皆様は霊感はありますでしょうか?
私は全くないのですが、それでも、普段生活している中で、言葉ではうまく表せないのに何か少し嫌だなと感じる場所や瞬間があります。
閉まり切っていない少し隙間が空いている扉や、高架下のトンネル、夜の公園などは何となく不気味に感じます。
実際にそこで何かを見たことはこれまで一度もないため、ただの気にしすぎで終わる話なのですが、今回紹介する本作品を読んだ後だと、不気味な予感は案外当たっているのかもと思わされます。
本作は数ページの短編ホラーが1冊にまとまっている作品で、日常で感じる不気味さに焦点が当てられており、学校や会社、いつも通勤に使っている道、自分の部屋などで、この世のものではない何かの存在が描かれます。
数ページの短編のため、スラスラ読むことが出来るのですが、読み進めるうちにじんわりと怖さが広がっていくようなイメージです。
タイトルも秀逸で、日常で感じる不気味さは正に不安の種であり、その種が芽を出すと日常は非日常へ変わっていきます。
不安の種が発芽してしまったとき、霊感のない私も非日常な出来事に遭遇してしまうのかもしれないと思うと大変恐ろしく感じます。
普通のホラーマンガとは違った恐怖を体験したい方に是非読んでいただきたい1作となっております。
感情タグBEST3
怖いよ
本当にありそう、イヤ、きっと何処かにあるのだ。
そしているのだ。
何となく通る道や普通に人が住む建物に。
たまたま「チャンネル」が合ってしまうとソレは見えてしまうのだ。
不条理ホラーの中では群を抜いて素晴らしい作品だと思います。
まだ読んだ事のないなら、ホラー好きにはとてもお薦めです。
さらっと読めるが…
数ページくらいの超短編が数十個。さらっと読めるから暇なときにサッと見れるのだけど、どれも怪奇現象への説明が一切ないまま終わるから後味が悪い、そしてさっと見たつもりが後まで残る不気味さ。
Posted by ブクログ
身近にありそうな恐怖!本当に夜眠れなくなるかも?
L版サイズの短編漫画。
ホラー漫画としては背筋にゾクゾクっとくるタイプの怖さ!
風呂で髪を洗ってる時、夜人気のない道を一人で歩いている時。そんな誰もが経過せざるを得ない日常。ふと想像してしまうような恐怖。
身近に起こりそうな怖さ。
見事に表現されてます。なんなら、私達がする想像よりも一つも二つも上をいく、そんな恐怖が盛り込まれています。
画力がその恐怖を倍増させているとも思います。
漫画がそんなに怖いわけない?
いいえ、怖いです。
ホラーものが大好物な私、この本を見つけた時には久しぶりの良作についつい全巻まとめ買いをしてしまいました。
漫画だからとあなどるなかれ!です。
不安の種+という秋田書店の小版コミックもあります。そちらもオススメ!
Posted by ブクログ
超短編をあつめたホラー漫画ですお。これは怖いお~~~!!!
不条理ホラーと突発的災難のオンパレードだから
「これは大丈夫なホラーだ」っていうのがないお。
日常に潜む何気ない行動の隙間に恐怖がひそんでるような漫画だお。怖いお!
Posted by ブクログ
とても怖いけれどもすごく惹かれるので、イヤだイヤだと思っていても、ついつい読み返してしまう、中毒性のある不条理ホラー作品。
3~4ページの短編で構成されているので、例えるなら<「新耳袋」シリーズを忠実に漫画化したんだけど、全くの別物>みたいな感じ。
何かが起こって(起)、ソレが一時続いて(承)、動の場面があって(転)、…………オチ(結)がないのだ。
しかしオチがないことで、見事に完成した作品となっている。
不安をカタチにした作品の中で、読物としては「新耳袋」、漫画としてはコレが一等素晴らしい作品だろう。
想像力を養うには絶好の作品なので、創作をしている人なら読むべし!
Posted by ブクログ
・あんまりにもガツンとやられたので久々にマンガの追加。なんか2ちゃんねるまとめ系のサイト見てて知って手に取った。おちょなんさってやつ。でもそしたらそのおちょなんさんは掲載されてなかった。「不安の種+」の方なのかな。
・「不安の種」ってタイトルに不足なし。何の説明も後日談も無いところが特徴的で、それが想像力をかきたててまさに読者の心に不安の種を蒔く。かなりの良作。でもすげー怖いよ。今でもなんか暗闇を振り返りたくなかったりしちゃうその心理をものっすごく刺激される。
Posted by ブクログ
うわぁ~読んでて恐怖による鳥肌が立った漫画は『座敷女』以来だ。
薄い本で、短いお話が何本も入ってます。
1話が3~10ページ程度ですらすら読めます。
お話のパターンも大体決まってます。
が・・・・・
ガチで真夜中の暗い廊下を歩くのが怖くなりました(((TДT)))
ドアの隙間
扉の向こう側
窓の外
姿見鏡
放課後の誰もいない校舎・真夜中の会社
背中の後ろ
シャンプー中の背後の気配
木目の模様
部屋の隅
日常のふとした風景
・・・・・・・・・・
怖い話を読んだ後にこれらが気になって
びくびくした事が誰しもあるでしょう。
そんな不安を描いた作品。
たった数ページで人の恐怖心をここまで引き出せるのはすごいと思う。
イラストがリアルなのも恐怖を煽ります。
どこかで見たことのある絵だと思ったら、
『PS 羅生門』を描いた人の作品でした。
この人の描く絵は好きだ。
Posted by ブクログ
硬派なイメージが強い秋田書店のコミックで、この攻めるデザインは感動でした。
秋田の少年コミック、好きです。
夏…じゃなくても通年で楽しめる、不安を味わう話たち。
タイトルもまた内容にピッタリで秀逸。
Posted by ブクログ
短編で、しかもこんなに怖いとは思わなかったよー!!(笑)
とにかく、誰もに宿る「まさかね?」という勘違いを漫画で「まさか」にしてしまう。夜中に突然思い出したら、おちおち風呂にも入れません!!(笑)
Posted by ブクログ
視界に入らないところは怖い。
原因のわからない物音も怖い。
子供の頃に感じたなんともいえない不安が思い出されて、とりあえず窓閉めました(笑)
幽霊等に襲われる恐怖より、ただいるだけの恐怖って感じでしょうか?
普通のホラーに飽きた人にお勧めです。
Posted by ブクログ
一話一話が短く、文字も少ないため、淡々とした印象を受けた。タイトル通り不安やざわつきを感じることが多かった。
見開きページに一瞬ドキッとした「安物買い」と、あるコピペを彷彿させる「イモリさん」が怖さ的にもお気に入りです。
Posted by ブクログ
短編の怪談がたくさんあり、飽きさせない内容となっている。実際の中身は、最終的な答えは出ないのだけれど、その先がわからないので想像力がかきたてられ、逆に怖い。また、絵がとても怖く、見ているだけでぞっとする。短編の怪談はかなりの量があり、充実した内容となっている。淡々とした怖さではなく、それぞれの受け止め方で怖さも違うので、なかなかおすすめの作品です。
Posted by ブクログ
なんだか妙にタイトルに惹かれてしまったので思わず購入。
そしてほんとに不安になる。恐怖、とはまた違う。
従来のホラーのように背すじがぞっとするような怖さはない。ただただ不気味だ。オムニバスで淡々と終わるからなのかもしれない。その後、それぞれの人がどうなったのか、それもまったくわからないのが不安なのだ。
そしてすべてに共通しているのが、“目”のインパクト。なんの感情も表れていないようで、なにかを訴えている目の強さが紙面から飛び出してくるようで、怖くなるのではない、不安になってしまったのだ。
buy 08/09/22 read 08/09/22
Posted by ブクログ
最近読んだ漫画。一話が短いので、サクサク読めます。怖いのもあり、ちょっと理不尽なのもあり、何故か笑えるものも・・・。でも、夜中に思い出すと嫌〜な感じが。
物陰や窓の外に何かいるかも…と小学生の頃に妄想したような恐怖が描かれたショートショート作品集。ゾッとするものもあったけど、全体的にそこまで怖くなくてサクサクっと読めた。
Posted by ブクログ
三巻まで。
にゃまに貸してもらった。
一巻が一番面白かった。不安の種ってタイトル通り、部屋に独りの時とかこーゆー怖いこと考えちゃう時あるあるって感じの「部屋の隅にホラ…」みたいなさ、不安の種を…ばらまかれたー!!ギャー!
う・そ♡(*´艸`*)
もう大人だから大丈夫だもん~
て、あ、あの窓………
Posted by ブクログ
1話数ページという短い枠で語られるショートホラーストーリー。
誰もいない夜道を歩いていて、ふと冷や汗をかく瞬間はありませんか。
「あ、人影が…」
緊張しながら通り過ぎるが、よくよく見ると「なんだ、ただの看板か」
ほっと胸をなで下ろす。
でも、そこで振り返った事はありませんよね?
振り返って確認してみて下さい。
ほら…。
「自分が同じシチュエーションにいたら」という想像力を働かせないと楽しめない作品かもしれない。
各話から話を広げて色々と語れる人とぜひお友達になりたい。