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ネタバレではなく
大好きな石田リンネ先生の最新作!前作を読み返し「やっぱ面白かった~」→最新作を手に取った瞬間「え!?ジョン死ぬの!?」と叫んでしまった。
面白かったのだが…
面白かったのだが、前作のような新鮮さがもう少し欲しかったかな。人間のよく深いところが好きな妖精。王配であるデイヴィットの本性と、王女オフェーリアの恋模様がこの先読みたくもある。
Posted by ブクログ
オフィーリアの覚えなくていい語録に新規単語登録されなかったことに安堵しつつ。
でも、何だかんだで割と怒ってましたね、オフィーリア。
今回は王弟ジョンの死に戻りからの犯人捜し。
前回は様々な思惑というか殺意が折り重なって複雑さを招いたが、今回は真逆の話だったように思う。
作中あるキャラも言っていたが、真相が分かってみれば至ってシンプルである。
何だったら殺意もない。
感覚としては、今世間を騒がせている炎上事件に似ていると思う。
その後に起こる騒ぎと責任を深く考えずに実行しちゃう危うさ。
炎上事件の方は損害賠償請求などで人生が破綻するが、この物語では、犯人は呪いのせいで容赦なく死ぬ。
人生の破綻ですまない、命が持っていかれる。
殺した相手に殺意を持っていようといまいと、故意か偶然かも考慮されない。
何せ、相手が妖精だから、情状酌量など考慮してくれるわけもない。
犯人と併せて結構衝撃的な展開なので、これから読むという人はお覚悟を。
この物語に、後味のいい展開は訪れない。
オフィーリアが危惧したとおりに。
今回の件で一番得をしたのは、結局デイヴィットじゃないだろうか。
王様になるより刺激的なことに気付いてしまったようだし、何より妖精の件を彼が知った。
もし3作目が出るのであれば、次の被害者はおそらく彼だろう。
あー、でもその場合、オフィーリア普通に見捨てそうな気がしないでもない。
……頑張って、デイヴィット。
素直になりたくても今更すぎて
うん、まあ、あのクソったれにビンタ張った時はスッキリしましたよ。あの状況はゆるせないもの!あんなこと言った人間、後からどんなに口説いてきても信じられないけど……ほんの一瞬だけ信じられたら、後継getできる、かな? あと弟、いつも下品になりすぎない、でもパンチある罵倒のお言葉を選んでくれてありがとう(笑)
解りやすい謎
前作が面白かったので期待していたのですが、今回はすぐに真相が推測できてしまい答え合わせまでが長かった。
不自然なほどにオフィーリアもその事に気が付かない。なんで??
そんなところにハンカチが落ちているとか、即罠だと気が付くでしょ。その刺繍だってどう考えても罪を擦り付ける為の偽造だと察せるでしょ。
その前に書かれていた情報を考えると、ジョン死亡時に読者には真相が見えてしまう。
それに辿り着けないなんて、いくらなんでも頭が悪すぎる……。
ただ、方法については、私の頭の中に古の神ゲー『かまい◯ちの夜』が思い浮かんでしまって、てっきり像を紐か何かに括り付けて上から殴った。だから返り血を浴びる事もなかった、と想像してしまいました。違ったかー。
しかし、軌道が安定しない実際の方法よりも、そちらの方が確実だったろうに。
ジョンが最後まで呪いを知らないままで終わるのもモヤッとしました。
犯人の死は自分のせいでもあるんだよ、って事を自覚して欲しかったな。