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2023-5新堂冬樹か誉田哲也みたいなストーリー展開で緊張感がすごい。主人公たちの背景と描写がちょっとステレオタイプなのが残念。伊岡瞬はもうちょっと市井に近い人を主に描くと思っていたから、パラノイアみたいなやつが出てくるとはちょっとびっくりでした。
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伊岡瞬109作目
面白かった
伏線たくさん。小野田さん、(女刑事)読字障害だったのね。三条は嘘の読字障害だったのに。
そして、三条と久保川は、異母兄弟?まじかー?
化けの皮がはがれてくる。まさに、仮面の題名にふさわしい。
宮下と、小野田さん、付き合えたかな?
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期待通り面白かったというのが率直な感想です。
タイトルの「仮面」にある通り、登場人物の色々な仮面があります。キャラクターもシンプルでイメージしやすかったのも高評価の理由です。
警察も出てきますが、そこの人間関係や背景などは警察小説好きな自分としてはもう少し欲しかった(深みのエッセンスとして)というのが本音です(警察小説ではないので仕方ないのですが)
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2023.04.16
人間は、たとえ疲れていても「元気です」と言ってしまうものだと思う。
それも「仮面」であり、「仮面」を陰の極にまで振り切れた「ところ」でかぶっているとこういう事件になる。
かといって、仮面を被っていないヒトは色んな意味で周囲に迷惑をかけるのも事実だと思う。
ヒトは1人で生きていけるものではないので、「仮面」のオンオフを適切にできることができないといけないのだろうなと思う。
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仮面を被ったが人まあ、出てくる出てくる。宮下刑事のまっすぐさがそれだけストレートに感じられるわけで、だんだんと化けの皮が剥がされていくさまも本当にふてぶてしい。クズという言葉にも失礼なくらい、救いようのないふたりが本当に最悪。小野田刑事にも驚かされた。伏線あちこちにあったのに全く気がつかず。圧巻。
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伊岡瞬さんの新刊はディクレシア(読字障害)がテーマとなったクライムサスペンス。読字障害というハンディキャップを抱えながらTVで活躍するイケメン三条公彦、三条の秘書の菊井は三条の謎だらけの私生活が気になりはじめる、同じころ不審な事件が発生して、その事件に三条とのつながりを発見した刑事の宮下と小野田は三条の捜査を進める。三条・刑事・事件の被害者の3視点で物語が進み、後半になるにつれて登場人物のかぶっている仮面(裏の顔)がはがされていく。じわじわ事件の真相が明らかになっていくのが面白かった。
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誰にも人に隠している裏の顔がある。
それは、犯罪者でも被害者でもそうだろう。
そして刑事であってもだ…
各々がとても個性を持っていて、ざっくり言えば「強烈」だった。
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主体が章ごとに切り替わるので飽きずに読める。真相が謎に包まれていた割に種明かしは犯人の自語り風でアッサリとしていた。もう一捻りあっても良かった。
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おろしろかったんだけど、三条に辿り着いた経緯に疑問というか、うまく出来過ぎ感あったような。
あんな誰でも彼でも殺しちゃおうなんて、サイコパスじゃんてなる。
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「代償」が面白かったので、同じ作者の本書も読んでみましたが、残念ながら期待した程ではありませんでした。登場人物(特に被害者)の個性が乏しく、読んでいて誰の話だったか見失うこともしばしば。
酷い事件が起こってるのに、あまり嫌な気持ちになりません。イヤミスカテゴリーとしては物足りないです。
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人は誰しも複数の仮面は被っている。
家族の前、友人の前、他人の前で見せる顔がそれぞれ違う様に。
本著の主人公、読字障害を持つ知的でハンサムな人気評論家・三条公彦。
胡散臭さがプンプンする。
登場人物が多く、視点と場面がコロコロ変わり読み進めるのに難儀した。
中盤以降、物語の全体像が見えて来てからは、仮面を被った女性達と、仮面を被らずとも内も外も腐りきった男性達に嫌悪感が増大した。
あっけない幕切れは勿体なかったが、点と点が繋がり一本の線になった時、人間の限りない欲望を感じた。
仮面を剥がされた彼らには不快指数Maxだ。
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序盤はテンポ良く進むのに中盤は中弛みした感じでしたが真相が近づくにつれてハラハラ!
そうそう!伊岡瞬作品のこの感じが好きなんだ!て思いながら読みました。
犯人クズ、、
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終盤から三条と久保川コンビの仮面が外れる急な展開にビックリ。二人とも性癖が過激すぎる。
邪魔になった時の口封じがちょっと安易すぎないか?それとも慣れてしまったって事なんだろうか。
アメリカ留学時代の経歴を偽ったり識字障害(ディスレクシア)も嘘でしたとか、本当に途中でばれないもんかなぁと思った。
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それぞれの立場で書かれた目線から
事件の推移や何故小野田刑事がいつも一匹狼
なのか、犯人達の謎な行動も最初は一体
何なのか疑問が浮かび、それら糸が絡まり合い
ハラハラドキドキしながら核心に
近づいて行く。
でも途中から意外とあっさり犯人の犯行
が露呈するのでそこら辺はもう少し
謎めいて欲しかった。
人間は常に何らかの仮面を被り生活している
が、犯罪者は仮面を外す事は一生無いのだろう。
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総勢7人の視点から語られるクライムミステリー。
帯にある通り「代償」「本性」とは違った「新たなモンスター」の登場です。
おぞましい事件を描くダークでヘビーな内容で、ドキドキぞわぞわしながら読みました。
群像劇のスタイルなので、あまり深みはなかった気がします。
読んでいる間は引き込まれたのですが、終盤があっけなかったというか…少し物足りなく感じてしまいました。
キーワードはディスレクシア、バークレー留学、レディK、アトリエ。
宮下刑事が出てきたのは何作目でしょうか。
なかなか味のあるキャラなので、今後も活躍してくれたら嬉しいかも。
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話題作の伊岡瞬のイヤミス…はじめて読んでみた。
ストーリー展開は独特な登場人物達が次々と本人目線で語る作りで、薄っぺらい犯人は途中から見えて来るが、各々の行方が気になり一気に読んだ。度を越えたキャラ達は例外なく相応の罰を受ける形で終わる。
宮下が犯人に放った言葉…『夢を見るのは自由、皆が皆、日の当たる道を歩いているわけではない。地味で目立たない道を、必死に歩んでいる人たちで世の中は成り立っている』が刺さった。そして、最後に言い放った『どんなにピカピカの仮面をつけようと、グズはグズだ』でスッキリ爽快。
時間を忘れて読みたい時に良いかも…また機会があれば読むかもしれない。
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胸糞悪くなるようなイヤミス読みたいなと思い、ネットサーチしてこちらがおすすめと書いてあったので手に取りました。お初な作家さん。
すごく読みやすくて最初からすんなりと読めたんだけども…うーん、なんか最後やっつけ感というか、めんどくさくなったから全員殺しておけば良くない? な、登場人物も作者も…な感じが否めなくて苦笑。楽しく読めてただけあってがっかりでした。本当全部何もかも嘘でした〜みたいな、ただの愚かな人でしかなかったね、うん
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主要登場人物がそれぞれ主体となる章を重ねて、物語を構成していくのは大変面白いのだが、その分それぞれの深い人間性が表現しきれず、薄い内容になってしまっている。
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いつもすいすい読める作品が多いけど、今作は少し読み進めるのに時間がかかった。
登場人物ごとにバラバラと場面が変わるのが分かりにくいからか。
それにしても犯人達がクズすぎて嫌だ。
あんな薄っぺらい人でも、みんなは騙されて人気者になるもんなんだろうか。
リモートで指示してうまく切り返せるもんなんだろうか、、、。
文字が読めない障害が初めて聞いたが、大変さなんだろうなと思った。
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11月-16。3.5点。
読字障害を持つコメンテーター。秘書として働く助手は、謎の多いコメンテーターに疑問を。一方、主婦連続殺人が発生し。。
イヤな事件を描かせると上手い作家。今回も描写が上手い。
少しの意外性もあり、読ませる。
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*
仮面
長編でとても読み応えがありました。
登場人物の誰もが仮面を被っている。
表に見える顔はその人の一面ではなく、
誰もが他者の知らない顔を持つ。
裏の顔が起こした事件を暴く物語。
Posted by ブクログ
主人公と思ってた刑事の思わぬ成り行きにびっくり。むしろ、こんなにホイホイと人を殺せるものなのかと、こちらにもびっくり。
描写のうまさにスルッと読めた。フィクションとはいえTV業界の虚構も「あり得る」と思わせてくれた。