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Posted by ブクログ
東京落語が京須偕充さんなら、上方落語は小佐田定雄さんだろう。
現代における落語の第一人者である。
落語作家である小佐田さんが解説するのを聞いていると、聴く前から面白そうと思えてくる。
常々は東京落語の方をおもに聴いているが、やはり住まいの関係上、上方落語も聴く。
本書は、話のあらすじに加えて、小佐田さんがピックアップしたこれぞっという決めぜりふや、詳しく掘り下げた内容が楽しい。
東京落語と上方落語には共通の噺がたくさんあるが、聴きくらべると今更ながらおもしろい。
こてこての関西弁が鼻についてイヤになるときもあるけれど、「ほんまにあほなこと言うてるなぁ」と単純におもしろい。