【感想・ネタバレ】イズミと竜の図鑑 1のレビュー

誰もが思い描いた”異世界”の一歩先を行く冒険譚。

真面目で頑張り屋なちびっ子編集者と冷静で頼りになるけど口下手な獣人のハンター。
そんな凸凹コンビの温かでコミカルな掛け合いとともに、神聖にして異形なる生物「竜」を再編纂する冒険は始まります。

そして、冒険を進める度に出てくる
荒涼とした大地や天上の大都市、
独自の文化を持つ民族にその土地ならではの美味しそうな料理は、
世界観の重厚さと魅力をこれでもかと伝えてくれます。

また、この冒険を引き立たせてくれる何よりものスパイスは、何気ないコマで出てくるその種族・人物ならではの仕草や台詞です。
ただでさえ重厚でハイファンタジーな世界観の作品なのに、ここまで緻密かつ奥深い人物描写をされれば、本棚のお気に入りゾーンの一角を占めるにはあまりにも十分でしたね。

この漫画は、きっと貴方の世界すらも拡げてくれるはずです。
さあどうぞお手に取って。
冒険の旅に出かけてみてください。

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購入済み

良質な冒険ファンタジー

2024年02月22日

webの掲載で1話を読んでからずっと単行本が出るのを心待ちにしていました。

広い広い世界の透明感と美しさがこれからの冒険への期待感を増し増しにしてくれます
凸凹コンビのふたりのウイットに富んだ会話もとても楽しい
そしてなんといっても調査対象の竜!想像を超えた造形と背景まだ1巻では2界目(※)の竜の...続きを読む途中ですが
竜にまつわる物語や文化的な背景などとても魅力的で楽しみです。

今年楽しみな新作の一つです。大注目です

※作品独自の竜の数え方「界」

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Posted by ブクログ 2024年05月05日

新たな才能。設定の作り込みに破綻が無いのが、ファンタジーのリアルを呼ぶンだけど、その才能がピカイチね。先に作り込んでるのか知らないけど、足腰の強い創作になりそう。

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Posted by ブクログ 2024年03月08日

「誰もが昨日までをプロローグにしたため、第1章を始めてよいのです。主人公の特権です」

竜の図鑑を改訂する編集者とその護衛のお話。
自然界の動物とはかけ離れた存在である竜は、それぞれが土地の文化と密接に結びついていて、ファンタジー民俗学の様相。
文化的背景が重厚に用意されていて良い。

長く続いてほ...続きを読むしい良作。

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