【感想・ネタバレ】ラテン語の世界 ローマが残した無限の遺産のレビュー

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ネタバレ

bitが、binary digitの略で、
binaryが、ラテン語のbinarius(2の)という意味で、
digitが、ラテン語のdigitus(指)という意味からきているとのこと。

ラテン系の言語には、
フランス語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、ルーマニア語、カタロニア語などがある。

英語も、一部の用語がフランス語から来ているものがあるので、ラテン語祖先の単語も多い。

ラテン語を理解するには、ギリシャ語、エトルリア語も勉強するとよいという。

いろいろ勉強になる本です。

ラテン語最古の資料が、1871年に発見された黄金の留め金とのこと。
写真付きだ。前7世紀の作らしい。ただし、真贋論争があるとのこと。
前7世紀のぶどう酒の壷もあるらしい。こちらは写真がないのが残念。

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2011年11月05日

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[ 内容 ]
かつてローマ文明を支えたラテン語の生命力は、二千年経った現在でも衰えていない。
ラテン語は、生物学などの学問やキリスト教で使われるとともに、イタリア語やフランス語、スペイン語などをも生み出した。
さらに、その言語構造が持つ普遍性ゆえに、英語や日本語にも影響を与えている。
身近な言葉や箴言、いまも残る碑文などの豊富な例をひきながら、ラテン語の特徴やその変遷、ラテン文学のエッセンスを楽しく語る。

[ 目次 ]
ラテン語と現代
世界のなかのラテン語
ラテン語文法概説
拡大するラテン語
ラテン語と文学
黄金時代の文学者
白銀時代の文学者
ラテン語の言葉あれこれ
変わりゆくラテン語
ラテン語はいかに生き延びたか
中世ラテン語
その後のラテン語

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年03月28日

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いつかは学びたいと思いつつ中々手が出せないラテン語。
しかし、この本は言語としてのラテン語の紹介のみならず、その成立から、いかにしてラテン語が現代にいる我々の言語、文化に強い影響を及ぼすにいたったかまで幅広い視点で紹介されている。
知れば知るほどラテン語の難しさを痛感するというのが率直な感想ですが、同時に学習意欲もわく一冊です。

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2014年01月01日

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ラテン語は南米であってアメリカでも使える言い方があります。ラテンアメリカはアメリカ大陸でもラテン語を祖先とする言語はスペイン語、ポルトガル語、フランス語のどれかを話すにはラテン語の勉強をしていくとどの国で使われている言語が分かっていくと思います。文字の遺産ではローマ字とはラテン語の文字を読んで日本では、漢字やかなが使われていてローマ字を使わなくては機能しなくなっている。ローマ字はアルファベットで使われていて日本語の表記法は世界のなかで独特でありアルファベットの歴史に存在すると思います。ラテン語の勉強はオススメします。

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2012年08月06日

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『201207 語学強化月間』

面白い。
「ラテン語に対する興味なんてどれほど続くことやら」と我ながら思っていたけれど、意外や、惹き込まれた。
言語の変遷を辿ることは即ち歴史をひもとくということ。新しい視点での楽しみ方を教えてくれた。

著者のラテン語好きっぷりがよく伝わってきた。

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2012年08月25日

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英語とスペイン語などロマンス語で、それらの歴史をさかのぼった違いや関係などがラテン語を通じて垣間見れる感じがします。
外国語の学習時によむと興味の持続に役立ちます。

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2012年03月24日

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難しい!でも楽しい〜
これ読み始めたら、英語の辞書引くたびに語源を確かめてしまって仕事に支障が出る。

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2011年12月08日

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ラテン語に触れるのが初めての人間にとっては少し難解に感じて、特に文法のところは読み進めにくかったけど、思ってる以上に自分の身近にラテン語由来の言葉があることに気づいて興味が増した。ラテン語を独習する前の教養として読んだ。

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2019年09月09日

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ラテン語が分かれば英語も分かりやすいと聞き、手に取ってびっくり。ラテン語は英語の先祖ではないらしい。

ラテン語はローマ帝国の言語。(スペイン、ポルトガル、フランス、イタリア、カタロニア、ルーマニア語)

そしてカトリック教会の公式言語。

ラテン語とは優秀で活動的な子孫を世界中に派遣している大旧家の、その総本家屋敷の奥深くにひっそりとしかし厳然と住まいしている年老いた大家母長である。子孫達はたとえ日常は祖先を意識する事なく暮らしていようとも、事あるごとに「偉大なるお祖母様」の存在を思い出し、彼女のお知恵を更にはその財産を拝借せざるを得ない。というイメージ。

各国の王室の事をroyal familyというが、日本は天皇で、emperorだからimperial familyが正しい。
wはvが2つでダブルuとな!元々vはuと同じだった。

ラテン語は屈折語。日本語は膠着語。

ラテン語は語順に左右されない言葉。名詞、形容詞には「生、数、格」の概念があり、性には「男、女、中性」の区別がある。格とは主格、目的語である対格、所属格などがある。時制も6種ある。覚える事が沢山あるが、一度覚えたら、明確なメカニズムに沿った文法なので、明確。

プブリリウス・シュルス
「運はガラスでできている。輝く時に砕け散る」
fortune運→ラテン語fortunaは見極めの不確かさ

ユリウスのローマへ勝利を知らせる手紙
「Veni, vidi, vici」来た見た勝った

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2018年01月07日

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前半部分が面白く一層ラテン語の成り立ちや各言語との関わりに興味を持つきっかけとなった。一方後半部分は文学的な話が中心となり、残念ながら若干退屈だった。

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2015年08月08日

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 ラテン語を学び始めたのでその魅力を知るために読書。現代でも英語を中心に日本語にまで多大な影響を与えているラテン語。この本の中で紹介されているたくさんの英単語の語源を知るとラテン語の凄さも分かってくる。ラテン語の子孫はスペイン語、フランス語、イタリア語等のロマンス語派なのだがイングランドは一時期フランス語圏の民族に支配されていたためラテン語の影響が見られる。
 古代ローマについてもかなり詳しく語られている。ただ歴史的な知識が少ないため吸収率はいまいちだった。カエサルは名前は知っているけど何をした人なのか詳しく知らなかったし。ギリシャの方がローマより文化では優れていたことが以外だった。ただ一貫して紀元前の世界観がうまく想像できないのが痛かった。
 特にラテン語文学の歴史の章はほとんど頭に入らなかった。知ってもあまり役に立たなそうだし。情報量が多過ぎてまとめきれていない感じがする。もっと厳選したほうが分かりやすくなったのではないか。
 一番のポイントは「ラテン語は確固とした形式と意味の関係の論理性をもった言語である」ということ。

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2013年06月05日

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親書ではあるけれど、、、ラテン語なのでとりあえず難しい本です。文章自体は読みやすいです。(私は大学での かじり4単位のラテン語学習の際に、参考にしました) ラテン語の学習本は他にあまりないと思うので、もし興味がある方はどうぞ。有用です。

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2012年04月29日

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言語に優劣は無いと言っておきながら、文章中で盛んにラテン語をプッシュしているお茶目な作者。でも気持ちはよく分かりますw 読んでみるとラテン語の素晴らしさの一端に気付かされる本。

ローマ帝国が滅ぼされなければ今頃ラテン語が公用語になっていて、英語でヒーヒー言うことは無かっただろうに……ゲルマン人ェ…

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2011年04月16日

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睡眠薬代わりにおよそ3週間かけて読んだ。しかし、つまらないわけではない。ラテン語の語彙内部に存在している体系的存在関係の説明は興味深い。「古典ラテン語では存在しなかったり、忌避された形でも、正統的な造語方の上で可能な形ならラテン語として通用する」訳であるから、死語と化したラテン語もロマンス語の中に今も生きている。ラテン語だけではなく、他の言語の体系も述べていて、語学マニアには楽しい本。

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2011年01月16日

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