感情タグBEST3
更なる続編を読みたいです。
タールグが最初はかなり暴君だったけれど
レオナの人柄と健気さ、一生懸命さ、優しさに影響されて
少しずつ人としての優しさを思いだしていく様子が
細かく書かれていてとても美しいストーリーでした
これからの続編も読みたい
評価高いだけある
最初は、タールグが最低で
レオナが可愛そうでしたが
段々、レオナに影響され変わっていき
タールグが凄く健気で可愛く見えてきます
ちょっと笑えるとこもあり、
しっかりと話もまとまってて
凄く面白かったです。
現代にも通じるものがある物語
受のレオナは王子でありながら、現代で言えばディスレクシア(読み書き障害)や特殊な認知のある青年で、バカにされ軽んじられています。
それでも何かの役にたちたいと、農産物の品種改良に励む素晴らしい王子!
これ、単なるBL作品ではなく現代にも通じる普遍的な問題を扱ったお話だと思います。
だからこそ、レオナが凍りついたタールグ皇帝の心を溶かし、2人で幸せになるという物語が嬉しいです。
こういうの好き!
不憫な受けが幸せになる話大好きです!
レオナには発達障害があって、自国でバカにされ貶められて他国に人質に出されますが、抑圧のない他国で好きなことに没頭します
また皇帝であるタールグは、他人は使えるか使えないかで判断し、計算高く冷徹で、その上自己愛もない寂しい人間
その2人がお互いに影響を与えて自己肯定し、自分らしさとかけがえのない相手を手に入れたという感じかな
ただ、最後があまりにあっさりしすぎてて、ちょっと尻すぼみ感が残念です
おまけが凄まじい
国の覇王×謀略により継承権を奪われた第二王子
初読みの作家さんでした。
読み書きが苦手であるがゆえに存在を軽んじられてきた王子が、人質として赴いた国で自信を取り戻して幸せになるお話です。
受け攻め両視点。
最後はデロデロに溺愛されますが、政治的な話もがっつり絡みながら話しが進むため堅い印象。緊迫感が半端ない。ふたりはわりと初期段階から好感を持ちますが、攻めからすると相手はスパイ疑惑のある人質、受けからするといつ殺されるか母国を滅ぼしに行くかわからない帝王。まったく逆の世界で生きてきた2人は上手に想いを交わすことができません。緊張しながらじれじれするという、なかなか不思議な感じ…?
それと表現が印象的でした。世界があやふやだったレオナは、ターと出会って世界がくっきりとして柱ができた。世界がはっきりしていたターはレオナと出会ったことで世界がぐらついた。
恐らく自分の存在意義や価値観、心の拠り所、生き甲斐、そのあたりのことかと思うのですが、真逆になってしまう2人の対比が面白いですね。
おまけのssでは受けに一日一緒にいたいと願われ、はりきりすぎてアホになってる攻めが堪能できます。禁欲しない方がしみじみ幸せな一日を過ごせたんじゃないかなと思いました…。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ良かった。ADHDやら識字障害のある人質の王子の主人公と、隣国の皇帝。裏表のない主人公と皇帝の腹の探り合いと主人公の祖国との外交。主人公も障害はあるけどかなり優秀で純粋無垢な人質に絆される皇帝っていう単純な話ではないところが読み応えあった。シナリオ自体はよくある話だけどちゃんと人間を描いて話を読ませてる。外交パートは程よい尺でけどちゃっちくもなく、この著者すごい文章がうまい。他の著作も読みたくなった
Posted by ブクログ
受が独特の世界観を持った子だけどその描写の仕方が良かった。攻に会って言葉を交わしてから受の中の世界が変化していく心情の変化がとても良い。
受と攻の両視点を細かく交互に描かれているので攻の誰も信用出来ない冷徹な人間のようでとても不器用な人間性もわかるし、お互いの想いが強くなっていく様子もわかるのでこの文章の形とても好きだなと思った。
あと、攻は臆病で自分から好意を言葉になかなか出来ないけど受は物凄くストレートに思ったことをそのまま言葉にするのが可愛い。
最後の書き下ろしSSの攻がエロオヤジみたいなこと言ってたのはちょっとギャップありすぎて面白かった。
隣国王子レオナくんと皇帝タールグさんがハピエンになるまでのお話。
とても良い設定だしキャラも魅力的なのに、後半になるほど表現が薄くなりまるであらすじを読まされている気分でした。書籍化に当たり事情はイロイロあるのでしょうが、非常に勿体無い扱いだと存じます。
倍の文字数にして、タールグさんの義妹の暗躍や山岳民族との会談、その反乱もきちんと拝読したかったかも。本当に勿体無い作品だと思いました。
途中から駆け足で進む物語
試し読み部分の雰囲気と本編後半の印象が違うので戸惑いました。後半の展開が駆け足で進む感じで、壮大な物語の粗筋を読んでいる印象でした。
レオナが祖国で冷遇されていた事情や政治的なあれこれは説明が不十分で、なんとなく不完全燃焼感があります。無垢なレオナと疑心暗鬼の塊のようだったタールグが気持ちを通わせていく過程がとても良かっただけに、ちょっと勿体なかったように思います。