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実際は骨太の政治ドラマ
いやあ、ただただなつかしい!
アニメ放映時はほんの幼児で音楽も暗いし、やたら回想の回があるしで全く作品世界にはいれませんでしたが、今じっくりとコミックで拝読するとまさに一国の叙事詩であり、骨太な政治ドラマ!ストーリーから結末までわかってはいるのですが、あえてゆっくり時間をかけて拝読します。
太陽の牙 ダグラム
子供の頃、TVで見ていたときは、はっきり言っていまいち内容を理解していなかった。「太陽の牙」が惑星デロイアのゲリラの名であったとは、この本を読んで知りました。子供の頃は、コンバットアーマー(以下、「CA」)の戦闘場面しか見ていなかった。政治の話が多く、話によってはCAの戦闘が全くなく、今週は面白くなかったと思う事が多々あったと記憶してます。
今、大人になって改めて見てみると子供の頃感じなかった面白さがあります。
逆に、戦闘ヘリに胴体と手足をつけたロボットが兵器として採用された理屈が解らない。
ちょっと屁理屈を書いてしまいましたが、物語は好きなので、早く次が読みたいです。
凄いね、やはり
もうすぐ50歳になろうかという私も詳しい内容は知らないような時代の作品である「ダグラム」。
今調べると、「ガンダム」の2年半後、「イデオン」の1年半後、「ザブングル」の1つ前、「ダンバイン」「ボトムズ」「バイファム」の1年半~2年前という時代の作品。
更にその後、「エルガイム」「Zガンダム」とサインライズの作品は続いていく。
ちなみに、「マクロス」の1年前の作品でもあり、いかに当時(1980年代前半)がロボットアニメ全盛期だったかが良くわかる。
そんな時代において、「ダグラム」は「ボトムズ」と並んで究極のリアル路線かつ、重くて暗い作品という評価が一般的。
一方で、徹底的なリアル路線を好感している人も多いハズ。
という程度の基礎知識をもとに読んでみた今回のマンガ版。
作者は「サンダーボルト」が大ヒット中の太田垣康男。
絵にちょっとクセはあるものの、元々アニメのダグラム自体クセの強い絵(ボトムズと同じ?)だったので、大きな問題はない。
ストーリーは大まかな設定・背景自体は同じでも、細かい展開はかなり違いそう。
主人公の見た目の年齢も、アニメより大人びている感じがする。
トータルで見て、政治関連の話の強い「ダグラム」にこの作者はよく合うのではないかと思われ、期待が持てる。