感情タグBEST3
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前巻で生霊になった李英くんと海里くんがケンカをして温泉で仲直りする巻。
生きてケンカができてよかったね。
「あなたに嫉妬しています」なんて、きっと隠したい感情だろうにそれを誠実に真正面から伝えて謝る海里くんは根性あるな。
今回の幽霊は朗読の師匠の息子さん。
突然別れてしまった親子の間を取り持ちます。
親子の感動ものに弱いのでまんまと涙ぐみました。
それからやっぱりロイドの自己肯定感高めユーモアにほっこりし、夏神さんのツッコミに笑いました。
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このシリーズも17冊目になり、なんだか味わいが深まってきたなあと思った。夏神と海里とロイド、海里と李英、倉持夫妻と海里、それぞれの人間関係の深まりを感じた。海里と李英は先輩後輩という少し距離のある関係から、お互いの嫌な部分も含めて理解が深まり、いいライバルのような関係になった。倉持夫妻と海里は、倉持夫妻が息子を亡くしているという悲しい過去に今まで触れることができないでいたけれど、今回の出来事を通して、息子さんの死による痛みをずっと抱えて生きていかなければいけない二人の傷口にそっと手を添えることができた。苦しい、くやしい、悲しい、腹立たしいといった負の感情を見せられる相手ってなかなかいないものだから、海里は李英にとっても倉持夫妻にとっても、大事な存在になったのだと感じた。そして倉持さんの海里に対する師匠としての愛情にぐぐっときた。
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李英への海里の嫉妬がせつない。近くにいて誰よりも良さを知っているからこそ生じるもの。お互いの意見を吐露して話すシーンが最高でした。
そして今回は悠子先生がもうすごい。
師匠としての心構え、母親としての思い、女優としての矜持。全てが見事に組み合わさって倉持悠子としての彼女が作られていて、そのどれもが魅力的。
「共同設計者として、そして共に現場で試行錯誤する仲間として、私はあなたという役者が育つ過程をいちばん近いところで見守り、たまに手を貸し、そして……いつかあなたが独り立ちした後も、五十嵐海里という役者の中に、自分が積んだ煉瓦をみつけてこっそり喜びたい。それが私の先生としての夢よ」
誰の中に残る自分。
それは逆に、自分の中にも誰かがいるということ。そうやって影響し合って、絡まりあって、僕らは僕らを造り上げていく。
わたしという人格はわたしであって、わたしだけではない。誰かが掛けてくれた言葉や思いが重なりあって、わたしが造られている。
だからこそ、別れは余計につらくなるのかなとか。最後の卵焼きのシーンがとても印象的でした。
李英と海里の二人の朗読のシーンも楽しみです。
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花火をタップしつつ読んだ。今回も面白かったなあ。まさか悠子さんもここまで掘り下げるとはさすが。最後のシーンはもちろん半泣きで読みました
面白かったー!
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そう言えば大切な人を失った者達の集まりなんですよね『最後の晩ごはん』。
でもやっぱり若い人が亡くなるのはツライ…しかも結構えげつない亡くなり方をしていてホント辛い…と思いながら読みました今巻。
ああでも最後は毎回ちゃんとほっこり笑えて終われるので読後感は良いです。
ちゃんと話せる時に話しておかないと、後悔は先に立ちませんね本当に。
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小説を読んで感極まって泣くのは久しぶりだった。
弟分の李英と喧嘩して不穏な展開で始まったが、有馬温泉で仲直り。
初めて存在を知った炭酸せんべいは美味しそう。
そして話は、朗読の師匠である悠子さん家族の悲しい思い出に…。
優しい登場人物、美味しそうな料理に心が満たされた。
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今回もめちゃめちゃ青春しててとても良かった、、
芸術は自分の腕前がどれくらいかっていう可視化が出来ないから、人の言葉にすごく左右されて、それで自分を見失いそうになるのめちゃくちゃ分かる。
「話したい相手とは話したいと思ったときに話せることが、何よりの幸せ」の言葉がすごく胸に刺さった。
海里と李英のふたりの舞台早く観たいな!
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「ばんめし屋」シリーズ17
海里と李英 喧嘩して仲直りして。
朗読の師匠の病気でふたりでピンチヒッターに!
今回の幽霊は倉持夫妻の亡き息子
旅先で突然の死。食べさせてあげられなかった卵焼き
前作で死の淵まで行った李英だけど、少しずつ前へ進み始めていてよかった!
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最後の晩ごはん17巻目。
病み上がりの李英を軽い気持ちで悠子先生の朗読のお稽古に連れて行ったら李英が悠子先生にめちゃくちゃ絶賛されてて海里嫉妬でモヤモヤ…李英には非はないってわかってるし、自分が腐ってる間も地道に努力を続けて、病気にも負けずに頑張ってる…でもその完璧いい子ちゃんなところも腹立つんだよな…わかる。それで格の違い見せつけられて、自分が今まで築いてきた地位が足元から崩れるような絶望感と嫉妬心…わかるわかる!と海里に肩入れしまくって読んでしまった。でもその気持ちをちゃんと李英に伝えた上でぶつかり合って、仲直りしててえらい。最初はいけすかない奴だと思ってたのに、いつの間にか海里のこと好きになってました。
今回は、亡くなった悠子先生の息子の幽霊が現れて、思い出の料理を食べて成仏するという、久々に正しい(?)最後の晩ごはん出張編(悠子先生の自宅)でした。悠子先生の、亡くなった息子と海里への深い愛情が感じられてじーんと来てしまった。海里は夏神さんと悠子先生という良い師匠に恵まれていて幸せだな。
続きも楽しみです。
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シリーズ第17弾
前作を読んでから少し時間が経ってしまったけど、すぐ物語の中に入り込めた。
今回は、海里が修行中の朗読にまつわる事件と、その師匠である倉持悠子が中心のお話。
倉持夫妻は三年前に息子さんを事故で亡くしている。
母と息子の、お弁当と卵焼きの思い出が涙を誘う。
誘うどころか、ちょっと読んだだけで涙が溢れて字が見えない……
亡き息子の好物だった卵焼きを作るシーン……(TT)
そしてこの物語の舞台である「ばんめし屋」。
今回美味しそうだったお料理は、スコッチエッグ。
作ったことありますか?
巻末にレシピも掲載されているんだけど、不器用な私には出来そうもありません(^.^;
手順は簡単なんだけど、黄身トロトロのやわやわゆで卵を優しく肉だねで包み、パン粉を付けて揚げる……
あぁ、きっと崩れてしまう(TT)
でも食べたい。
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海里くんのいいところは、自分の感情をちゃんと自覚できるところ。というかこのシリーズに出てくるメインキャラはみんな、とても理性的で魅力的。
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ちょっと変わったお客さんが来る「ばんめし屋」のシリーズ、第17弾。
タイトルの意味は、ずいぶん後の方で腑に落ちる。
グラタンのしょっぱさの中に、栗とかさつま芋とか、ちょっと甘いものが入っていると、驚きがあって美味しいですよね。
前回は、海里の2.5次元ミュージカルの頃からの後輩で、コツコツと努力の人だった、里中李英が思わぬ挫折を味わうお話だった。
運命の悪戯で、二人が再び同じラインに立った、という感じがした。
そのせいだろうか・・・
お互いに胸の奥に抱いていたモヤモヤがついに爆発?
真逆でありながらどこか似ている二人ならでは、相手に対する賞賛の気持ちと引け目がぐるぐる追いかけっこしてしまう。
しかし、喧嘩をしても、相手ととことん話し合えるのは幸せなことなのだ。
後悔が残らないよう、大切な人との会話を今、惜しんではならない。
海里ってこういう性格だったんだ!?
ということが、ひじょーーー!!に、よく分かった回でもあった。
そして自分でも分かっているらしい。
固い絆で結ばれた、永遠の先輩後輩で、ライバルで、嫉妬の対象でもある、五十嵐海里と、里中李英が、100年続きますように。
そして、夏神さんが相変わらずおかんであり、ロイドが相変わらず優しい爺やであった。
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プロローグ
福と鬼/抱えたもの/それぞれの荷物/苦い卵焼き/
まるくおさめる
エピローグ
仲が良くても腹が立つことはある。いじけることもすれ違うこともある。じっくり考えれば仲直りできるのも仲の良さ。これからもお互いに刺激しあえるように。
倉持さんの抱える悲しみが辛かった。
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ロイドがいなければ成り立たない。
夏神や海里の人生だけのことではなく
この付喪神に救われているとあらためて感じた。
このシリーズはどのような終幕を迎えるのだろう。
楽しみでもあるが寂しくもある。その時を迎えるのは いっそ私がこの世からいなくなってからにしてほしい(笑)
一言でいうと
毎回主人公とまわりの人たちが、少しずつ前を向いて成長していくお話。
今回は主人公と後輩君が初めてギクシャクしちゃうんですが、お互い反省して仲直り。みんな良い人なので助けられながらも自力で頑張るところが好きでついつい読んでしまう。
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嫉妬はしちゃうよねー、でもそれを素直に出しちゃダメじゃん、海里て精神面幼すぎ、というか弱すぎ。周りにお膳立てしてもらわないと仲直りできないのも面倒なやつだ。倉持先生の息子さん、最期そんなだったのか。海でも山でも動物に・・・、て想像するのも。そんな状態だと息子の死を受け入れるの自体難しかっただろうな。今回玉子焼きを作ってお別れができて良かった。
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退院した李英の気分転換を兼ねて
朗読レッスンに誘った海里。
ところが何でもそつなくこなす李英が
師匠である女優・悠子さんに褒められて
彼の方が才能があるとわかってしまう。
サリエリ状態。
わかるってことは、海里も才能アリってことで。
でも単にできるからといって
そこに観客が魅了されるかどうかは別。
気まずくなったふたりに
荒療治で温泉旅行の段取りをつける夏神さん。
やるねぇ( ̄▽ ̄)
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マカロニグラタン。内容的には卵焼きじゃないの?と思ったがさておいて。李英に嫉妬して八つ当たりした海里。喧嘩中の二人は夏神の計らいで、温泉に行き仲直り。宿屋のご主人の言葉が、後々海里の中で生きてくる。久しぶりの幽霊登場。本来ならこれがメインのはずなんだけど、倉持夫妻と息子さんの再会と別れのシーンも、なんだかあっけなく終了。
シリーズ初めの頃は、もっと頻繁に幽霊登場してたけど、今はもうばんめし屋には来なくなったのか?お店で提供する料理のシーンもあんまりないし、テーマが取っ散らかってきて、なんだかもやもや。
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夜だけ営業の定食屋<ばんめし屋>を舞台にしたシリーズ第17作。
サブタイトルのマカロニって前にも出てきたような…とシリーズ作品を見返すと第8作がマカロニサラダだった。これだけ長いシリーズになると食材がかぶるのも仕方ないか。
今回のハイライトは二つ。
海里と後輩・李英の喧嘩(すぐに仲直りするけれど)。
きっかけは海里も認める通り、李英に対する勝手な嫉妬なのだけれど、気持ちは分かる。
李英くんは本当に良い子、良い子過ぎるのだ。
役者としての努力を怠らず、前作では大病を患ってその後遺症で体力が戻らない中でもやれることを必死にやっている。海里の朗読劇の師匠・倉持悠子が認める才能もある。それなのにその努力や才能を鼻に掛けることなく常に謙虚。
海里の短い売れっ子時代もスキャンダルで芸能界を追われた時も、<ばんめし屋>で働きながら役者への再出発を目指して努力している現在も、海里への態度は全く変わらず先輩として慕い尊敬してくれている。
役者としての立ち位置も才能の差もまざまざと見せつけられてしまうと、その優等生キャラが海里には眩しいのだ。
夏神とロイドの気遣いのおかげでなかなか明かせなかった心の内を曝すことが出来た海里と李英。優等生な彼もまたいろんな鬱屈を抱えていたし、短いギスギス期間にはふくれっ面もしていたので少しホッとする。あまりにもいい子過ぎると無理しているんじゃないかと心配してしまうから。
もう一つは、倉持悠子・繁春夫妻の一人息子で三年前に旅先のグアムで亡くなった拓己の霊。
ここ最近は幽霊ネタが少なくなりつつあったが、久しぶりに出てきた。だが場所は<ばんめし屋>ではなくて倉持家。眼鏡に戻ったロイドを掛けたらあら不思議、倉持家の食卓に拓己が座っているではないか。
ここでサブタイトルの意味が分かって来るのだがストレートに『卵焼き』ではなく『マカロニグラタン』にしたのもニクい。
ロイドにはこういう風景が見えているんだな、と改めて付喪神であったことを認識。イギリスの古い名家の執事のような物言いとは裏腹に好奇心旺盛な姿とのギャップが面白い。最近はタブレットで電子版のコミックを読むのにはまっているようだ。
夏神も料理の探究は怠らず、海里のことも師匠として見守ってくれている。夏神と悠子、立場も教えも違うけれど二人の師匠がいる海里は幸せ者だ。
悠子の体調は少し心配だが。
だがそのことで海里と李英に新たなステージが用意された。次はその話がメインになるのだろうか。
少しずつ役者の道に近づいている海里が嬉しいような淋しいような。
『話したい相手とは、話したいと思うたときに話せることが、何よりの幸せですわ』
海里と李英が二人で泊まった有馬温泉の宿の主人の言葉が印象に残る。
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【目次】プロローグ/福と鬼/抱えたもの/それぞれの荷物/苦い卵焼き/まるくおさめる/エピローグ
シリーズ17作め。
節分の時期。前半は、海里と李英の話。海里は、体を壊し役者を休業して静養中の後輩・李英から朗読のレッスンを見学したいと頼まれる。師匠で女優の悠子の許可を得て、李英もレッスンに参加。作品の解釈や悠子とのやりとりを通して、海里は李英に嫉妬するが、そんな自分にも腹を立て、二人は仲違いしてしまう。ぎくしゃくする二人を気づかう店長の夏神のはからいで、二人は有馬温泉へ。
後半は、悠子夫婦と亡き息子をめぐる親子の情愛がテーマ。ロイドが活躍(?)