感情タグBEST3
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別れた元夫や、小2の娘との関わり方。
同級生との仕事のやり取り、
見守り屋としての仕事。
そこに絡まってくる酒と食。
生きるのは苦しく難しい局面もあるけれど、
食べることからは逃れられないんだな。
食があるから、生きていける。
今日も選ぶ。何を食べるか、何を呑むか。
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ご飯とお酒の美味しさがめちゃくちゃに想像できて、家の近くのご飯屋さんも、街のご飯屋さんも開拓したい欲が溢れ出てきた。
美味しいご飯て幸せだなぁってしみじみ思った。
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ご褒美。
今日も一日、頑張った自分に。
毎回、真剣にランチの店を探す犬森祥子にニヤリしてしまう。
目の前に同じ料理、酒が出てきて、自分自身が味わっている感覚。
そして、ついさっきまでの「見守り」をふと、祥子に同化して思い返しているような気にさせられる。
スゥ〜と祥子の五感を共有できているところが、僕が思うこの作品の、一番の魅力。
こまるのは、読んでる最中と読後の食欲、“飲みたい”気持ちの昂り。
健診結果でも節酒を強く指摘されているが、抗い切れない。
とはいえ、aoi-soraさん、おいしいレビュー、ありがとございました。
自分の飲食欲とたたかいながら、犬森祥子のがんばる姿を追いかけていきます。
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すごく、すごく、心に沁みる一冊
“美味しそうな本だろうな”
と思って読み始めたけれど、それだけじゃない
主人公・祥子の人生が、少しずつ語られていく
一冊の中には十六の章が収められている。
一つのストーリーは、あっけないほど短い。
だけどそれは絶妙な短さで、しっかりと伝わってくるし、余韻もちょうど良い感じ。
祥子が深夜の仕事を終えて、ランチのお店を選び、美味しい食事とお酒を注文する様子、その料理の描写ときたら…
思わず唾を飲み込む。
ランチ酒の理由…
ひとりの家に帰りたくない。
だから外でご飯を食べてお酒を飲む。
でも本当に辛いと、それさえもできなくなる。
「お酒を飲むっていうのも体力や気力がいるもんだな」
そんな祥子も、幼馴染の親友たちと話すことで何かが吹っ切れて少しだけ前を向く。
そんなラストに思わず涙が溢れた。
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短編になっていて、1編1編が短いので隙間の時間に少しずつ読めるのが良かったです。
美味しそうな食事とお酒、人と人の繋がりや優しさが身に沁みるお話でした。
ランチ酒、私もやってみたいと思いました。
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夜の特殊な仕事に就く主人公が仕事明けに酒とランチを楽しむだけの話、ではない。
主人公の抱える問題や依頼人とのエピソードがほろ苦い味わいとなって物語に深みを与える。
続編が楽しみ。
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見守りの仕事をした後の昼間のお酒とごはんのなんと美味しそうなことか。
心と体の声を聞いて何を食べようと考え、お店を選ぶ様子にいつもうらやましくなります。
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食べる事は生きる事かなって思う。
何を食べるか。
そこに妥協しないで美味しく食べられる人は、
生きる力も強いんじゃないかな。
スーパー併設ベーカリーのおつとめ品4個まとめていくら、でランチ済ませる私が言う事じゃないが。
引越しのストレスでてきめん、食欲が落ちたが。
これがいい。という生き方がしたいのに、
これでいい。で流されている。
悩みながら、自分なりの愛情を娘に注ぐ祥子を
眩しく仰ぎ見つつ、
子供にひもじい思いをさせないのがいい母親、
という言葉に縋り付く連休前。
これでいい?
と言いながら給食を待ち望んでる気がする。
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深夜の見守りを仕事にしている、犬森祥子は、仕事帰りに、ランチでお酒を飲める店を探して彷徨う。仕事帰りの一杯だが、ランチ時には少々ハードルが高い。祥子は、そんな中でも、居心地良く飲める店を見つける嗅覚が発達。
「中野お助け本舗」の営業時間は、夜22時〜朝5時。実際は、夕方から昼前までなら客の意向に沿いフレキシブルに対応。
その間に、依頼者に代わり、子どもやペットなどを見守る。看護や性的なものはお断り。
その見守る相手が発する言葉から、祥子の思いが綴られる。
祥子は、22歳の時に、合コンで知り合い、3度目のデートで身体を重ねた30歳の杉田義徳の子を妊娠。下ろすことは考えられず、結婚して義両親と同居。子育ての大変さもあり、義母とも合わず、夫の浮気疑惑もあり、子どもを置いて離婚。
そんな自分を後悔したり、攻めたりしながら、見守り屋の仕事をしている。出会う人との交流で、思い出し、感情が波打つ。
こういう人の奥底に沈む弱さを私も書いてみたい気がします。
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バツイチの祥子の仕事は見守り屋。
勤務時間は夜なので、仕事の後のランチとお酒が唯一の贅沢。
出てくるランチの描写がとっても美味しそう。
どのお店も行ってみたくなりました。
見守る人たちとのお話、元夫のもとで暮らしている一人娘を想う気持ちに切なくなります。
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生活圏内にある、新たなお店開拓をしたくなった。
車がないと生活できないような地域なのもあり、ランチタイムにお酒を嗜むのは難しいけれど、その分初めて食べる店の味を楽しむ時間を持ちたい。
1話15~20ページほどなのに、しっかり物語として満足できた。
ランチメニューの美味しさだけでなく、主人公の生活や日常・お仕事が続く背景が繋がっているので短い話だけどそうではない満足感が大きかったように感じる。
280ページの中に16話が入っている連作短篇集。
続編もありそうなので、主人公のその後を気にしつつ、あらたな美味しい妄想も楽しむ読書時間が今から楽しみだ。
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依頼人との程よい距離感を保ちながらも、依頼人と自分自身の双方の心をほぐしていく祥子さんが素敵。秋葉原の章に出てくる男尊女卑オトコの成敗はスッキリした。
登場するのはどこも実在するお店。原田ひ香さんは食事シーンの表現がお上手で、普段行かない街までわざわざ足を伸ばして味を確かめてみたくなる。十条のバクテーは昔から行きたいと思っていたけれど、この本を読んで行きたい欲がさらに高まった。
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街ブラグルメ小説かと思いきやさにあらず。
深夜の「見守り屋」を終えた後の晩酌ならぬランチ酒。
孤独を抱える客に寄り添う祥子もまた、別れた娘との月一度の逢瀬を生き甲斐に暮らす孤独の身。
とはいえそんな祥子にも優しく見守ってくれる友人はいるし、客達とのふれあいもまたよい。
そしてひと仕事終えてふらりと入った店でのランチとお酒がとても美味しそう。
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美味しいご飯とお酒が出てくる孤高のグルメ的お話かなーと思ってたら、思ってた以上に奥が深かった。
祥子に夜間見守りを依頼してくる人達の各々の事情や、祥子自信の家族の話が、美味しそうなランチの描写と共に少しずつ綴られていて、次から次へと読みたくなる、そんな本。
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いつか、いつか、読みたいと思っていたこの作品!「ランチ酒」です!私も時々しますよ、ランチ酒っ♪そんなに頻度は高くはもてないので、月1回くらいあればいい方だけれど、昼間に美味しいものを食べながらお酒を飲むひと時はまさに至福の時です(*'▽')
この作品の主人公は、アラサーバツイチ、子供ありの犬森祥子さんです。子供は元夫と生活しているので、現在は一人暮らしをしています。同郷の友人である亀山太一さんは「中野お助け本舗」を経営、その「見守りサービス」に祥子さんも従事させてもらうことになります。「見守りサービス」は夜間から翌朝、午前中いっぱいまでかかることもあるが依頼者の希望に沿って見守りを行うものです。その日の仕事が終わるとちょうど飲食店のランチタイムでもある祥子さんは、依頼先近くの飲食店から気分にあわせてお料理とお酒を選びます。今まで本を読んできて、こんなに美味しい描写が多いのは初めてなので、ある意味びっくりです。
第1酒から第16酒まで…見守りサービスの依頼者はそれぞれに特殊な問題を抱えており、祥子が見守りすることで仕事に専念できたり、自由な時間を持てたり、大事な用事を済ますことができるようになります。気になるのは編集者小山内学さんで認知症の母の見守りを依頼するお話と、謎の書類の受け渡しで関わる角野さんのことですかね、それと、主人公の祥子さんの今後とかも知りたい!ので、続編も読みます。
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表紙に惹かれて読みました。
けっこう重いなあと思いながらも読み進めると、主人公は、食べて飲んでいろんな人と関わって、少しずつ進んでいく姿が良かったです!
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一話ごとに美味しいランチとお酒が登場するが、主人公の祥子が少しずつ前を向いていく姿が軸になっている物語。人生いろいろだけど、美味しいものを前にするとその瞬間は幸せ。食べて飲んでまたちょっと頑張ってみよう。
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最近話題の作家さん。初読み。
もっと軽ーいご飯系小説と思いきや、いや、軽いっちゃ軽いが、泣かされましたし、色々考えさせられました。
思った以上に良い小説。
一作一作はとっても短くて読みやすい。夜の見守り屋をやっている主人公の彼女自身の人生、生活と、雇い主の生活の二本立て。
漫画家のパーティーの後悔の回は、とってもリアルで、その他も主人公がちょっとした人々とのコミュニケーションで後悔するのが、とっても共感できる。リアルな人生という感じ。老犬の話も、まだらぼけの元子さんも、祖母と親の介護をする陽菜も、なんとも好きになってしまう描写。インパクトを残す新藤とのやり取りも、むかつきつつ、なるほどと面白い。
#ランチ酒 #原田ひ香 #読書記録
Posted by ブクログ
「見守り屋」という一風変わった仕事に就いているアラサー女性・犬森祥子を主人公にした連作短編集。
16話の掌編が収められている。
* * * * *
よくできた小説だと思いました。
まず、ランチの描写がいい。実においしそうです。読む者の食欲をそそるに足る端的かつ的確な描写こそ、この作品の華だと思います。
だからこそ、料理・酒ともに描写がボリュームダウンしてしまう2巻 ( 手違いで先に読んだ ) の出来についてはつくづく惜しいように感じられます。
祥子の心情の他、彼女を取り巻く人々の言動等もそれぞれ細やかに描かれており、ヒューマンドラマとしても十分に楽しむことかできました。
欲を言えば、酒類についてももう少し言及して欲しかった。料理を邪魔しないことを優先したチョイスなのかも知れないけれど、祥子は酒そのものを楽しむことができる女性だと思います。
3巻では、思わずゴクリとのどが鳴るような描写を期待したい。
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バツイチアラサーの主人公は知り合いから紹介された、見守り屋という職業についた。夜から朝にかけての昼夜逆転生活を送りながら、夜勤明けのランチ酒。とても美味しそうで料理を想像しながら読んでしまった。
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タイトルと美味しそうな表紙に惹かれて読んでみたら、過去に試し読みした漫画とストーリーが同じで驚いた。こちらが原作のようだ。
どの話もグルメとお仕事ヒューマンドラマの半々で構成されている。孤独のグルメとかワカコ酒みたいなストーリーにヒューマンドラマを足した感じ。
アラサーバツイチの祥子がペットや子ども、老人を夜通し起きて見守る“見守り屋”の仕事をした後にお酒を飲めるランチを探して食べる。たまにドライブに行ったり依頼人の部屋を片付けたりもする。話の中で出てくる食べ物は全部美味しそうだけど、仕事と食べ物の話をわざわざ一緒にする必要あるかな?という気はちょっとする。
ストーリーの中ではお店の名前は出てこないが、どれも実在するようなので行ってみるのもありかもしれない。サクサク読める。
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手間がかかる方がおいしく感じる、かも。
自分も作るのに参加したような。
日本、おいしいもの、ありすぎなんだよ。
誰かが歩けば、道の小さな石ころが動く。
空気も揺れる。
どんなことでも、何も変わらないってことはないのよ。
私は生きているし、健康だ。
元気出そう。
へこたれなんていられない。
さあ、今日も生き抜かないと。
ああ、おいしい食べ物ってなて素敵なんだろう。
なんて、人の気持ちを和ませるのだろう。
私たちはだめな人間だし、これまでも、これからもきっと間違いを犯す。
だけど、今日はまあまあうまくいった。
それで良いのではないだろうか。
これからも問題は出てくるはずだ。
けれど、その時考えればいい。
そうだ、ずっともやもやしていた原因がわかった。
自分に力がないからだ。
自分がだめで、ただ悩むだけで、ぐだぐだと考え続けているからだ。
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2018年初読み本。『孤独のグルメ』と『ワカコ酒』がコラボレーションしたような、非常に贅沢なグルメ小説❗
お酒を飲むシーンはそれ程ではないけれども、食事のシーンは反則です♫特に『第2酒 中目黒ラムチーズバーガー』の描写は絶妙です❗実在するお店をらしく、個人的には丸の内KITTE内にある、北海道の回転寿司屋さんに行きたくなりました。空腹時には読むのが厳禁な癒し系のグルメ小説です♫
Posted by ブクログ
1話1話が短くて、さくさく読める感じの飯テロ系小説でした。けど、近頃運動不足でお腹周り気になってると、なかなか一気に読めませんでした。アラサーバツイチ、夜間見守り業の祥子の闇は深そうで昼夜逆転してて昼間から酒盛りできる店を徘徊する話です。朝に勤務がおわってお店が開くのは11時過ぎだと思うのですがその間何してるんだろうと不思議に思うんですよね。行きつけの店があるわけでなし、スマホでグルメレポート検索しながらニマニマしてるのだろうか?毎日働いてる感じじゃなさそうだし勤務のある日だけ外食してるんだろうか?
自分にご褒美って独り身の気ままさがなんとも切ない。月1回、会える娘のために節約して養育費とかに回すとか考えないのだろうか?そんな考えは時代錯誤なんだろうか?次第に見えてくる祥子の身の上、できちゃった婚でいきなり2世帯住宅では夫との絆を深める充分な時間もなかったようで姑に虐められ辟易した姿も目に浮かびました。急に結婚で義母と暮らす距離近すぎて小娘だった祥子には不測の事態だったようです。
この先の人生どんな選択をしていくのか見守り業の祥子を見守ってみようかなw
ちょっと….….
見守り(主として夜?)という変わった仕事の話、仕事終了後に食べるランチと、その時に飲む酒の話、別れた元夫と娘の話、どれもが、中途半端だった。もっとガッツリ、ランチと酒の話かと思ったのに….….合間に挟まる他の話が、微妙で、面白くなかった。
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小説版「孤独のグルメ」のようなお話。
それにお酒が必ずついてくる。
ただの食のエッセイではなく、1人で働いて生活している主人公が少しずつ気持ちを動かしていく様子がみれる
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ご飯のシーンは女版、井之頭五郎みたいな。主人公が子供の事を考える時はこちらの気持ちもギューって苦しくなります。依頼人との会話や関係性も面白いです。