【感想・ネタバレ】養老先生、病院へ行くのレビュー

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思わず随所でにやりと笑ってしまいました
養老先生、育児⁉︎の講演会で、人の子育てなんか知ったこっちゃない!と言われてから、好きになりました
「都市の中には意味のあるものしかない
意味のない存在を許せなくなってしまう」
この言葉が、心に響きました
しかし、私は、今の医療に助けられたので、感謝しかありませんが!

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2021年10月21日

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ネタバレ

・読みたい『ライフスパン追いなき世界』
・一般に5年たって再発がなければ治癒したとみなされる
・死というのは、自分の問題ではありません。よく死を自分の問題と錯覚している人が多いのですが、自分は死んでしまうのだから、問題になりようがありません。
・市区町村のがん検診は低額で受けられます。自治体によって金額は異なりますが、500円~100円くらいの自己負担で済みます。
・(前立腺がんは)過剰な治療を避けるため、早期の前立腺がんに対しては「監視療法」が国際的な標準治療になっています。具体的には3~6か月ごとの直腸からの触診とPSA検査、および1~3年ごとの前立腺生検を行い、悪化していなければ経過観察を続けます。
・人間も猫(猫は将来のことは考えることができない。その一瞬のみ)のようにいきられないものでしょうか。そこで私が勧めているのが、生活の中に「マインドフルネス」を取り入れることです。
・マインドフルネスの2つの重要な要素
①今の自分がどのような状態にあっても一切「判断をしない」
②「今この瞬間に意識を向ける」

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2021年10月02日

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もうちょっと舌鋒鋭く現代医療批判になるのかなと思っていたら、実に穏やかな現代医療批判だった。

けっこういろいろな問題が指摘されていると思うけれど、個人的には中川先生が指摘されていた「日本人のヘルスリテラシーの低さ」という話題が一番気になった(気に入った)。

高度化する現代医療に対して、リテラシーを有することは確かに簡単ではないが、簡単ではないからこそ必要性は高いのではないだろうか。
またそうしてリテラシーが向上すれば高齢社会における福祉や介護の問題にも一定の成果が見られるのではないか。
そんなことを考えた。

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2021年09月21日

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読んだときちょうど入院中で、手術後だったのでなんとなく読み進めていたけど、
楽しかった。難しいことなんてなんにも書いてなくて楽しい内容だった。

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2022年10月14日

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ネタバレ

・以前の医療は経験に頼らざるを得なかったが、情報化された医療では、患者の生き物としての身体よりも、医療データの方が重視される。統計的データを重視する医療は、病名を特定するとき、より確率の高いものから調べ、治療法もより確率の高い治療法を選ぶ。確率の低いケースをないものとみなすことにもつながる。
・いったん医療システム組み込まれたら抜けられない。(いわば野良猫から家猫に変化させられること。)医療システムに取り込まれると、出された薬を飲まないわけにはいかなくなる。医者はガイドラインに従わない医療はできない。
・無症状のがん治療というのは、痛い思いをして先の時間を手に入れようとする行為。
・身体がある状態を示す要因は複合的。統計的データは、あくまで判断材料の一つ。身体の声に耳を傾けながら、具合が悪ければ医療に関わる。

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2022年05月28日

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ネタバレ

養老孟司と中川医師、それぞれの視点で同じ事象を見ていて、視点の違いが面白かった。
そして、猫が人間にもたらすものって何なのか、大人になって動物を飼ってないからこそ、知りたいと思った。

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2021年10月13日

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NHKでやってた「養老先生と ときどき まる」をずーっと見ていたので、まるが居ないのは寂しいです…しかし解剖学者と云ってもお医者さん…入院ともなると面倒臭い患者ですね~。それでも、新しいコロナ禍の後の生活についての話は興味深かったです。

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2021年09月16日

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養老先生すごい病気したんだな。でも淡々。仙人みたいな心境。こういう人だと病気も取り付きにくいのか?でもまるは他界しちゃったね。人が後になるのは正解なんだけど、きっと淋しいよね。対談でヤマザキマリがイタリアのホームドクターの話してたけど、この人出産の時に死ぬ思いしてるはずなのに、それでもイタリアいいと言うのね。理想は日本の医療でホームドクターあり。政治家が仕事しないから日本はあちこちガタがきてるのよ。

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2023年08月11日

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ネタバレ

 猫には現在しかない。未来のことは一切考えない。自分の死についても考えない。一瞬一瞬を懸命に生きている。素晴らしいです!(^-^) 養老孟司&中川恵一&ヤマザキマリ「養老先生、病院へ行く」、2021.4発行。

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2023年07月31日

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猫には現在しかありません。未来のことは
一切考えません。だから自分の死についても考えません。一瞬一瞬を生きているのが、猫なのです。
と、養老先生。


なんだか調子が悪い、理由もわからず体重が10キロ以上減って26年ぶりに東大病院を受診した養老先生、検査の後天ぷらでも食べようか、と話していたのに、そのまま心臓カテーテル治療からICUと痛くない心筋梗塞だった養老先生。

データばかり見ている現在医療にチクリチクリと養老先生。

教え子であり、主治医である中川先生。
ご自身もガンの治療をされているので、健康診断とガン検診は受けてほしいと、男性は3人に1人、女性は2人に1人が生涯何らかのがんにかかります。と。

中川先生の座っている時間が長い人はがんになる確率が高い。と。

うー。今年こそは、健康診断に行かねば!
これだけ中川先生に言われたんだものね。

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2023年05月18日

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病院嫌いの養老先生が病院に行った経緯や考え方が、書かれている。ガイドライン重視の現代医療と、個々の患者の歴史や考え方を尊重する医療との狭間で揺れる、主治医の中川先生の言葉も興味深い。終盤、ヤマザキマリとの鼎談は面白かった。

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2023年02月10日

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師弟+ヤマザキマリさんの鼎談、面白かったです。
治療方法(そもそも治療するかどうかの判断も)の選択は素人には難しいですが、新型コロナの流行を機に医療の在り方や関わり方が変わってくるのかもしれません。
患者側にも知識と覚悟が必要で、なかなか養老先生みたいに達観できないだろうなあ。

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2023年01月01日

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病院嫌いの養老先生が体調崩して病院に行き治りましたという養老先生ファンに向けての報告の本。

あえて、読んで考えさせられた問いを作るとすると、「自分の人生や身体の舵取りを専門家に任せるか自分で行うか」かなと。

自分でどうにも出来ないくらい身体も頭脳も弱ると専門家や他人に任せる以外選択肢はなくなるけど。

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2022年10月29日

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養老さん、医師免許を持っているのに病院嫌いだったんですね。笑
うちの母も病院嫌いで、身体の声を聞いた方がいいんだと言っていましたが、これは養老さんに影響を受けていたんですねぇ。本書でも、いわゆる病院嫌いの人と養老さんを一緒にしてはいけないと書いてあって、その通りなんですけど、そういう人たちからは養老さんのスタンスは心の支えというか、安心材料のひとつで、あったのでしょう。そんな養老さんも病院にいく。身体がまずいと思ったら、ちゃんと受診するんだから、その点も見習ってほしいものです。

養老さんが医者にならなかったのは、患者との距離感がとれないからと言っていました。自分は病院に行かないけれど、愛猫のまるちゃんのためには2日おきに病院へ。自分のことと、家族や親しい人のことまでは、対応が違うのは当たり前です。

2022.01.0

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2022年08月02日

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NHKで見た番組(猫メンタリー)の活字版でしょうか。猫には、今しかない、相手を忖度しない、という辺りには、それはそうでしょう、であります。養老先生の独白(第1章、第3章)は、面白いです。☆三つ

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2022年03月20日

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現代の医療システムに抵抗感拭えない養老孟司が身体の不調から診療を受け即入院、忌避していたシステムの虜になってしまう。自身も述べている通り、身体は個人の占有でおさまらず家族や知人の心配の対象でもある。そこに共同体としての寛容が生まれ、持論を固執する姿勢の緩和へと誘われる。そんな妥協や協力といった朗らかな姿勢は心の健康、自身と周囲との健全な繋がりの継続性である。健やかなる生活はここにある。

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2022年10月16日

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養老先生は、ヘルスリテラシーが高いので、自分なりの考えをきちんと持たれている。
受診となると、家族のことも考えなくてはならないので、自分の考えを押し通すわけにはいかない。
薬については9錠も飲まれている。上手に病気と付き合われている。

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2022年02月13日

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まさに「病院に行った」だけ。それが本になり、手に取って貰えるのは「まる大明神」のおかげ。毎年100万人以上がガンになっていること考えると、このコロナ騒ぎは?「猫なんか役に立つことは、ほとんどなく迷惑かけるだけの存在。なのに飼ってる人が多いのは、多くの人が迷惑をかけるだけの存在を必要としているから」「役に立つか儲かるかといった存在ばかりが重視される社会で、実際の人間関係の裏返しではないか」「未来のことは考えない。いまこの瞬間を大切にする」猫的生き方。医療がテーマだったはずが、ネコ論に。

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2022年02月12日

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養老先生の入院経緯と医療についての考え、中川先生の見解、そしてときどきまる…という本。

文字も大きめなので、さらりと読めた。お元気になられてなによりでした。

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2021年12月04日

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養老先生が心筋梗塞になり、病院へ通うことになった。
また養老先生の愛猫「まる」が息を引き取った。
このような体験を経て、養老先生は医療との関わり方や人生と死への向き合い方を考え直したのか。
養老先生目線の話、中川先生目線の話、養老先生・中川先生・ヤマザキマリさんとの対談、の三部構成。

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2021年08月22日

Posted by ブクログ

NHKで季節ごとに放映される養老先生とマルの番組、毎回楽しみに視聴。

その補足内容として、この本は後追い情報としてなるほどと納得したり、もうあの番組もないなぁと残念に思う。

病院にかかると医療システムに組み込まれてしまう・・・
確かにそう思うが、しかし医療システムにも優劣があり、その後のクオリティが全く違うのである。
中川先生みたいな方が身近にいるだけで、安心できますね、羨ましい。

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2021年08月03日

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ネタバレ

養老孟司のお名前はよく目にする
コラムも面白い
医師であり動物学者でもある氏の提言は常に興味深い
中川医師の話しもなるほどと思った
ヤマザキマリさんとの対談も楽しかった

ただ同じことの繰り返しが多かった
愛猫まるちゃんの写真は良かったけれど

今 医療との距離の取り方が難しい
痛みがあれば何とかしてほしいと病院へ行くし
流れに乗ってしまえば抗うのは難しい
延命は嫌だと思っていても

≪ 病院は 生への希望 落とし穴 ≫

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2021年07月10日

Posted by ブクログ

Dr.二人による健康と猫ちゃんのお話。
字が大きいので読みやすくてすぐ読み終えた。

まず、、、癌検診はきちんと受けたいと思った。(二十代で子宮頸癌と乳癌しか検査はしたことないが、大腸とか胃も定期的に見てもらったほうが良いものなのか…?)
わたしも飼い猫にはなりたくないと思ったが、もし何か見つかれば年齢的に進行も早くて怖いので気になることがあればすぐ受診してしまう。歳をある程度とったら医療と距離をとった野良猫生活をしたい。好きなことをして好きに死にたい。

人類は科学の力で老化を克服し若い身体のままで長生きできるようになる日がくるだろうとのことだったが、老いは病気、治すべきという考え方に少し疑問を抱く。介護や認知症が大きな社会問題になっているが、その解決のために社会の制度を改善するのではなくそもそもの体の方を変えるという考え方はやはり医療研究者だから?

あっ、あと新型コロナウイルスのワクチン接種の人体実験、わたしもしたいと思った。(接種して体の変化を体験したいという意味)あとやっぱり運動は大切ですね、歩く習慣サボりがちなので改めて気をつけたいと思った。

ところどころ出てくるマルちゃんが可愛くて癒された。名前通り丸いお顔で。

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2021年05月02日

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