【感想・ネタバレ】高野山に伝わるお月さまの瞑想法のレビュー

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Posted by ブクログ

神秘的なタイトルに惹かれます。
高野山に伝わる瞑想法とは何だろう?
お月さまの瞑想法とは何だろう?
と思って読みました。

まず、高野山に伝わる瞑想法とは「阿字観」のことでした。
阿字観は何度も行ったことがありながら、詳しいことはわからないままでした。
これは空海が日本に導入した真言宗の座禅だそうです。

お月さまの瞑想法とは、阿字観の中でも月を思い浮かべる月輪観(がちりんかん)のこと。
この月輪観は、初めて知るものでした。

テーラワーダ仏教のヴイッパナサー瞑想の説明もあり、ヨガとの関係もわかりますが、瞑想は英語のメディテーションとは少し違うというのが意外でした。
全く同じ言葉の翻訳だと思っていましたが、メディテーションは神を思い浮かべ、神に向かって集中することで、瞑想は自分の内側へと深く入って行くことと、方向性が違うのだそうです。
キリスト教と仏教の、神仏との向き合い方の違いなのでしょう。

瞑想方法がイラストとともに紹介されておりますが、義務的ではなく、やりたい時に気持ちよく行うことを勧めているため、読んでいる側もプレッシャーを感じることなく、軽い気持ちで試してみられそう。
修行中のお坊さんも、上手に瞑想するのに最低10年はかかると聞くと、肩の力が抜けて気軽に行えます。

瞑想中の合掌は、禅寺での合掌とは少し違うということや、お坊さんが少ない息継ぎで長いお経を朗々と言えるわけなども書かれていて、読み物としても楽しいものになっています。

瞑想は、宗教にのめりこんでいくような過激なものではなく、外部からの情報を止めて集中する、現在の情報社会に疲れた人々に合ったリラックス法。
つけっぱなしのTVや音楽を消して、静かに瞑想する落ち着いたひと時を、習慣づけたいものです。

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2015年01月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

忘れないように1回流れでやってみた。
お釈迦さまが坐っているような本当の蓮の形をした優しいピンク色と緑色のクッションがあったなら…。それに坐って瞑想できたら楽しいだろうな…。なんて雑念が沸いてきて楽しかった。

☆☆メモ☆☆
「お月さまの瞑想ワーク」
1お月さまをイメージする
 ・半跏坐、結跏趺坐、正座で坐る
 ・手は印を結ぶ
 ・お月さまを心眼で見る
 ・明るく澄み渡るお月さまを感じる
 ・満月の中に美しい蓮の花を思い浮かべる
2蓮の花の上にふんわりと坐る
3自分を包み込むお月さまをイメージする
 ・水晶玉のように澄み切ったお月さまは呼吸とともに膨らみ、自分の身体を優しく包み込む
4お月さまを部屋いっぱいに満たす
 ・お月さまのやさしい光に包まれた自分は、やがて自らも光を放ち、光り輝く
 ・呼吸するたびにその光とお月さまは膨らみ、部屋いっぱいに満ちる
5お月さまとの一体感を味わう
 ・ゆっくりとした呼吸を繰り返しながら、自分の内側にある輝きを感じる
 ・しばらくお月さまとの一体感と幸福感を味わう
6お月さまを図に戻す
 ・ゆっくり呼吸しながらお月さまを縮めていく
 ・そっと目をあける
7終わりのクールダウン
 ・印をほどき、胸の前で蓮華合掌
  (蓮華合掌は仏様から授かった蓮の種がつぼみとなりやがて花を咲かせるという意味が込められている。(手のひらを合わせて少し膨らませる感じ))
 ・息を吸いながら両手を頭の上へ伸ばす
 ・両脇をよくストレッチ
 ・息をゆっくり吐きながら頭、胸、お腹、腰と体に触れないように手をなで下ろす
 ・この作法を3回ほど繰り返す
 ・最後に一礼

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2021年03月15日

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