【感想・ネタバレ】共犯者のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

久々の三羽省吾は、勢いノリノリ系じゃなく、社会派ミステリー系の小説。岐阜の山奥で発見された死体遺棄事件を追う三流週刊誌の記者宮治。独特の嗅覚で「何かある」と感じた宮治はこの事件を執拗に追ううちに、兄弟と家族を巻き込んだ真相に迫っていく。ミステリーと書いたが、核心は兄弟妹や家族の在り方を問うところ。犯人探しやトリック崩しをしている中で見えてくる家族の関りが深くて愛おしくて読ませる。

週刊誌とワイドショー的なものが大嫌いで、出来るだけ自分から遠ざけておきたいと思っている。それでも読書、それも小説読みを趣味としている以上、文春や新潮といった出版社にはお世話にならざるを得ないことにジレンマを感じている。

そんな中で読んだこの本、フィクションだということで大きく間引いても、ゴシップ記事を書く記者にも家族がいて生活があって矜持を持って生きているんだということが分からなくもない…という気になった。

それでもやっぱり、週刊誌とワイドショーは嫌い。求めてるヤツらがいるから存在してる必要悪なのかもしれないが、反吐が出るほど嫌いである。

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2024年04月05日

Posted by ブクログ

うーん、これまで読んだものより、何故だろう?スピード感?ストーリー?テーマ?わからないが、いつもの面白さは無かった気がする。
比較しなければこれはこれでそこそこ面白いのだけれど。
酷なこと言えば、最後にダラダラとなんだか後出しジャンケンみたいに、ドヤ顔した台詞たちが並んでいるように思えた。

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2023年05月26日

Posted by ブクログ

2021-12-169
この作者のこれまでのカラッとしたユーモアも感じられる作品とは違って、血縁とか家族とかに焦点を当ててちょっと重い感じ。長編になったからかもしれんけどちょっと物語がバラけて集中力が続かない。主役を明確にした方が良かったのかも。次作に期待です。

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2021年12月29日

Posted by ブクログ

終盤にかけてどんどん引き込まれた。

主人公が警察ではなくゴシップ記者なので、犯人の追い込み方が新鮮でもあり、捜査どうなってんの?という思いもあるけど、とにかく個人的には色々目新しかった。

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2021年12月04日

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