感情タグBEST3
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望遠鏡って作れるの!?
私のイメージはやっぱり白い筒で、とっても高いお品もの。
そう簡単に星の観察なんてできないと思ってた。
初めて土星の輪を見たときISS が頭上を通過したのを見たとき、本当に宇宙があるんだって彼らと同じように感動した。
手製の望遠鏡で見られたとしたら、それは格別であろう。
コロナ禍、いろいろなことに制限はあったけども人っていうのは結構しぶとくて、たくましい。
その状況の中でも楽しみを見つけ、今までだったらできない体験をしてみせる。
彼らはきっと素敵な大人になるだろう。
自分が中高生のときに読みたかったな。
「現実的に進路を考えると、好きなことと向いていること、得意なことや苦手なことのギャップで苦しむ時もくるかもしれない。
もし、そちらの方面に才能がない、と思ったとしても、最初に思っていた「好き」や興味、好奇心は手放さず、それらと一緒に大人になってください」
これをあのとき知っていたら、新たな光が見え心持ちが違っただろな。
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ボリュームも感動も最大級でした。
最高すぎた〜〜……
これはしばらく余韻から離れられなさそうな予感。
コロナ禍の学生たちの不自由と、
その中での創意工夫。
言葉にしてしまうとこんなにも簡単に聞こえるけど
500ページ弱で綴られる物語は、
本当に緻密で退屈することなんてひとつもなくて
さすが辻村さんだ、と脱帽しました。
タイトルからすると夏に読みたい本かも
しれないけど、いつ読んでも最高でしょこれは。
良き作品でした。
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この本の子達も、鏡の小城の子達も
辻村さんが書くティーンの子達を見てると
なんか涙が出てきちゃいます。
なんでだろう??
30半ばになりますが、私も10代の多感なときに辻村さんの物語に出会いたかったなぁ……と心から思います。
冒頭で亜紗ちゃんがコロナで部活のコンクールが中止になって落ち込む友達に言う一言
「悲しみとかくやしさに、大きいとか小さいとか、特別とかないよ」
ぐっときました。
当時私も私なりに我慢したし、怖かったし、不安だった、あの時の気持ちに寄り添ってもらっているようで、嬉しかったです。
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東京の渋谷、長崎の五島、茨城のこの3箇所がどのように繋がるんだろうと興味を持った序盤。それぞれがコロナの影響を受けて少し、ネガティブな場面もあったりしましたが、中盤からスターキャッチコンテストを実施しようということで繋がった3箇所。コロナじゃなかったらこんなことにならなかったのにという気持ちもありながら、コロナが起きたから出会うことができたという部分もあって、いろんな感情に気づかされた作品でした!終盤は本当に彼らの絆に感動しました。
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コロナ禍の閉塞感をまざまざと思い出した。国民全体が自警団のような圧力。でも、その中でも純粋な好奇心や、繋がりたいという気持ちの熱さに感動。心にささる言葉がたくさん出てくる。恋愛がメインでないのも良い。すごく清潔な青春を見た感じ!
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中学生、高校生が離れていても出来ることを広げて楽しんで取り組む姿に感動しました。
コロナがあったからこそ感じた悔しさ以上に「星」を共通に新しく出会った仲間たちとの活動には、コロナがあったからこその力がみなぎっていて悪いことばかりじゃなかったと思わせてくれます。
子どもたちを大きく見守る大人たちも素敵です。
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最近の出来事を題材にしているため、共感できる箇所が多数あった。
また、登場人物の気持ちにも共感しやすかった。
作品の感動がよく伝わるのでお勧めです!
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おもしろかったー!!!!!
コロナ禍での学生生活に焦点を当てて、大切な1年をどう過ごすか、子どもたちの成長が見れた。
コロナ禍を通して、改めて「つながることの大切さ」「つながることの強さ」を感じた。コロナで失ったものはあったけど、かけがえのないものも得られたので、それを大切にしていきたい。
中高生が主人公だけど、周りの大人たちの動きがいい。未曾有の状況であっても、ちゃんと道標になってる。
花井さんの「好きを手放さずに、一緒に大人になっていってください」がすごい心に残ってる。仕事に繋がらないことでも、周りの人からどう思われようとも、生きる上で、自分の心が豊かになる何かを持ち続けていきたい。
今の時代、距離なんて関係ないんだなって思いました!
大切なのは心!
好きを大切にすること、周りの人とのつながりを大切にすること、それらを改めて強く感じました!
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コロナでいろいろなことができなくなっていた中で見つけた新たな出会いと思い出。
たった数年前なのに、こうやって「あの時代」になっていくんだなあ…。中高生たちのキラキラと爽やかで甘酸っぱい青春が眩しくて文字が読めない。読み終わっても爽やかな余韻が残る。
コロナに負けない子どもたち
今年の公立高校入試では、埼玉、群馬、東京の同日入試でこの本から出題された。コロナ禍における鬱々とした学校生活の中で、なんとか楽しみを見つけ出したり、新たな目標や目的を見出したりして、逞しく生きていく中高生たち。同調圧力やコロナ差別によって人間関係までがぎくしゃくしていく中で、天体観測を通して新たな友情や交流を作り出していく様が微笑ましい。彼らを陰で支える先生たちも素敵だ。それにしても北極星が数千年に一度のサイクルで別の星に替わるって驚き!
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コロナ禍の学生が経験したもやもやを、
優しい言葉でめいっぱい綴ってくれる本。
天体観測でつながる中高生のみんな、
そのために尽力してくれる先生たち、
悩みながらも背中を押してくれる家族、
全部の繋がりがあったかくて、なんとなくもやもやして、でも言えなかった気持ちを全部代弁してもらえた気がする。
学校に行かなくてよくなってほっとしたあの子も、
大事な予定がなくなって放心したあの瞬間も、
どこかの欠片に私もいて、だからこそこの本はあったかい。
大好きだなあと思える青春小説でした。
Posted by ブクログ
自分もコロナで大会や文化祭が全て中止になった学年だったので、主人公たちにとても感情移入して読み進めた作品でした。「どうして私たちの代なの」と何度思ったかわからないけど、私もこの子たちの様に前を見て行こうと勇気をもらえました!あの頃の気持ちを代弁してくれるような、支えになってくれるような素敵な作品。出会えて幸せでした!
Posted by ブクログ
なんかマイナーなもやっとしたトラブルが、きれいに解決していくところがありがたいです。私の中学からの先輩は、数年に一回ぐらいしか会いませんが、20年以上前の研修医のスタートでもお世話になりました。まあ、立派なばかりではありませんが、むしろ変わった先輩ですがありがたい先輩です。キノコつながりの先輩なんかいたら、最高です。
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コロナで今までの普通が一変した
そんな中過ごす高校生、中学生
でも,だからこそ
できること
出会えたこと
考えたこと
感じたこと
天文部や理科部、天文台
星を掴みに行く
同じような子ども達が沢山いるだろう
読んでよかった
匿名
コロナ禍で高校生たちの生活で変わったこと、変わらないことが書かれていて大変なことがたくさん増えたけどその中で変わらない青春が素敵でした。通常出会えなかったであろう人たちが出会い同じ星を眺めるっていいなと思いました。
Posted by ブクログ
辻村深月さんのお話は優しさに溢れているなといつも思う。
2020年、コロナ最初の緊急事態宣言
未曾有の事態の中、本当にいろいろな隔離が行われたことを改めて強く思い出した。
そんな中、リモート会議を駆使して自分たちで手作りした望遠鏡を使い全国から天体観測を通して繋がる中高生たち。
とても心温まるお話でした。
出来ないことも多かったけど、ここの学生たちは自分たちのできること、人と人が繋がること、離れていても心は繋がっていけることを必死で求めた。
かけがえのない学生時代をしっかり送れて本当に良かった。
星のお話、宇宙のお話も新たな発見もあって楽しめました。
水金地火木土天海.....
木土天海はガス惑星なんですね!
それらの星のどれもに無意識に地球と同じような感覚を私も持っていました....陸がないとは...
学校で習ってたのかな?忘れたな〜
Posted by ブクログ
コロナ禍の生活は世代に関係無く影響を及ぼした。
中高生たちの話だったけれど「かがみの孤城」読後のような他人事感が少なく前向きに共感できたのはうれしかった。
更には中学校で科学部員だったし今も会社の天文部員だから、より身近に感じられたのかもしれない。
ナスミス式望遠鏡の絵とか欲をいえば塩ビ管望遠鏡の図面を付けてくれたら天文に興味のない人も、この本をもっと身近に感じてくれただろうに。
あ、検索しろという姿勢ではなくURL載せてくれても良かったのでは。
Posted by ブクログ
実は辻村深月先生の本、初読書!!
こんなに名のある作者なのに、自分でも初めてなのに驚き^_^
映画で、『かがみの孤城』をみ鑑賞して学園ストーリーが多いのかなぁ。大人になって、自分の学生の時はどうだったか思い出してながら浸ってしまった。
ストーリーは、中高生の子たちのそれぞれ物語。コロナ禍での辛い出来事を感じながらも試行錯誤しながらの前進していく青春ストーリー。
中盤にそれぞれの学生たちが合流して感動した!大舞台は、星観測。その中でも望遠鏡に焦点が集まる。私も今年は自宅近くの天体観測できる所へ行きたくなった。
私にも、丁度、その年代の子供を持つ親として、本当に可哀想な時を過ごしたなぁと感じた。色々な行事がストップし、新学期での新たな出会いも拘束され、たった数年でも、彼らには大事な時が、コロナのせいで潰される。まさに、この小説での中が現実でもあったノンフィクションに近いストーリーだと思う。
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コロナ禍で過ごす、中高生の物語。当時の閉塞感やへんな圧力を思い出させる。おとな達も大変だったけど、子供たちはより貴重な時間を、行動が制限されて可哀想だったことが思い出されました。
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コロナ禍で感じた、今思うと違和感の数々を感じることができた。あの頃は現実だったのに、このようにひいて観ると、まるで非現実の舞台のように感じました。
コロナ禍でいろいろな機会を奪われた高校生、人との距離を生んでしまった高校生。彼らが、「星をみる」という営みを通して、コロナがなければなかった機会を得、コロナがなければ生まれなかった出会いを通して成長する姿が素晴らしかったです。
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コロナ禍でも人とのつながりや楽しみを自分達で見つけてて人生を楽しんでいて、素晴らしいと思いました。私ならコロナ禍でナーバスになってたのに、私とは大違い。あと円華が小春を許したのがお人好しすぎだと思いました。
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コロナ禍の中高生たち。
様々な行事や部活動が禁止されて
友達同士であっても感染を警戒しなければならない。多くの我慢を強いられながら、非常時ならではの出会いがあり、つながりが生まれ、皆成長していく。
こんな状況でもこの物語のような青春が
全国あちこちで実際に起きていたらいいなと思えた作品でした。読後感爽やか〜。
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コロナ禍で苦しんだ学生たちを描いた物語。主役は天文部。青春って感じやなあ。長い割に盛り上がりがなく、今一歩。学生たちがどんどん星にはまっていくのはいいねえ。
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「コロナに青春を奪われた」なんて、言いたくないし、言わせない。
コロナ禍の中高生たちが、星を見ることを通じて交流を深めていく青春小説。
まさに青春小説です。ひしひしと伝わってくる「青春」の臨場感。
読みながら、自分が学生時代に感じていた「青春の香り」みたいなものがが胸の内にふわっとよみがえる感じがあって、キュンとしてしまいました。
登場人物一人ひとりの抱える葛藤もとても丁寧に描かれていて、全員のことが好きになるし応援したくなります。
コロナ禍に彼等と同年代だったみんなにもぜひ読んでもらいたい作品です。
Posted by ブクログ
2024年の今読むと、既に懐かしい感覚。あの頃は普通のことが普通に出来ない、という経験を誰しもが経験したから。コロナ禍とは関係無く、天体好きには面白い内容だと思う。
Posted by ブクログ
日本中がコロナ禍で意気消沈いていたとき…
天体観測倶楽部を通じて全国の天体好きがSNSを介して互いに知り合いながら、友情を深めて行くなんて、青春だなぁと感慨無量になりました。
辛い時こそ、助け合う簡単なことがなんで今の政治にはできないだるうかね
Posted by ブクログ
さわやかで、素敵でした。
私もあんまり、コロナ禍の中高生をかわいそうに言う風潮は好きじゃなくて。そんなの関係なく彼らは強く生きているし、制限の中で仲間と笑い合えて、他愛無いやりとりが楽しくて。
もはやあの数年が少し遠くなり始めているけれど。
Posted by ブクログ
2020年3月以降の経験を強烈に思い出させた作品。
10代の「The青春」を味わわせてもらって、とっても楽しかった。それにしても、今の子どもたちはしっかりしているなぁと改めて思う。