感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
新シリーズということだったので、何かが変わったかと思ったけれど、沢崎自体は今までどおり。
時代が昭和から平成に代わったってことか?
携帯電話を使えず、灰皿がある限りタバコを吸うスタイルは、そろそろ無理があるかも。
もはや令和だしね。
新宿署の錦織やヤクザの橋爪が出ないことが新シリーズということなのか、とも思ったが、少なくとも錦織の出てこない意味はあったので、新シリーズということについてはおいおいわかってくるのだろう。
さて、肝心の事件の方だけど、いったいどれがメインの事件と言っていいのかわからないくらい、複数の事件が錯綜する。
無為な命が多数失われる。
そして自己中な論理を振りかざす犯人。
その構図は変わっていない。
だけど読後感は悪くない。
被害者が子どもではなく、そこそこ悪党の大人だったからだろうか。
必要以上の金はもらわないというスタイルも変わらず。
しかしこの仕事っぷりで、どうやって自宅の家賃と事務所の家賃と駐車場代を支払えているのか?
まあ税務署の署員に『探偵というご職業は、意外に不況に強くて、安定した、結構なお仕事なんですね」と言わせるだけの収入はあるようで、何より。
Posted by ブクログ
登場人物に錦織がいない事に、あれっと思い少し不安でもあったが最後まで読むと読者の心をくすぐる展開にニヤっとさせられる。ここまでシリーズを通して読んでいて感じたことは事件のカラクリの中に当時の性の話がでてくることが多いなという感想。様々な小説の話のカラクリに性の話が絡むことは多いけど。良いとか悪いとかではなく多いなと思った。次は待望の最新巻「それまでの明日」これを読むために過去のシリーズを読んできた。期待したい!!
Posted by ブクログ
ハードボイルド。正統派というかチャンドラーそのまま。影響されすぎているので、オリジナリティ重視の人には合わないと思うが、私は大好きだ。
前作までよりストーリーが分かりやすいため、その分話に酔える。
●面白かった点
正統派ハードボイルドとして読み応えがある。正統派ハードボイルドというだけで貴重。
●気になった点
沢崎は何もしていない。事件を解明しようとする試みが少なく、基本的には流されるだけ。本作は特にこの傾向が強く、なんとなく周りで騒いで終わった感が強かった。沢崎のかっこよさもイマイチでていないように思えた。