【感想・ネタバレ】江戸の名奉行 43人の実録列伝のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2017年08月28日

必ずしも名奉行ばかりではないが、江戸幕府の要職である寺社、勘定、町奉行などで特徴のある人物を紹介した本書はなかなか興味深い。時代小説で熱中した鬼平、時代劇で有名な遠山(金四郎)の意外な一面も伺えたが、それよりも私の知らない奉行、例えば矢部定謙の名裁きのような逸話を知ると、落語の政談を聞いたようで気持...続きを読むちが良い。中には鳥居忠耀のような鼻持ちならない奉行が、高い役職に就いているのもまた事実ということに暗然となった。

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Posted by ブクログ 2021年01月03日

江戸を通して、町奉行、寺社奉行、火付盗賊改などを務めた多くの人が取り上げられていて、その時々の大事件を知ることができて、面白かった。大岡越前や遠山金四郎、長谷川平蔵以外にも、多くの名奉行がいたことが分かる。また、拷問には手続きや奉行・老中による許可が必要であるなど、決して支配層として自由に執行できた...続きを読むわけではないということが分かり、興味深い。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年06月23日

鬼平、大岡越前、遠山の金さん・・・。時代小説や時代劇で知られる実在した町奉行、勘定奉行、火付盗賊改など名奉行43人の実像とは?「名裁き」から生まれた泣ける人情話から、過酷なる取り調べ、火あぶりの拷問、島流しの実態まで豊富な史料から明らかにします。読めば時代小説がさらに深く楽しめるファン必携の一冊。(...続きを読む親本は2008年刊、2012年文庫化)
・はじめに
・第一章 草創期の幕府を支えた名奉行
・第二章 太平の世に活躍した名奉行
・第三章 幕末動乱に立ち向かった名奉行
・あとがき

取り扱う人物によっては、やや物足りない部分もあるが、よくぞ43人取り上げたものと感心する。とっかかりの本としては良いのではないか。有名どころはもとより、マイナーな人物(鬼平の父とか)まで取り扱っている。巻末に主要参考文献があるのも嬉しい。

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