【感想・ネタバレ】私立探偵・麻生龍太郎のレビュー

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ネタバレ

評価は5.

内容(BOOKデーターベース)
「わたしの宝石を担して貰いたいの」刑事を辞め私立探偵として独立した麻生龍太郎に、奇妙な依頼が舞い込んだ。東京地検の元検事で弁護士を営む早坂絹子とは旧知の仲だったが、叔母から譲り受けた指輪が盗まれたという。唯一の手がかりである叔母のかつての婚約者を訪ねた麻生は、やがて予想外の事実に突き当たり…(「CARRY ON」より)。麻生龍太郎と山内練の宿命―「RIKO」シリーズへと連なる魂を揺さぶる連作ミステリ。

麻生の感で全てが上手くいくという後味スッキリ名短編集。シリーズを一気に読めば出てくる人と人のつながりが直ぐに理解で来て楽しいだろうが、
私は・・・思い出すのに時間がかかった。

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2018年02月13日

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「聖なる黒夜」からつながる話。私立探偵になった麻生龍太郎が依頼された事件を縦糸に、山内練との関係を横糸にして、物語が進んでいく感じ。
二人の苦悩と迷いが胸にくる。
正義も真実も人それぞれ。完璧な人間もいない。
一人の人間の中に善も悪も混在している。そもそも善悪とは?
柴田よしきさんの描く作品を読むと、いつもこんな事を考えてしまう。
高殿円さんの解説にある"魂の叫び"に強く同感。

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2011年10月09日

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刑事をやめて探偵になった麻生龍太郎。
その後のシリーズも読んでいるから、山内の行く末を知ってはいても、更生しろよと思わずにはいられない。ガキだなぁ山内。好きだけど。
面白かった。

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2022年10月19日

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ネタバレ

『聖なる黒夜』その後のお話。
刑事を辞めて私立探偵へ転職した麻生龍太郎。
少々風変わりな依頼から得体の知れない事件まで、意外な所で繋がる人物たちや、予想を(良い意味で)裏切られる真相。点と点が全て1本の線で結ばれ、事件の全貌が見えた瞬間にはアッと思わせられる。個々の事件が各章ごとに分けられていて、短編集のような読み易さもあり、面白かったです!
特に、キャッチボールの話が1番のお気に入りです。



ただ、前作を読んだなら誰もが気になる、
「麻生と山内、2人はその後どうなったの?!」
という点については、少ししか描かれていなかったので残念…。しかも、麻生は練だけに対してずっと変われ、変われと言い続けているのが酷。所々で自分が警察側の人間であることだと再確認する場面はあるのに、自分のことは棚上げ⁈と思ってしまう。どこまでも堕ちていくのだと覚悟したのなら逆に自分が暴力団側に加わり、ずっと側で守ってあげればいいのに……。

でも、そんな未来は例え天地がひっくり返ったとしても絶対に無存在しないだろうなあ…分かってはいたものの、ラストシーンはやっぱり辛い………切ない……

お別れの時、「さよなら」と言わないのが練らしい
次、再会するとき2人はどんなところに立って、
どんな表情をしているのだろう。




本編とは別で、解説もとても面白かったです。
クスッと笑わせてもらえたり、
物語全体の核心を突いたコメントなど、
その中でも、とあるミュージカルのワンシーンが
紹介されていて、その中のセリフが

「このままの僕を 愛して欲しい」


最後にここでトドメの一発。
もう泣きそう。



RIKOシリーズ読もう。

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2017年10月09日

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ネタバレ

エピローグでの二人。
なんて不器用なんだ。
泣けた。
でも、こんな話が読みたかった――と思った。

はじめの方のたわいないやりとりが余計に愛しくなった。

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2013年05月22日

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練と龍太郎はどうなるのだろうと、不安になりながら頁をめくった。
最後まで読み、こうなる運命だよなぁと胸がいっぱいになる。

龍太郎の探偵稼業が綴られ、そこに少しだけ練が顔を覗かせる。
心のすれ違いがあるような、不安になる描写であった。
練は、いつだって何だか寂しそうな雰囲気がある。
途中、龍太郎と練の関係について田村が語るが、
龍太郎は練について吐露してしまえたら何か変わったのかなと思う。
しかし、ニ人は変われない。
これからも、お互いへの想い、執着は変わらないのだろうか。
練の冤罪の件など、解決するのだろうか。続きが気になる。

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2013年02月10日

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「わたしの宝石を担して貰いたいの」刑事を辞め私立探偵として独立した麻生龍太郎に、奇妙な依頼が舞い込んだ。東京地検の元検事で弁護士を営む早坂絹子とは旧知の仲だったが、叔母から譲り受けた指輪が盗まれたという。唯一の手がかりである叔母のかつての婚約者を訪ねた麻生は、やがて予想外の事実に突き当たり…(「CARRY ON」より)。麻生龍太郎と山内練の宿命―「RIKO」シリーズへと連なる魂を揺さぶる連作ミステリ。
「BOOK」データベース より

元刑事の麻生龍太郎の話.魂は揺さぶられたりしないが、なかなか手の込んだ話.探偵の仕事も刑事の仕事も地道な証拠の積み重ねがものをいうという点では同じであるなぁ.

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2012年11月28日

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ネタバレ

聖なる黒夜と比べるとかなり軽め。
短編なので読みやすい。
煮え切らない麻生に若干いらいら…練と幸せになって欲しい。

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2012年05月23日

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煮え切らない二人にイライラしつつ、続きが気になってあっという間に読み終わってしまった。まさに中毒になるシリーズです。

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2011年12月11日

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所轄刑事麻生龍太郎の続編と思って読んでみたところ、ひとつ作品を飛ばして読んでしまった。所轄刑事麻生龍太郎→聖なる黒夜→私立探偵麻生龍太郎→聖母の深き淵→月神の浅き夢。となっている。順番で読んだほうがよいタイプのシリーズです。

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2017年06月25日

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面白かった。ラストの一編だけ、ちょっと強引な感じがしたけどそれもまた良い味だった。
この前作である「聖なる黒夜」しか読んでないからなんとも言えないが、麻生が山内との関係をスッパリ考えられないのがモヤモヤする。個人的にエピローグでは「お前と共に堕ちる」くらいには辿り着いて欲しかった。
でも、麻生の「ヤクザものには堕ちきれない」ってところが描かれたのがこの短編集と、物語のテーマだから、難しいな…

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2023年03月22日

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『聖なる黒夜』の続編になるのかな。
『聖なる黒夜』のピーンと張った空気感みたいなのは感じる。
龍太郎さんは素敵だが、筋立てとしては強引にも思えた。

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2021年02月20日

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柴田よしきの代表作RIKOシリーズのスピンアウト
RIKOシリーズで描かれた麻生と練との関係を知っていた方がスムーズに物語に入れますが、この作品だけでも十分に楽しめる推理物でした。
RIKOシリーズは暴力的描写の激しい所が有り万人にお勧めではないのかもしれませんが、この小説ではその様な所はありませんでした。
普通に楽しめる推理小説でよく練られたお話しでした(^^♪

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2020年01月24日

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麻生と山内の関係‥‥どこかで見たような‥‥と思ったら『愛と誠』。自分のせいで人生狂わせてしまった愛する人に償いたいと思い、更正してほしいと願う。

でも人間ってその人が歩んで来た過程もその人の一部なんだ。だから、それを否定することはその人の人格も否定してしまう事になる。

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2019年07月09日

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このシリーズは全部読んでて、順番違いだけど、RIKOシリーズも先に読んじゃったんだけど、とりあえず、ワタシは麻生より練が好き。どんだけ鬼畜でも変態でも、そんだけの魅力が彼にはある。頼むから練に優しくしてやって欲しいのに、助けてあげて欲しいのに、麻生、何やってんだ!って思ってしまう(苦笑)。で、二人とも不器用すぎるところにモヤモヤして、続きが気になってしまうんだなあ・・・。ぶっちゃけ麻生が警察やめて探偵としてどんな仕事してるかとか、別に興味ないし(笑)。そこに微妙に練が絡んでくることが気になるわけで。
柴田さん、読者のツボわかってますよね(苦笑)。

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2013年12月23日

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ネタバレ

短編集で読みやすかった。
最初のタイムカプセルのやつが一番面白かった。

聖なる黒夜未読だったのでそっちを先に読めばよかったなと思った。
麻生が魅力的で練がかわいいのはなんかわかったんだけど。。。最後、、、!
いつか2人がハッピーエンドを迎えらられますように!!

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2013年08月31日

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最後に、うわあああ…てなった。練がそこから抜けるより麻生さんが堕ちていくほうが簡単に思えるけど、そうしたら麻生さんじゃなくなってしまうもんな……。でもなあ、練に麻生さんは必要なんじゃないのかなあ。

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2012年11月12日

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麻生のその後、ということで期待をしていたけどちょっと期待はずれだったかも。

山内との関係は所々で出てくるけど煮えきらないし終わりは唐突。
短編の事件の方も、ちょっと軽め?この手の主人公であれば、やっぱり1つの事件をじっくり解決する長編の方が合ってるんじゃないかなーと。

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2012年06月17日

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シリーズものですが、この優柔不断で頑固で優しいキャラクターが好きで、読んでしまいます。久々に柴田さんの本を読みましたが、このシリーズを時系列順に再読したくなりました。

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2012年04月23日

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刑事をやめ私立探偵になった麻生と、出所したばかりの練のお話(が、サイドストーリー)

刊行順でなく時系列で読んだほうが麻生や練の苦悩がわかるかもしれない。

最終的にこの二人が行き着く先はどこなんだろうか…

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2012年03月18日

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警察を辞めた麻生龍太郎は、私立探偵として新たな道を歩み始めた。だが彼の元には切実な依頼と事件が舞いこんでくる……。


麻生の元に舞い込んでくる事件はそれなりに楽しく読めましたが、山内練との関係の補完をメインに求めていたので少々肩透かしを食らった気分に。エピローグがやや唐突な感じがしてしまいました。もう少し二人を書きこんで欲しかったです。
麻生探偵のこの後の活躍に期待しています。

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2011年12月14日

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連作の中の一本をいきなり読むと辛いですな。ハードボイルドテイストだけど、その主人公の偏愛指向なんかが良くわからない。

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2011年11月03日

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このシリーズで突出していたのが
聖なる黒夜。
それに引きずられて、シリーズ読み続けています。
次作にも期待!

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2011年10月25日

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久々に麻生、山内シリーズ。文庫本になるの待ってたから、楽しみにしてたが…今までの聖なる黒夜やRIKOシリーズと比べると、普通の探偵ものやったのが、ちょっともの足らんかったな。
山内との絡みも少なかったし。続きは、あるのかな??

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2011年09月30日

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