感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2009年10月04日
2009年3冊目。
去年買ったが、序盤で挫折していた本。
改めて読むと非常に面白い。
自分自身の経験と照らし合わせることでより深い考察の出来る言葉、思考の入り口のようなものが多くある。
また、人生の経験を増やした後、もしくは違った心情の時に読むことで、一読目ではわからなかった部分が判明したり、一読...続きを読む目と違った解釈が出来たすると思うので大事にしたい本。
Posted by ブクログ 2015年01月10日
日本語なのによくわからない。でも分かり易ければいいというわけではない。わざと難しく書いているのではない。日本語で考えにくいことを考えていた面もあるし、単純な決めつけを嫌い、世の中がもっと複雑であることを言いたかったのだと思う。
Posted by ブクログ 2011年05月22日
[ 内容 ]
日本の近代批評の創始者であり、確立者でもある小林秀雄-。
厳しい自己鍛錬を経て記されたその言葉は、没後二十余年の今日なお輝きを増し続け、人生の教師として読む者を導いている。
人間が人間らしく、日本人が日本人らしく生きるためには、人それぞれ何を心がけ、どういう道を歩んでいくべきか。
八十...続きを読む年の生涯の膨大な作品の中から選り抜いた、魂の言葉四百十六。
[ 目次 ]
批評とは竟に己れの夢を懐疑的に語る事ではないのか-24~28歳
君は解るか余計者もこの世に断じて生きねばならぬ-29~31歳
確かなものは覚え込んだものにはない強いられたものにある-32~33歳
広く浅く読書して得られないものが深く狭い読書から得られる-34歳
不安なら不安で不安から得をする算段をしたらいいではないか-35~36歳
誤解されない人間など毒にも薬にもならない-37歳
美しい「花」がある 「花」の美しさという様なものはない-38~43歳
モオツァルトのかなしさは疾走する 涙は追いつけない-44~46歳
人間は憎み合う事によっても協力する-47~48歳
美は信用であるかそうである-49~51歳
見ることは喋ることではない 言葉は眼の邪魔になるものです-52~56歳
考えるとは物と親身に交わる事だ-57~61歳
プライヴァシーなんぞ侵されたって人間の個性は侵されはしない-62~74歳
宣長が求めたものは如何に生くべきかという「道」であった-75~80歳
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ 2010年09月27日
ちょっと他人の思想を知りたいと思って読んでみた。
でもやっぱり自分は阿呆だから何回も読まないと理解できない。
しかも全部は読めない。疲れるから。はは。
私的に印象に残った言葉:
自己嫌悪とは自分への一種の甘え方だ、最も逆説的な自己陶酔の形式だ
私ってやっぱり駄目だなって思いながらまた自己陶酔して...続きを読むました。学習能力が欲しい。
Posted by ブクログ 2023年01月18日
ぶつ切りの引用集であるため、当然のことながら文脈がわからない。気になる作品を探すのに利用すべし。人それぞれに文体があることがようやくわかってきた。
Posted by ブクログ 2017年02月01日
自分の年齢と照らし合わせて読むのがオススメ。20代の私は小林秀雄の20代あたりのことしか理解できなかったが、年をとればその後の言葉も理解できるようになるのかもしれない。
前後の文がわからないので全て理解するには小林秀雄の本を読まねばならない
Posted by ブクログ 2013年08月11日
小林秀雄の著作からテーマをまとめて言葉を抜粋した本。
自分には見えてないことが、この方には見えていたのだと文章を読めば読むほど感じた。
気分によってどの部分を読むかを決めて読めるのが、この本のいいところ。
Posted by ブクログ 2013年01月01日
小林秀雄はほんとにいろんな本の中で言及されていて、その中身は毀誉褒貶あるのだけれど、いずれにせよ「本読み」としては絶対に読んでいなければいけない作家の1人だとは思う。
とはいえ、なんか僕には敷居が高い気がして、「敬して遠ざける」対象だったんだよね。
それが、なにやら良さげな言葉を集めた「いいとこ取り...続きを読む」の本があるらしいではないか。こりゃ幸い、と飛びついた本。
読後の感想。いやー、素晴らしい。
特に若かりしときの不安な心境とか、死に向かう姿勢とかの感性は共感できるものだったし、何よりレトリックが素晴らしい。これぞ美文、という感じがするし、行間に深遠な真理が滲み出ている感じもする。やるじゃないか、小林秀雄。
と、非常に楽しめたのだけど、留意しておくべきは「深遠な真理を語る」ことと「深遠そうな真理が語られている気がする」こととには、千里の径庭があるということ。
本書を読んだからといって、僕は小林秀雄をそれなりにでも知っている、とはとても言えないことは理解しないといけない。
Posted by ブクログ 2013年08月10日
小林秀雄氏の生涯の作品より、選り抜いた416の言葉が収録されている。
年代ごとに分けられているが、特に解説などはない。
その一文である程度完結できる内容もあるが、前後の文脈がわからないため内容が十分にわからない部分もある。
ただ、時系列に並べることで小林秀雄の思考の流れを読み取れるのは興味深い。
個...続きを読む人的には、以下の言葉が心に残った。
「自惚れるのも絶望するのも才能を要し、その才能も学んで得なければならぬとさえ考えている。」
Posted by ブクログ 2010年06月15日
□概要
評論家である小林秀雄の名言集。
恥ずかしながら、ちゃんと読んだことが無く・・・
まずは、とこの本ともう一冊『考えるヒント』を購入しました。
こちらはいろんな著作からの抜粋があれこれと続くスタイルなので
じっくり読む本ではないのですが、言葉、言っていること、
その切れ味に唸ります。
例え...続きを読むばこんな。
モオツァルトのかなしさは疾走する。涙はおいつけない。
涙の裡(うち)に玩弄するには美しすぎる。
□活かせる点
言葉には力がある、ということを感じます。
ぐさっと刺さるテキストや、すっと切れる提案書を書きたいですね。
(さわ)
Posted by ブクログ 2009年10月18日
小林秀雄については詳しくなかったのですが、日本人でこれだけの名言を吐ける人物がいたというのは嬉しいです。著作を読んでいないと前後関係がわからず理解し辛い言葉も一部あるが、全体量が多いのでさほど気にならないかな。