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Posted by ブクログ
後に永世名人3氏(森内、佐藤、羽生)を輩出したことで有名な島研を主催者だった島朗による自伝。
内容はもちろん3氏のこともあるけれど、基本的には自伝。そして哲学的なメッセージも多く、参考になった。
観察者
羽生さん、森内さん、佐藤さんを擁した島研主催者だった島さんの本。
内容的に薄いとは言わないが、
雑記帳を集めたような構成で、
話や時代があちこちと飛ぶので少し読みづらい。
どこから本心かはわからないが、
島さん自体の将棋に勝つことへの諦めや、
上記3人に対する圧倒的な畏敬の念が強すぎるようにかんじられた。
森内さんの「覆す力」のような、羽生さんに憧れつつもチャレンジし続ける気持ちが感じられず、応援したくなる感じにはなりにくいかもしれない。
よく現役でこの感覚で書いたなと思われるほど、意図的に距離をおいたような観察者目線で将棋界が語られている。
もう少し、なんにでも 粋な感じ を重視する思考がなくなれば、強いのだろうなぁと思ったりする。
Posted by ブクログ
将棋棋士の本だけど、棋譜は出て来ない。
トッププロのこころの在り方、対峙の仕方、生きる指標など、ちょっとした“神は細部に宿る”に通じる日常の些細な事。
どれも将棋だけでなく、あらゆる本質に通じるものがあると思った。
Posted by ブクログ
将棋界を代表する「羽生世代」の羽生、森内、佐藤が所属した「島研」の主宰者である著者が、3人との関わりや、将棋界に関する様々なことがらについて、思いを語った一冊。
一つ一つのエピソードは面白いのですが、断片的なメモを集めただけという印象で、本としてのまとまりが今一つなのが残念でした。