、
家族を疑似的に殺すドラマでぼろ泣き。

2009.5.26

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Posted by ブクログ 2016年06月19日

6年前?位に買った本で、読まずに積読していて、たまたま久々に手に取った。意外と面白かった、テーマが意外と重い印象。田口ランディさんの印象は、神秘的な物が好きな人な印象を持った、ご自身もだいぶそんな体験をしているなぁと思いました。夢でお告げみたいなのがあったり。。わりと事件の加害者側の心境を読み取ろう...続きを読むとする所も多く共感できた。僕自身「この人はこうなるに至る環境やこうならざる負えなくなった事があるのではないか?」とか考えてしまう。やったことは当然悪いけど、なんだか可哀想だなとか。屋久島の話で屋久島行きたくなりました。

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Posted by ブクログ 2015年10月24日

田口ランディさん。いいなと思わせてくれるにはじゅうぶんな本。このひとはこれ以外にもたくさんエッセイを出しているので、これからちょっとずつ読んでいきたい。たぶん、やさしい文章を書けるひとやから。

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Posted by ブクログ 2015年09月19日

私はイライラしていた。10代にしろ、今でもそうかもしれない。タイトルを見てはっとした。そうだよ。できればムカつかずに生きたい!作中では寧ろ著者のお兄さんに共感していて。いじめを受けていつも居場所がなく感じていたお兄さんと、私の引きこもり体験は何処かだぶっている。

皆、できればムカつかずに生きよう。...続きを読む人にある程度は迷惑かけてもいいから、わあわあ泣いちゃって醜態曝してもいいから、自分の居場所を探したり大切な人を見つけたりしながら生きよう。亡くなってしまったお兄さんは社会の穴にはまってしまったのだな、と思って私はとても気の毒に感じた。私は今はそういった人を助ける仕事を目標として頑張りたいと再確認した。

何故いじめはおこりますか?裏切りは避けられないけれど、知っていれば傷は小さくて済むかもしれない。あ、これが俗に言う裏切りと言うやつか、ふふん、私は経験済み!なんてね!
ナイーブになる必要はない。他者に対して鈍感にもなってはいけない!

頑張って生きていこうと思いました。

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Posted by ブクログ 2015年06月15日

タイトルに共感して本屋さんで手に取りましたが作者さんが
ものすごく正直で赤裸々に自分を語る素敵な人だなあという印象を受けました。
周りの人に悪く思われないようによく見せるための虚勢みたいなものが全くといっていいほどない。
自分の家族と折り合いが悪くて悩みを抱いている人がこの本に出合えたらずいぶんと抱...続きを読むえている荷物を軽く出来るのではないかなあと思う素敵な本です。

印象深い文面
p139 
それで、わたしは思った。なんだそうか「こだわりを捨てる」とか「欲を捨てる」とかいうけど、それは「こだわらない」「欲をもたない」ということでは決してなくて、「一度こだわってすぐ捨てる」「一度欲しがって、でもその思いからすぐ離れる」ってことだったんだ。それならわかる。私は22歳の頃「こだわらない」「欲しがらない」のが自我を捨てることだと思ってた。だからそんなのつまんないって思ってた。そうじゃなくて、あらゆる刺激に反応しながら、でもそこにとどまらない・・・・ってことならこんな素晴らしい生き方ってないって初めて思えた。反応するけどこだわらない。影響されるけど流されない。自分に戻る。こんな簡単なことが私はアホなので15年もわからなかった。


p229からp230
人を呪わない言葉を話す、そのためにはまず、自分が呪いから解かれる必要がある。自分の中の怨念と決着をつけないと言葉の癖はなかなか治らない。言葉のゆがみ、機嫌な態度はたいがい癖になっている。癖になってしまっているから自分で気づかないのだ。でも癖だからこそ治せる。

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Posted by ブクログ 2014年10月11日

・呼吸法の大事さ
深く考えて一生懸命大人になった過程が見える。
昔考えていた事を思い出させてくれた。
各章の分量がほんとにちょうどいい

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Posted by ブクログ 2013年02月17日

Village Vanguardで推してて何年か気になってたけど最近やっと手にしました。
青春時代に読みたい本。
家族について書かれたものが多く、自分と重なる部分では泣いてしまいました。
いろんな人が言うように言葉が直接的だから、私にとっては感情にすっと入り込んでくる本でした。

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Posted by ブクログ 2012年09月13日

田口ランディのエッセイは面白い。

話のまとまりはない。
だけど、彼女の視点は個性的だ。

特に印象深かったのが、「父性について」

ドラえもんを見て、父性について語る日があってもいい。

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Posted by ブクログ 2012年03月31日

盗作問題があって喰わず嫌いだった。もっと早く読んどけば良かったと思うくらい共感できる。オカルトへの距離の取り方は誠実さがあるな。
『コンセント』読んでるけど、このエッセイ先に読んでると分かりやすいかも。

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Posted by ブクログ 2012年03月16日

同じような境遇の人は共感できる部分は多々あり、自分が気付かなかった心の奥底を発見できたりします。
 ただ、心の中をあまり難しく分析しすぎて矛盾が生じ、結局「人間らしさ」「個人の自由」を前面に出した開き直りに落ち着いてる部分があります。

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Posted by ブクログ 2011年08月07日

偶然の再会した友達も、田口ランディを読んでいた。
そして、紹介してもらった本を、次の日に買ってよみはじめた。


すごく共感する本。

というか、こんな感じの内容が本になるなら、
私も本を書けるんじゃないかと、おもってしまった笑

それほど、ランディさんの言葉や体験に共鳴した。

似ているなあってお...続きを読むもった。
とくにこの想いたち。

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自分では何もできず、果敢に自己を表現している男の人たちの側にいて、それを手伝うことでかろうじて自分を満足させていた。
 だけど、いつも思っていた。なぜ自分には「表現したい」という衝動が噴出してこないのか。こんなにも表現したいと願っているのに、表現がわき上がってこないのか。人の後ろばかり歩いているのか、なぜこんなに自信がないのか、なぜ何をしたらよいのかわからないのか。
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文章を書いてみたいと思った。

徒然なるままに。


ふとした瞬間に、ものすごく共感する言葉がちりばめられていた、そんな本。


不器用でも、もがいても、あきらめないでとにかく動いてみようという、そんなテンションの本。

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Posted by ブクログ 2011年02月13日

家族の問題、17歳の時考えていたことなどをストレートに語っている。
思いをそのまま文章にしたような飾り気のなさで、読みやすい。

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Posted by ブクログ 2010年09月20日

コンセント・・3部作を読み、コラム的なものがランディさんの原点と知り読みました。
日常でいろいろ考えてしまうことを丁寧に書いてて、なんだか心がほっとした、そんな1冊。

コンセントでお兄ちゃんが自殺するけど、あれってランディさんの実体験に基づくものだったんだ、と知りました。

私は父性を持ちたい、に...続きを読む賛成。

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Posted by ブクログ 2011年09月15日

コンセントを読んで気になる著者のひとりになっていた。生きにくい時代はいつの時代も昔から生きにくくて。だからこそ自分を。そういうことをちゃんと見てきた人だと思って気にかけていた。K先生の話がいい。K先生はシリアスな映画を生徒たちに見せる。生徒たちの中には「映画を楽しめた頃にもどりたい」「知りたくないこ...続きを読むとを知った。苦しい」と感想を漏らす。K先生は「でもいいんです。ボクは若い時にはちゃんと絶望しなければ世の中のことを理解できないと思っています。だから生徒に思想によって谷に突き落とすんです。」発言コワイ。でも素晴らしい。本当のことだと思う。世の中のことを理解するまでには多少時間がかかっちゃう。でも。一時間に一回ムカついてた頃が一日に一回ムカつくくらいになり一週間に一回くらいに減りやがて相手がムカつく頃を迎える。相手が何でムカついてるのもわからなくなってくる頃ようやく。生きにくい時代ってどういう意味かそろそろわかる頃になる。

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Posted by ブクログ 2022年12月27日

序盤、ランディさんの生い立ちを読んでる時はエッセイなのに小説を読んでいるかと思うほどですごく引き込まれた。
話の切り口が社会問題で、当時のことも知れるので面白かった。こんなに自分の意見をスパスパ言えて羨ましいし、清々しさを感じた。他のエッセイも読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2019年07月06日

音楽や文学に関して優れた感受性を持ち、様々な分野で秀でた才能を持ちながら、構成力に欠け、子供の頃は格好のいじめの対象となってしまう。ようやく社会人になって就職するも長続きしない。家を出ては仕事を辞め、舞い戻るを繰り返す。ちょっとした挫折が無気力を招き仕事にも就けなくさせる。ついには雨戸を締め切り自室...続きを読むに閉じこもり、家庭内暴力を繰り返す昼夜逆転の生活が始まることに。刺激の少ない単調な生活は、脳に影響を及ぼし正常な判断力を失わせていく。脳神経は一つの回路だけが太く強くなり、あらゆる思考は親が悪いに結びついていく。心の底にある母親に愛されたいという強い願望は暴力としてしか表れず、一人苦しむ。歪んだ思いが錯綜。思考は堂々巡り。新しい考えに至れない。脳の神経細胞が委縮し脳そのものが弱体化していく。そして死。たった一人の兄に何かできることはなかったのか。著者の懺悔ひと言一言が胸に突き刺さってくる。

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Posted by ブクログ 2014年04月07日

心当たりが、そこかしこにあり、私の現状に光が見えた気がする。
愛で編集。私も疑い深いので、そのあたり向き合ってみようと思った。

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Posted by ブクログ 2013年05月29日

再読。何回読んでも飽きないしその都度新しい発見がある。『まっすぐな言葉の模索』の、とにかく相手に自分の気持ちを伝えることを優先させるということ。『寺山修司さんの宿題』はなんだか胸が一杯に。

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Posted by ブクログ 2012年05月10日

エッセイ集というかコラム集というか。
著者・田口ランディが、最初は家族について思うことから語り始め、いじめについて、そして、さらに精神的なことに話はすすみます。すすむといっても、一つ一つの話が連続しているわけではありません。ただ、配列に意図というか何か意味するものがあるように感じました。

実は、田...続きを読む口ランディについては、この本を読むまで名前も知りませんでした(汗)。だから、先入観も一切なしに読んでいます。そんなふうに読んで感じたことは、本人は、自分をいいかげんな人のように書いていますが、とても真摯でまじめにいろんなものを受け止める人なんだろうなということです。まじめにまともに受け止めすぎて、世の中を生きづらくなってしまっていたのかなぁ…と。微妙に過去形なのは、本文のなかにもありますが、今(著作時)の著者は、もっと肩の力が抜けているような感じがするからです。心の内面を文章にすることで、なにかが抜けていった、昇華したのかもしれません。

本を読む方としては、肩に力が入った著者の心情をたどって読むことになるので、ちょっと重く感じました。これは、著者が通った小学校が私の母校であり、おそらく中学も同じ中学に通っていた、(高校は別)ということが原因かと思います。書かれている情景が、自分が育った景色と重なってしまい、自分の身に引き受けようとしてしまうからのような気がします。
この自分の身に引き受けるということについても、この本の中で語られています。語られていて、そうだなぁと同感はするけれど、実践するのは別の問題。
そのあたりが、心って難しいなぁと思います。

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Posted by ブクログ 2011年03月28日

等身大で書かれている。賛否両論はあるのかもしれないけど、似た部分もあるようで共感することもしばしば。胸のつっかえが取れる言葉も。

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Posted by ブクログ 2011年07月11日

購入:題名と表紙の、反抗的な部分に惹かれて購入。
著者の興味関心や目線が少年少女のそれと変わらなくて、
答えのでないことに対して考えを巡らせている著者と
同じように読者であるわたしも考えてみるのがおもしろい。
暴力やいじめなど心の痛くなるトピックもあるが
著者なりの解釈があって痛いだけで終わらない。...続きを読む
単なる前向きではない、個を大切にしていくこと。

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Posted by ブクログ 2014年05月31日

これはまた、センセーショナルなタイトルだなと思います。そして、私自身もそう思います。『できれば』なのであって実際は、よく腹も立つし、『ムカつく』んですけどね。

26の短編からなる一冊の内容は、イジメに家族の問題、精神的な問題、宗教、犯罪…と本当に多くのことについて書かれています。私自身は移動の合間...続きを読む合間に読んだのですが、一気に読むよりもそのほうがいいのではないかと思います。決して、すべてに共感できる一冊というわけじゃないんです。え?とか、違うだろーって思うこともあるし、うんうんと頷いたり、何となく自分の頭にあったことを代弁してもらう感じもあったりと、様々なんですね、感想が。

そして一つ一つのエッセイにパワーが溢れていて圧倒されるんです。伝えたい、書き記したいという気持ちが強くて内容の重さ如何にかかわらず、こちらにパワーが無いときに読むと負けてしまうかもしれません。

論じたいことが山ほど語られているので、読む人それぞれに印象に残る部分が違うかと思います。私は「春の陽をあびて蘇る」の部分がとても好きです。

(2005年4月17日)

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