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魚関連
「海」や「魚」などが物語を作っていく感じでした。中でも、クラスメイト内のカーストを水槽の中身に例える表現があり、主人公の椎良は自分を無気力に流れる水草に例える。そういった考え方もあるんだなぁ、ということを思いました。落ち着きのあるダークな物語です。
いわゆる人新世っぽい話で
人魚姫伝説も絡んだりしていそうです。赴任してきた女性教師と身寄りのいないような主人公の高校生と、その彼がけっこう気になっているっぽい杏子さん。
どうやら主人公の父親らしい警察官が睦美先生に見せていたのはウロコのようでしたので……水族館でシーラカンス(主人公の名字もこれに関連しているのでしょう)の標本を見て涙を流していた睦美先生の謎、もう少し読み進めればはっきりしそうです。