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上巻。
とても好きな作品です。最初単行本を図書館で借りて読んだのが最初ですが、手元に欲しかったので電子版を購入しました^^♪。女子高生の主人公が、ある朝月曜日だと思って学校に行ったら火曜日で…?てな所から始まった物語。月曜日の記憶がスッポリ抜け落ちている彼女ですが、友人達によると前日の自分は普段と変わらず過ごしていたとの事。その後、自分の書いた覚えの無い日記の自分の言葉に従い優等生な同級生に相談し…てな展開。一気に読んだ方が断然面白いので、すぐに下巻へ❤
久しぶりのヒット!
とても面白くて謎なタイムリープのしかたは、今までになかったかも。その都度、上手く謎を解明してくれて心地よかった。あまりの面白さに下巻は一気読みしてしまいました。
Posted by 読むコレ
再読。ふと、焼酎でも飲みながら極上の時間を過ごしたいなぁ、等と思い引っ張り出したのがこれでした。
本作は自分の読書史における最高の一冊としている物語で、既に二桁回以上も読み返している自分的モンスターノベルです。
どこがいいのかと訊かれても、ここで語るには枠が狭すぎますが、題材、展開、キャラクター、伏線、恋愛、何処を掘っても自分の陳腐な語彙では極上としか出てきません。
特に天才・和彦の存在感は圧倒的で、翔香の時間軸の外から絡まった事象を理解し、巧みにほどいていく様は痛快の一言です。
トイレに行く間も惜しんで下巻へ。
Posted by ブクログ
構成の秀逸さは多くのレビューで語られているとおり。それよか、"合宿所"やら"ピロティ"やら"蛍光堂(=敬光堂)"やら、同世代の東校OBでこそわかるディテールに感涙!
Posted by ブクログ
おまじないの効果はいかに?結果が気になる。
時間を跳躍する発想は面白かった。
・君に付き合う ・君と付き合う
・俺がそんな事を言うのか? ・「言った」のよ
時間がトリックのような使い方である。
主観的な時間を、相対的に論じるところに面白さがあるのではないか?
翔香にとっての時間の流れは一方向である。
和彦(=一般)の時間軸を基本にすると、翔香の時間の進み方が前後しているように感じる。
記憶と記録をうまく表現していると思った。
Posted by ブクログ
高校生の時、友人のおすすめで読んだんですが。 こういう時間移動モノで、一応破綻が全く無い話は珍しいよなぁ、とか思いながら気がついたら上下巻読み終わってましたw
Posted by ブクログ
ずいぶん昔に読み、今なお読み返す本。
タイムトラベルもので、主人公の少女の意識だけが時間の流れから切り離された状態で話は進みます。
パズルを完成させるような話の展開で、時系列を整理しながら読んでいく面白さがありました。あちこちに散らばる伏線が回収されていくので、上下巻を通して、わくわくドキドキしながら読めました。
Posted by ブクログ
突然時間跳躍能力を有してしまった女の子の物語です。
体は移動せずに、意識のみ移動するって設定が面白いです。
タイムトラベル物ってのはSFでは定番だけど、意識だけ飛ぶってのは新鮮ですね。
主人公の女の子が混乱していく様や、協力者の男の子が矛盾を説いていく様は面白いです。
冒頭部分は、下巻の最後に明らかにされるんでしょう。
続きが楽しみです。
Posted by ブクログ
とにかく、一気に最後まで読んでしまった。
このような引き込まれる本は、以後出会えていない。
主人公の混乱した状態で始まり、最初はよくわからない。
しかし、読み進めるにしたがって、次々とパズルのピースがはまっていく様な頭が冴える様な感覚がある。
比較的古い作品なのだが、時間旅行系の話が好きな方には、一読の価値があります。
Posted by ブクログ
タイムトラベルもの、好きです。
その中でも最もいい話でした。
でもタイムトラベルの範囲は10日も
ない程度。
でも面白い。
若干ミステリー的な要素もありオススメです。
あ、下巻もあります。
Posted by ブクログ
高校生時代に読みましたが、それから何度も何度も読み返してしまうほど好きです。
タイムスリップと言ってしまえばよくある話のように聞こえますが読めば独特の時間軸に引き込まれます!上下巻と2冊しか無いのにが読み応えは抜群!!
Posted by ブクログ
先が気になってどんどん読めてしまう本。
SF、ミステリー、恋愛の要素が詰まった本で
非常に読みやすく面白い内容です。
(30分で読みました^^;)
最後になって、「漸くここにつながるのか~」と納得できて、
とても気持ち良い終わり方だと思います。
Posted by ブクログ
ラベンダーと猫と車のタイムトラベル物の欠陥を、クリアしている作品と紹介された。まだ良くわからない(大体上記3作品を大昔に読んだので細部を忘れている)けど、冷たい理科系男は昔から好みだし、ストーリーに無理がない。でもこれ、だんだん昔読んだ気がしてきた。
Posted by ブクログ
再読 下巻省略
題名どおり時をかける少女なお話
時間移動による矛盾処理がきれいで素晴らしいが
小説としては登場人物の描写がくどく
「ミステリじたて」な展開の甘さを感じる
SF部分高いゆえにミステリ展開低さが際立つ
書かれた1999年が遥かな時を経た先に思われる登場人物の挙措は
児童向け作品をむりやりちゃんと時間SFに成長させたようなそれ
現在のライトノベルにおいてそのまま使用はできないが
活用を検討できるものと思う
Posted by ブクログ
10年くらい前が初読。 やっぱり何度読んでも読み終わった後にもう一回読み直したくなる作品。
若松くんのがちがちな偏屈者、ってほどでもないキャラクターが割りとリアル。 実写が残念だった記憶が…今新たにやっても行けると思うんだけどなあ。
Posted by ブクログ
高校2年生の翔香は昨日の記憶が飛んでいることに気付くが、それから無意識に時間移動するようになってしまう。唯一頼れるのは、まだ見ぬ月曜日の自分が日記に書き残した同級生の若松だけ……。何曜日から何曜日に移動して、今何曜日なのか最初は混乱しますが、読んでいるうちにどんどん引き込まれて来ます。意識と身体の時間が別々になっていると言うことで、タイムパラドックスが説明されているところも納得です。これははまります。いざ下巻へ。
Posted by ブクログ
タイムトラベルものが好きで、評価が良かったので読んでみましたが、よかったー!
どんどん謎を解いていく感じがたまらなく好き。
タイムリープを信じてなかった協力者の男の子が変わっていく様子もよかった。読んでよかったです♪
Posted by ブクログ
今日は月曜日じゃないの?何言ってんの今日は火曜日だよ。
日曜日の次は月曜日でしょ?当たり前じゃない。
自分1人ではこの謎は解けないそう思い自分の日記を確認すると
同級生の優等生和彦を頼るように記されていた。
主人公翔香は他のみんなと違う時間の流れを感じるようになった。
翔香にとっての明日はみんなにとっての昨日だったりする。
どうやったらこの時間の流れから開放されるのか
また、なぜそうなってしまったのかその謎を解いていくお話です。
意識だけのタイムリープ、安全だとわかれば移動できる時間。そもそも日曜日からの未来である1週間に移動しているってことは安全だったってことの証明にはならないのかと考えた。謎を少しずつ解き明かす書き方は入り込めました。
Posted by ブクログ
面白いと薦められて。面白かった。グイグイ読める。構成が秀逸。本当にパズルみたいにピタピタってはまっていく。しかも、根幹は本当に最後までわからないという…上下巻、一日で読み終えた。
Posted by ブクログ
なかなかベタなタイムリープモノ。
物語の展開といい、人間関係といい落ちて欲しい所にストンと落ちる王道っぷりはスラスラ読めて心地よかったです。
しかし、タイムリープというSF的要素に法則性を与えて、ルールから作り上げる推理モノのような作品。
米澤穂信の100冊に入っていたから読んだのですが、米澤先生が折れた竜骨の原型となる作品を書いた時に念頭にあったのではないでしょうか。
Posted by ブクログ
古本で見つけたので10年ぶりくらい(!)に再読。この本に幼いころ出合えたのは幸運だったと思う。変に厨二くさくないし、最近のラノベラノベしたアレは勿論無い。時代的にも内容的にも、時をかける少女の小説版とアニメ映画版の中間くらいな感じがする。感想は下巻で。
Posted by ブクログ
実はこの本を読む前にオマージュ作品を読んでいたので、この題材のものを読むのは二度目。しかしそれを差し引いても予想以上に面白かったです。時間SFとして綿密に計算されており、次にどんな風に来るのか楽しみにして読んでいました。そしてフワッとした軽さで読みやすかったです。下巻にはまだ手を出していないのでハッピーエンドかまだ分かりませんが、とりあえず上巻の頭に戻って読んでみるとニマニマが止まらなかったです。さあ、下巻だ!
Posted by ブクログ
タイムスリップものの、秀作!あっちに飛んだり、こっちに飛んだりと、複雑に入り組んでいるので、思わず時系列を表にしたくなりますが、やがて、な〜るほど、と膝を打ちます。ラストまでに、バラバラだったパズルのピースがピタリと合って、完成された絵図が見えるような小説は、気分がすっきりするのでした。
Posted by ブクログ
月曜日だと思って学校に行ったら、火曜日の時間割りだった。なぜ月曜日の記憶がないのだろう。記憶喪失にでもなったのか、それとも自分の中に違う自分がいるのか。不安なまま帰宅した翔香は月曜日の日記に、自分の筆跡で書かれたメッセージを見つける。クラスメイトの若松和彦に相談しろ、と。
水曜日、翔香は和彦に自分の身に降りかかった出来事を話すが、肝心の和彦は何も知らなかったし相手にもしてくれない。しかし翔香がその後何回か時を跳び越え、その証拠に未来を予言して見せると、この現象の解明に和彦は協力してくれるようになる。はたして何が原因で翔香はタイム・リープするようになってしまったのか。翔香は普通に時を過ごせるようになるのだろうか…。
翔香が行うタイム・リープは、精神だけの時間移動である。つまり、翔香の身体は途切れることなく時間の流れ沿って存在しているのに、翔香の意識だけがぽんぽん跳んでいるのだ。危機を感じると安全な時間を求めて跳び、自分が無事だったことが分かると元の時間に戻ってくる。そういうメカニズムらしい。
跳んだときにできる時間の空白が、後でその時間に戻ってくることによってパズルのピースがはまるように、ぴったり埋まっていくさまが快感である。最初のピースと最後のピースが繋がって完成した図は、きちんと枠に収まっていて見事としかいいようがない。
和彦がかっこよくて、頭が良くて、運動も出来る、けれど女を寄せ付けない雰囲気を纏う反則的なキャラだったり、その和彦と翔香があれやこれやあってなーんかいい感じになってしまうあたりがいかにもライトノベルだけどね。
Posted by ブクログ
怖い事が起こると時間を跳んでしまう現象(タイムリープ)が起こってしまった女子高生(翔香)と、それを解決しようと奮闘する時間移動ができない男子高校生(若松)のファンタジー物語。翔香がまだ経験していない時間に対して予備知識を与えないように情報管制を敷きながらタイムリープ現象の本当の原因を究明するストーリー。タイムリープできない若松くんが論理的思考力のみで過去の知識、未来の知識を使い分ける姿がカッコいい。頭脳派の若松くんが最終的には身体を張って翔香を守るシーンが好き。敵を騙すならまず味方からという言葉に説得力がある。
Posted by ブクログ
細田守の映画をテレビでやっていて、
細田守と言えば、時をかける少女だよなぁ
タイムスリップものの小説が読みたいなぁと思い手に取りました。
何年も積んでいた本。
タイムリープといって、ピョンピョンと時間を行ったり来たりするので少しややこしかったです。
ヒロインのドジっ子っぷりが、いくら何でも酷いでしょ!
と思ったのですが、どうやら理由がありそう。
下巻でビシッと決めてくれそうな作品なので期待。
Posted by ブクログ
上下セットで読みました。
タイムスリップもの。時系列の有効活用。過去未来に人がジャンプするのではなく、
本人の意識(記憶)だけが過去未来に跳躍するという設定が面白い。SFは設定さえ面白ければいいような気がしてきた。設定がお刺身ならば、セリフが菊、地の文がツマ。それでも立派に作品作品してるし面白い。
Posted by ブクログ
鹿島翔香。高校2年生の平凡な少女。
ある日、彼女は昨日の記憶を喪失している事に気づく。
そして、彼女の日記には、自分の筆跡で書かれた見覚えの無い文章があった。
“あなたは今、混乱している。若松くんに相談なさい・・・”
若松和彦。校内でもトップクラスの秀才。
クラスメイトの鹿島翔香に起こっている不可解な記憶の混乱を分析した彼は、翔香に告げた。
“タイプ・リープ―今の君は意識と身体が一致した時間の流れの中にいない・・・”
かなり前に話題になっていたのですが、タイムトラベルものは苦手なので敬遠しておりました。
もう10年以上前の作品になってましたかぁ。
この作品では同じ時を繰り返すことがなく、一週間の中で時を飛んでいます。
切り貼りしたフィルムをつなぎ合わせたようなもの?
そして混乱する翔香に対して常に冷静な若松という組み合わせで、まだ理解しやすかったです。
そして翔香がタイム・リープしだした原因にも説得力があり、とても綺麗にまとめてくれています。
犯人(?)はすぐにピンときましたが、ミステリではないのでまあよし。
とにかくこの整合性はとても美しい!
翔香とともに混乱しながら、先が気になって一気に読んでしまいました。
会話が多くて読みやすいということもあります。
文庫ですが、上下に分ける必要がないんじゃないかというくらい、すぐに読めてしまいました。