ラノベ読者でない方にもおすすめしたい傑作!
勇者は魔王を倒した。だが同時に帰らぬ人となった。
なぜ、勇者は死んだのか。
魔王が殺したのか、それとも仲間なのか……。
他作品ではあまりない珍しい切り口で描かれるファンタジーミステリ!
魔王が倒され、落ち着きを取り戻した王国は、亡き勇者の偉業を文献にまとめる事業を開始。
魔王討伐の旅を共にした仲間をはじめ、勇者とゆかりある人物へのインタビュー、そして彼らの視点による回想を挟みながら物語は徐々に核心へ。
読みやすい文章ながら、登場人物たちの心情描写や物語の構成の巧みさに唸らずにいられない。
そして充実の読後感。
本作の著者、ライトノベルというジャンルで「本屋大賞」の受賞を目指しているとのことだが、これ本当に狙えるのでは?
老若男女問わずおすすめ。
感情タグBEST3
久々に惹き込まれた作品
ラノベの新刊は定期的にチェックしていますが、この作品は完全にノーマークでした。
発売された後にこの作品の存在を知り、妙に惹かれたので購入したのでしたが、買って悔い無しの作品でした。
前半では勇者の近しい人が勇者のことを語る→その後に勇者視点の話が入る→それが繰り返され、前半の終わりであることが明らかになり、後半ではその謎について追っていく展開になっています。
終わり方も良かったので、久々に良い作品に出会えた喜びを噛みしめることができました。
本屋大賞を獲ってほしい
ライトノベルの枠でなく、普通に小説として、評価されるべき作品かと思います。
続きが気になり、一気に読んでしまうくらい、惹きつけられるものがありました。
Posted by ブクログ
はいもうめちゃめちゃ面白かったです
まずびっくりするくらい読みやすかったです
いやライトノベルって読みやすさが売りだからとか知った風な口はきかんでよろしい
そんなんは超えてね、良かったのよ
ものすごい複雑な構成なんだけど圧倒的読みやすさで複雑さに気付かせない
すげっす
そしてね、作者の伝えたいこと、想い、魂がどストレートに伝わってきました
もう好感しかないよね
作者のあとがきから
〜人から「できるはずがない」「なれるわけがない」と言われるようなことに挑む。馬鹿にされても頑張り続ける。ほんの少しでいいから自分に期待する。そういうことなのです。〜
うん、そういう物語だった
368%伝わった
Posted by ブクログ
すごく久しぶりにラノベというジャンルを読みました。一言で、面白い!章ごとに視点が変わり、その度に物語が立体的になっていくかんじがしました。「誰」が勇者を殺したか……。本質を考えながら読むのは楽しかったです。
Posted by ブクログ
めっちゃくちゃ面白かった。
めっちゃくちゃ面白かった。面白かったです。
夢中になって読んじゃった。
文章も好みで読みやすくて。面白かった〜〜
ソロンはズルいとわたしも思います!ズルい!!!最後に持っていかれたーー!!
ズルい!!!(ああいうのに弱い。。)
Posted by ブクログ
いやぁ、よかった!
もっとミステリーっぽい感じなのかと思ったけど、そーではなくてファンタジーと青春とほんの少しのミステリーという感じでとても良かった。
勇者がアレスではないことが随所に散りばめられ、早々に判明するんだけど、そっからもまた物語の展開がよい!
勇者の正体だけじゃなく、預言者の正体まで!
そしてこの世界のカラクリまでと盛りだくさん。
ラストまで本当に読みやすく、良い展開でとても良かった!
Posted by ブクログ
本屋大賞願ってます!
正直、本当に正直なことを言うと、
『うーん…ラノベねぇ…ラノベかぁ…』という
今思えば本当に酷い気持ちを持っておりました…。
すみませんでした。
さて、本書のタイトルから、この小説は
【勇者を殺したのは一体誰か】というのが
ポイントかと思い、読み進めていきました。
実際、それがわかる瞬間にはゾワっとしましたし
よく練られた小説だとも思いました。
ただ、種明かしは割と早い段階でされましたので、
この本の本質はこれじゃないのかな…と何を伝えたいのだろうと考えて読むようになりました。
ミステリー小説が謎の解明だけで終わらないところに新しさを感じました。
(伝えたいことは、後書きで深く納得しました)
ただ、ミステリー的な面白さだけではないところ、
とてもとても勇気づけられる本であるところが
素敵だなぁと思いました。
匿名
優しくて泣ける
面白くて一気読みしました
誰が勇者を殺したのか…謎を紐解くうちに明かされていく事実
それぞれの立場で語られていくストーリーの中の感情にこちらも引き込まれ時には泣きながらページをめくる事も
最後は落ち着くべき所に落ち着いて良かったです
Posted by ブクログ
優しい物語。
いろんな人の視点で書かれていますが、くどさは無くて寧ろ読みやすかったです。
ライトノベルですが、意外と誰でも薦められる作品かと!ずっと読みたかったので、読めてよかった!
本当に面白かった。
たった1巻でメインキャラ一人一人心情描写や魅力が表現されており、その上しっかりと謎をがゆっくりと解けていく感覚がとても面白かったです。
3時間ほどで一気読みしてしまいましたが、何度も読み返したく感じました!
ミステリーとしても驚きがあり、最高の1冊です!
難しい表現が少ないのに描写が鮮明に頭に浮かぶため、普段本を読まれない人こそ読んで頂きたいと思ます!
Posted by ブクログ
魔王を倒した勇者がその帰路で殺されたのは何故か、
というのを調べていくファンタジー系ミステリー
・・・と思っていたらいい意味で裏切られました。
一緒に魔王と戦った仲間たちの語りから回想が始まり、
勇者の本当の姿が描かれていきます。
そして、少しずつその真相に近づいていくのだけれど、
実はちょっと違っていて、
最後はほっこりした気持ちで読み終えられます。
それ、伏線だったの?って思うようなことが優しく回収されていて、
ちょっとクスッとなってしまいました。
Posted by ブクログ
一瞬で読んでしまった。
ミステリー要素は少しだけれども、物語としてしっかりしていて、全体的に優しさに満ちた小説でした。
誰にでも進めてしまいそう。
匿名
誰が勇者を殺したか
細かい複雑な設定も少なく読みやすかったです。
登場人物も魅力的で非常に面白かった。
次回作にも期待しています。
Posted by ブクログ
本屋のいつもは見ない棚に陳列されているのをたまたま発見して、タイトルと表紙とあらすじに惹かれて購入。スニーカー文庫を買うのは多分初めて。
内容はタイトルどおりで、魔王を倒した後に帰らぬ人となってしまった勇者を殺したのが誰なのか、勇者と結婚するはずだった王女が勇者の仲間たちに聞いて回って謎を解き明かすお話です。
私にしては珍しく一気読みしてしまうくらい、ものすごく面白かったです。こういうの大好き!!
もっとファンタジーミステリというジャンルが増えてくれますように。
久しぶりの良作
ここ最近は新しい良作に出会えていませんでした。この作品はとても良い。心地よいテンポ、読みやすい文章、魅力的なキャラクター……とても良いです。読み切りなのがとても悲しいですが、もったいないとは全く思いません。きっと読み切りだからこその良さもあるんでしょうね。電子版で楽しみましたが、書籍版もあるなら買いたいくらいです。作者様の次回作に期待大です。楽しい時間をありがとうございました。
Posted by ブクログ
最近は異世界転生ものを読むことが多くて食傷気味だったけど、久しぶりに王道ファンタジーな世界の作品を読めて満足♪それも魔王を倒した後っていうね、タイトルから物語のラストまでワクワクしながら読めて面白かった。
Posted by ブクログ
いわゆる魔王勇者もののファンタジーでありながらミステリーでもあるという異色の作品。話の筋自体は自然だったが、謎としては結構分かりやすかった。(謎を解き明かすことそのものが話のテーマではないと思うが)
世界観は度肝を抜かれるような設定で少しぎょっとしてしまった。ハッピーエンドということなのだろうけど、完全に後味がいいわけでもないのがなんとも微妙。
Posted by ブクログ
勇者と言われた人のお話し。勇者とされるはずの友人を魔物に殺されてしまう。しかし、彼の生き方である「常に努力」により、いつの間にか、彼自身が勇者となっていた。という感じのお話し。淡々とした語り口でいい感じです。
Posted by ブクログ
電子書籍で読ませてもらいました。
最近読書欲が湧かずに停滞していましたが、ラノベに手を伸ばし読んでみた所予想より面白く、スラスラと読めました。特に最後の方はどうなるのか気になって一気に読みました。そう来たかと思わせつつ、最後はうまくまとまり、ハッピーエンドに終わったと私は思えたので良かったです
Posted by ブクログ
想像以上に深い物語だった。すごい考えさせられた。
努力し続けることの怖さと難しさ、そして考えることを放棄することの罪深さをひしひしと感じる作品だった。
預言者の件からの展開は圧巻。そう来たかと。こうなるかと。
ライトノベルと侮るなかれ。
最後まで読んだらケーキ食べたくなります。
オススメです。
Posted by ブクログ
書店のRP動画を見て購入。
勇者が魔王を倒し、その帰路で勇者がなくってからてから数年後、英雄譚を本にするためかつての仲間に話を聞きに行く。
仲間たちに話を聞くうち勇者の死の真相が見えてきて…
勇者が魔王を倒すシーンやその冒険譚はほとんど書かれていません。勇者がどういう人物だったかといったことや旅にでる前、勇者育成所の学校で仲間たちとの出会いなどがメインで書かれています。
PR動画で見たときはシリアスな話で悲しい結末を迎えるのかなと思ったんですが、そんなことありませんでした。どちらかというと丸く収まるし、ハッピーエンドかと思います。
人によってはご都合主義にとらえるかもしれません。
私は好きでした。
聖女様が異彩を放ってました。
Posted by ブクログ
剣と魔法のファンタジーの世界観で、勇者の死の真相に迫るという物語。ある程度予想がつく物語展開ではあるが、探偵役(と言っていいと思う)が勇者の関係者にインタビューしていく形式は読みやすくて文章がスッと入ってきた。素晴らしいハッピーエンドかは人によって受け取り方が異なると思う。テーマとしては面白かった。
Posted by ブクログ
本屋でのプロモーションに惹かれて購入
ほぼ人生初のラノベ(ラノベ原作アニメはたくさんあるけど)だったけど読みやすく、綺麗にまとまっていて読後感もよく面白かったです。
勇者とはなんなのか、そしてあとがきの作者さんの言葉に胸が熱くなりました。
Posted by ブクログ
読む前は暗い話なのかなと思っていたけど、読み進めるとむしろ明るく前向きな話なのだと分かり、読後の心温まる感じが良かった。
また、「勇者を殺したのは誰なのか」というテーマに対する答えが1つではなく、解釈によって様々な答えが導かれるという点も面白かった。
Posted by ブクログ
YouTubeで勧められていたのを見て購入。
構成で魅せる物語で、断章ごとに視点人物が変わる構成は、必然なのだろうけど、そのせいか、心まで持って行かれるといった感じはしなかった。
挑戦は見事だし、完成度も高い。
本屋大賞を狙ってほしい。
Posted by ブクログ
①どんな本ですか?
勇者が魔王を倒して、その後魔物に勇者が殺されてしまった世界お話。
勇者は本当は誰に殺されたのか?を追う中で、様々な真実が浮かび上がってくる。
②なぜその本を選んだのですか?
勇者という言葉に惹かれたから。また、ミステリー要素もあるのかなと感じたため。
③心に響いた箇所はありますか?
皆が想像する勇者はかっこ良く、強く、そして紳士的である。そのような勇者ではなく、弱くても、泥臭く卑怯ででも、でも魔王を倒すという強い覚悟が本当の勇者なんだと思った。
④本について何を感じましたか?
結局のところミステリー要素もあったけど、冒険談に近いかなと感じた。それぞれのキャラクターもあり、一つ一つ本当の意味で諦めない我慢強さが必要なんだと感じた。
⑤最後に一言お願いします
勇者の役割は辛いんだなと思います。
Posted by ブクログ
お菓子屋さんのエピローグは微笑ましく読めたけど、みんな魅力的なキャラクターだったから勇者パーティの面々とアレクシアでの会話やエピソードがもう少し読みたかったなぁ。
ライトノベルに分類されるのかな?
ライトノベルの定義をよく分かっていないけど、現代に通じるようなフレーズも所々あってそうだよなぁ…と頷きながら読んだ。
中でも印象に残ったのが以下のフレーズ。
「わたしたちはみんな弱くて卑怯者だ。自分たちは何もしないのに、勝手に期待して、勝手に失望して、勝手なことを言う」