【感想・ネタバレ】吉原暗黒譚のレビュー

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Posted by ブクログ 2014年07月21日

この人ホントに作品の幅が広いなと思う。伝奇物も書いているけれど、これはどちらかという本格時代小説といえるだろうと思う。それでいて題材は非常に現代的で面白い。しかもプロットが秀逸。手の内をあらかた晒しておきながら、そのまま終わらせないところがさすがだと思う。

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Posted by ブクログ 2024年01月16日

誉田哲也氏の時代小説『吉原暗黒譚』
妖シリーズに通じるこの物語をデビュー当初に書いている事に驚きを隠せない。
舞台は、吉原遊廓
花魁の格付け、遊廓の仕組み、女衒と呼ばれる人とは、何が粋で、何が不粋なのか、などなど、読んでいて勉強になり、飽きさせない工夫は、さすがページ・ターナー、誉田哲也ここにあり!...続きを読むと思える作品でした。
再読ではありますが、改めて感動しました。

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Posted by ブクログ 2023年12月24日

よかったです。連続したシリーズ物になってもイケるんじゃないかと。
誰を主人公にするか?それぞれの人物が主人公になってもいいんじゃない?

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Posted by ブクログ 2021年09月14日

普段著者が描く刑事シリーズが好きでこれも読んでみた。著者初の時代小説ということだが、時代背景に違いがあっても著者自身のスタンスは変わらない印象。江戸時代版刑事小説みたいなミステリー。
江戸時代の吉原が舞台。描写が細かく違和感なく雰囲気が伝わって来る。面白かった。

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Posted by ブクログ 2020年12月29日

映画化しても映像が華やかで面白いだろうなぁーと思いながら読みました。もうしてるのかもしれないけれど。

吉原、花魁殺し、狐面。

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Posted by ブクログ 2018年03月04日

吉原を舞台にしたダークファンタジー的なミステリー。
ちょっと宮部みゆきの時代劇x不思議系ミステリーに似た感じの作品です。
誉田哲也氏の作品の中では、妖の華という作品に少し似た系統かなと思いました。
彼の時代ものってあんまりイメージになかったですが、違和感なく、物語に引き込まれました。
女性が魅力的な...続きを読むのはやはりというか、主役は冴えない八丁堀の役人なんだけど、元花魁の彩音というキャラが印象的。色っぽくて強い、やっぱ誉田作品には女性キャラだよなっていう感じです。

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Posted by ブクログ 2017年09月03日

「姫川玲子」シリーズで有名な誉田哲也さんの初の時代小説。
普通の捕物帳とは少々異なり、ピカレスク臭もする。
だが面白い。息つくひまなく、読んでしまった。
続編が待ち遠しい。

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Posted by ブクログ 2016年06月11日

姫川シリーズのストロベリーナイトを描いた誉田哲也の時代もの小説。吉原の番所に勤める同心を主人公に、花魁殺しの犯人である狐面を探していくストーリー。それと大工の男と長屋に住む娘さんとの淡いラブストーリーを絡めつつ、最後には一つにまとまっていく。
誉田哲也らしくエロティシズムなシーンもありつつ、グロテス...続きを読むクなシーンも盛り込んでおりなかなか読み応えがあった。ストーリーについては予想を大きく裏切るものではなかったが、無理やり繋げた感じは無くスッキリ読めた。主人公の同心が決して清廉潔白な人間ではなく腹黒さを持った俗人であるところもいい。
それぞれのキャラがしっかり立っているので続編も十分いけると思う。

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Posted by ブクログ 2015年06月18日

「ジウ」や「ストロベリーナイト」でお馴染の作者の、
唯一の時代小説らしいですね。
吉原モノが好きなので読んでみましたが、
花魁の連続殺人を追う貧乏同心”今村”を中心に進む話と、
吉原とは関係ない同じ長屋に住む”およう”と”幸助”の恋愛話が程よく語られている。
関係ないようでいて、最後にすべて交わる様...続きを読むは見事です。
でも残念ながら、オチ(犯人?)は途中でわかってしまうかな。
それをひっくるめても、テンポがあって面白かった!
私の中のイメージでは、
仕事人の中村主水サンが浮かんでしまいました。(笑)

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Posted by ブクログ 2014年07月25日

面白い。江戸の捕物帳と思いきや、現代的多重人格の要素もあり。そういう病気の概念ない時代なのが興味深い。

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Posted by ブクログ 2014年01月30日

誉田哲也の時代小説ってどんなのだろと手にした作品。
いきなり主人公が『今村圭吾』。
あれっ?現代の話?と思いつつ読み進めた。

ずるずる惹き込まれて一気読み。

正義の味方ではなく、借金を抱える貧乏同心の金に関しての要領の悪が『粋』なのかも。

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Posted by ブクログ 2013年12月26日

やっぱり、誉田哲也は面白い!
久しぶりの一気読み(^-^)v。

“緩”と“急”、
“明”と“暗”、
“静”と“動”……のコントラストが心地好い(^-^)v。

事件の“締め”方も、「粋」で良い!

主役(?)2人のキャラも立っているし、シリーズ化しても売れるだろうに長らく絶版だったというのが、全く...続きを読むもって勿体ない。

★4つ、9ポイント。
2013.12.26.了。


……誉田さん……
賢く強い魅力的な女性主人公を創り出すだけでなく、今回の「およう」や、筆者のブレイク作に登場した「S」のように、不遇極まりない女性を描くのも得意な模様(笑)。

……巻末解説文……
“あらすじ”と“筆者の別著作を絡めてこじつける”に終始した文章。誉田ファンなら誰でも書けそうな内容にガッカリ(苦笑)。チープ。
●●評論家と肩書き打つなら、もうちょっと気のきいた解説をしてほしい。

※自分に文才があるわけではないけれど。


“紅鈴”との関連についてのくだりは興味深いけれど……解説者が書いたように、“紅鈴の物語”としての作品展開は、まずないだろうし、してほしくもない。

そこまでこじつけると、「伊坂もの」になってしまう(苦笑)。

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Posted by ブクログ 2013年12月07日

時代ものの二重人格もの!

衝撃だわ〜この組み合わせは初めてで

二重人格=現代って図式が、頭の中で固まってたことに気付かされた

そして誉田さんらしく、グロく、エグく、正義の‼︎って言い張れない主人公で面白かった。

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Posted by ブクログ 2023年12月19日

「妖」シリーズのスピンオフなのか、こちらが本流なのかは分からないけど、楽しい一冊。できれば彩音さんの風眼の威力が発揮される場面が見たかったな。

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Posted by ブクログ 2023年10月16日

妖シリーズのスピンオフと思っていたのでどこかに紅鈴が出てくるのかとワクワクしていていたら。。。あえなく撃沈。

花魁と吉原を取り巻く人間模様が丁寧に描かれていて知らず知らずのうちにひきこまれていた。悲しい生い立ちなのにどうしてここまで追い込まれるのだろうか悲しくなった。全うに生きていれば救われること...続きを読むもあるのだろうか。

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Posted by ブクログ 2023年06月13日

妖シリーズ外伝。
最新作「妖の絆」はゼロ版(一巻以前の話なので)ですが、そこに出てきた忍びの娘も登場するので、妖シリーズ外伝的作品。
(今作には紅鈴や欣治は出ません)

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Posted by ブクログ 2023年05月13日

江戸 吉原を舞台にした捕物帖
しがない同心が、吉原で起こる花魁のみを狙った狐面による殺しを詮議することに。元くの一で花魁で人殺しで髪結いと、驚くほどのバックグラウンドは、誉田さんぽいですね(笑)
あっという間に没入感を作り出す展開は、3作目にしてすでに確立されてました(゜ロ゜)

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Posted by ブクログ 2023年01月27日

主役は吉原に詰める同心。遊女・遊廓モノと言うよりは、江戸時代の刑事モノ。誉田哲也さんと言えば、女刑事・姫川玲子ですが、本作はそこまで強烈な印象はありませんでした。

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Posted by ブクログ 2017年10月25日

誉田哲也の時代小説
珍しいので読んでみました。
江戸時代の吉原を舞台にした作品で、花魁殺害事件と数年前の押し込み強盗がシンクロしながら解決する同心の活躍話で、誉田哲也の初期の作品らしいですが、事件の展開や解決がそのまま現在の刑事物の小説の雰囲気と同じで心地いいところがあるが、小説を作る方程式を見てい...続きを読むるような気がします。

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Posted by ブクログ 2017年04月30日

おそらく初読みの作家さん。
有名どころのシリーズを差し置いて、手に取った一冊。
うーん、可もなく不可もなしと言ったところ。
登場人物にどうも魅力を感じず、終わりまできてしまった。
他の作品で再チャレンジ!

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Posted by ブクログ 2015年10月24日

一応、吉原が舞台の時代小説だけど、軽め。
ミステリに花魁がでてくるよーくらいの。

犯人とか、あらかたの流れははやめにわかっちゃう。わかるけど、最後まで読みきらせる面白さだったなー。すとんとすべてきれいにおさまったのでスッキリ。


おようちゃん幸せになってほしい。

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Posted by ブクログ 2015年09月09日

姫川玲子シリーズの作者で、花魁ものも好きなので読んでみたが、どうにも主人公に共感できず、なかなか読み進まなかった。
意味のない性描写も若干しつこく感じた。
事件の真相とラストは良かったが、全体の構成は姫川玲子シリーズの長編と基本同じで、この人このパターンしかないのだろうか。

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Posted by ブクログ 2015年08月24日

誉田さんの時代小説。予想できたところもありつつ、そう来たか!な結末。情景を頭に思い浮かべながら読みました。

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Posted by ブクログ 2014年09月15日

江戸の吉原で起きた連続花魁殺し。
謎の狐面集団を追ううちに、辿り着いた真実とは・・・?


物語は、3人の目線で語られています。

一見バラバラに思える3つの話が、ひとつにつながる。
そういう展開は好きです。

ただ、時代小説が苦手なせいでしょうか?
いまひとつ入り込めないまま終わってしまいました。

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Posted by ブクログ 2014年06月27日

吉原の遊廓を舞台にした、誉田哲也の時代物ミステリー。可もなく不可もなくという感じ。元花魁のくノ一をはじめ、キャラクター設定が時代物を意識し過ぎているようでちょっとクドい。

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Posted by ブクログ 2014年06月03日

誉田哲也の警察小説が江戸時代の吉原に入った感じ。

どこか盛り上がりに欠けるというか、クライマックス感がないまま終わってしまった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年07月11日

グロくてエグい。
でも、誉田作品と言ったらこういうイメージですよね。
残忍すぎるので、時代小説じゃないと成り立たないでしょうね。
彩音のキャラが好き。
彩音で一冊できそうですね。

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Posted by ブクログ 2014年01月09日

江戸時代、吉原を舞台にした作品。
3つの方面からの話が交錯しながらひとつにつながってゆく。
途中までは彼らがどうつながってくるのか考えながら読む、手探りの感覚が程よくあったのだが、三分の一ほどでオチが読めてしまうのでそれ以降は今ひとつ盛り上がりに欠ける。
また、登場人物の配置も無駄があるように思う。...続きを読む必要がない上に話をふくらませるにも今ひとつ薄い人物が散見された。
とはいえ、数時間で一気に読んだので、読中は勢いでそこそこ楽しめたように思う。

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Posted by ブクログ 2013年12月09日

江戸の吉原で起こる黒い狐面集団による花魁連続殺人事件。北町奉行所の同心・今村が真相を追うという、著者唯一の時代小説。
個性的登場人物に衝撃的な事件、そして意外な真相と、誉田テイストそのままの時代物。強い女性も出てくるので、姫川シリーズやジウシリーズの江戸時代版として読むのがいいかも。時代小説として捉...続きを読むえると、少々江戸情緒に欠けるのと季節感が乏しい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年12月09日

江戸時代、吉原での花魁連続殺人事件!!

吉原の門番的な現代でいうと閑職?の同心(刑事?)が、連続殺人集団、狐面の正体を暴く!!

吉原の花魁の元締めに、事件を解決する引き換えに金を要求する刑事今村。
相棒は花魁を引退し町娘として暮らす、実は元くノ一の彩音。
欲望と利権と金が飛び交う吉原。

そして...続きを読む江戸の長屋に住む、純恋を守る男女二人。

刑事もの?としては簡単なトリックや筋ですが、江戸の吉原という怪しくも巨大な歓楽街の魅力で面白い読み物になっておりまする~^^

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