感情タグBEST3
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主人公が、発言によって責任感が生まれるのが怖いと感じていたのが印象的
初めは誰かの言葉を借りただけ
きっかけは様々だけど、何かについて理由を知りたいと思うことで、みんな自分の言葉になっていく
自分でたどり着いた言葉を発する登場人物は、場を動かす力があったと思う
ただ強いだけでなく、相手を尊重する優しさがある
目的は1番になることではなく、全員で生き残るための最善を探すこと
土と草木の匂い、ひやりとした朝露、汗ばむ熱気、全身の疲労を感じた。自分も一緒に同行した気分。
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地元集落が土地開発で地元派とニュータウン派で別れてしまい幸男が行く中学校でもクラスで派閥的になるが林間学校でおきる事故から助け合いながら相手を尊重し思いやりが出来るようになる。夏休みに起こったことから子供達が大人になって今の大人達とは違う付き合い方が良い方向へと出来るようなそんな希望が見えました。
こういうドラマやアニメを夏休みにやって欲しいな。
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課題図書になりそうな話でした。
色々なタイプの中学生たちがいて面白い。
ただ主人公?の幸男は、なんとなく共感できず…
でも、子どもたちは成長していきます。
新しい経験をして、自分で考えて、
みんなどんどん成長していく~
そして幸男も…ちょっぴり成長しました。
(大人は頭も心も頑なで変われないけど…)
幸男の祖父が、幸男の友達の桐人に言った言葉が
とても良かった。
この作品、本当に中学生に読んでもらいたいなぁ。
やっぱり乾ルカさん、好きです。
Posted by ブクログ
田舎に押し寄せる開発の波。
わかりやすく対立する子どもたちの姿に、
SNSがないと、こんなに率直に言い合うのかと新鮮な気持ちがした。
そんな中、中盤から、まさかの展開。
さすがに面食らった。
しかも、その後も怒濤の勢いで突き進む。
こんな展開、ありなのか?
子どもたちの冒険というには、あまりにも重い。
トラウマになるんじゃないか?
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子どもたちは、それぞれの困難を乗り越えていくなかで
大人たちは気づかないほどの成長をしているのではないだろうか。
大人たちの壁は大きい。
大人たちの影響で子どもたちも壁を作る。
だけど、こどもたちは
きっかけさえあればどんな壁も乗り越えていく。
Posted by ブクログ
初出 2019〜20年「小説NON」
ゴルフ場開発がまだ続き、携帯電話がなかった昭和の終わりの話。造成中のゴルフ場の下の崖下のコテージで行われた林間学校に参加した中学1,2年生9人は夜土砂崩れに巻き込まれる。1階と外にいた大人たちは助からなかったが、2階にいて助かった9人は、危険を感じて脱出するが更なる土砂崩れで下への道は塞がれる。
地元の言い伝えを覚えている子は、ゴルフ場のある黒蛇山は山崩れを起こしたことがあり、尾根伝いに危険のない白鷹山へ廻って降りるべきだと言い、ニュータウンと農振地域とでいがみ合ってきた子たちが、しだいに助け合いながら脱出に成功し、非常食の供え物や水のある白鷹山の祠にたどり着く。
前半のニュータウン派と農村派の対立がちょっと長いが、命の危険にさらされるなか、思いやりを育てながら的確な判断で全員が助かるのは、令和の話でも良さそうななかなかスリルたっぷりのの冒険談。
途中でガレ場の例に出てくる手稲山は、作者が北海道出身なので札幌の手稲山に違いない。
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乾ルカ先生の得意な田舎の風習、伝説、神を題材にした物語だ。中盤ぐらいからは、状況が目に浮かぶ迫力だ。純な子供達に語らせる手法は見事極まりない。
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昭和50年代の地方都市を舞台に、中学生になったばかりの子供たちの姿を夏休みまで追う。新興住宅地に越してきた人々と地元で生まれ育った人々の対立、いじめ(現代のものほど陰湿ではないが)、神聖な山に迫る開発計画など、様々な問題を孕みながら物語は進む。そしてクライマックスでそれらのすべてが収斂し伏線も回収されるが、エンディングはほろ苦いものだった。こんな時代だからこそ読むべき作品だと思う。
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桐人くんが自らが考えるきっかけになる秀明君からの言葉やさらに深く考える事になる幸男くんの祖父からの言葉により、考え導いた答えは、…。
舞台の昭和50年代よりも令和の現在の情報過多の時代。それに、流されず自らがより深く考える難しさを感じる。心星になるように優しさを深く定めて生きていきたいと思う。
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一昔(ふた昔くらいか)前のニュータウン開発と地域の伝統との対立に巻き込まれる子供たちの話。
冒険譚の色合が強い。
ニュータウン側と地元の間でいがみ合っていたが、災害に遭い、乗り越える中で次第に打ち解けあって結束を深めてゆく。
ドラえもん映画のような団結感で乗り越えてゆくのは、懐かしさすら感じます。
今も災害が発生したときに問題になるときもあるけど、昔ながらの地名は、その土地の特徴を示す場合もあるので、残すべきものは残したほうがいいと改めて思うのでした。
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110これはスマホやゲームしか知らない今の中学生によんで欲しい。まあその親にもやけど。大人はあっさり退場して子供たちが成長するお話でした。夏にぴったり。読書感想文でどうでしょう。
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古い土地でずっと過ごしてきた子どもたち。
新興住宅地に入居してきた子どもたち。
同じ中学校に通う子どもたちは、お互いを認めない。
自然への畏れ、敬い、格式。新しい便利な生活。
それが、こんなにも子どもたちに溝を作るのだろうか。
土地に伝わる伝説は興味深い。
Posted by ブクログ
地元と開発されたニュータウン,親も子どもたちも対立する中で起こった地震.助け合う中でみんなに芽生える絆といった単純なストーリーながら王道の物語展開.そして,伝承古文書に記されたわからない言葉が重要な意味を持ち物語全体を支えている.大人たちはともかく,子どもたちはみんな柔軟で希望が持てた.