【感想・ネタバレ】ヒカルの碁 20のレビュー

囲碁の盤面が織りなすは、白黒つける勝負の世界。
その棋士ひとりひとりには、数多の色に彩られた人生が見えてくる――。

主人公・進藤ヒカルは、囲碁などとは縁遠い活発な小学生。しかし、平安時代の天才棋士・藤原佐為(ふじわらのさい)の霊と出会い、囲碁の世界に身を投じることに。
同じ小学生にしてプロ級の腕前を持つ少年・塔矢アキラや、その父にして名人段位を持つ塔矢行洋(とうやこうよう)。
彼らを始め、数多の棋士達との邂逅を経て、ヒカルはその人生を大きく変えながら成長していく――。

20年ほど前に若者の間で“囲碁ブーム”というものが起きたのをご存じでしょうか?
その火付け役となったのが、この『ヒカルの碁』。
対局シーンでの鬼気迫る表情や額に浮かべる汗、互いの戦略を探り合う思考のせめぎ合いなどを見ていると、思わずこちらも力がこもってしまいます。心理描写を繊細に描くタッチはさすが小畑健氏、囲碁のルールを知らなくても全然違和感なく惹き込まれる…。
中でもメインとなるのが、ヒカルとアキラ、そして佐為の物語です。
子供だった彼らが大人に近づくにつれて、内面や顔つきの変化していく様がとても丁寧に描かれています。あんなに丸顔だったのにこんなにシュッとした凛々しいお顔に…そんなところも少年好きの女性にはグッとくるポイントかも。二人の少年の出会いが囲碁界を変えていく大きな渦となり、生涯のライバルになるまでの長い道のりが本作の軸となっています。
そして、ヒカルの成長を見守る佐為の存在は、彼の良き友人であり、師匠であり、親であるような温かさを感じます。そんな二人の重要な転機となるエピソードがあるのですが…これが涙なくして語れない…。
彼らに限らず、濃密な時間を過ごしたキャラクター同士の関係性があるからこそ生まれる“人間ドラマ”が、本作最大の魅力です!

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ネタバレ 購入済み

盛り上がる代表決定戦

盛り上がる日中韓ジュニア杯代表決定戦。新たなライバルとの勝負は、誰も想像できない、かつてない空中戦。代表はどうなる?

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2023年12月13日

購入済み

北斗杯予選開始

国際試合の北斗杯代表予選開始です。社(やしろ)登場!関西弁で碁に熱く、冷静、同じ関西人として応援しちゃいます。

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2021年06月05日

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社が登場して、北斗杯選手選抜戦の結果はどうなった?と気になるところで終わる。

和谷の性格は共感が持てる

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2021年02月14日

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今まで漫画に取り上げられなかった分野というだけでも画期的だけれども、碁のルールが分からない読者をも魅了するその構成がさらに凄い(碁がまったく一般的ではないタイでも、タイ語のヒカ碁は大人気です)。ちなみに僕が一番好きなシーンは、「くらいついて来るしかねェな」という森下九段の言葉に、ヒカルがぐっと扇子を握り締める部分(20巻)。

小畑健の画の一番の力は「眩しさ」の表現の仕方だと思いつつ、実はヒカルたちの成長こそが眩しいです。そうそう、数年前にとあるきっかけでお会いした監修の梅沢由香里さんは、絵に描いたような素敵な女性でした〜。

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2009年10月04日

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日中韓Jr.団体戦“北斗杯”の日本代表メンバー選抜戦が開始。関西棋院の新鋭・社とヒカルの一戦は、2人の意地が激しくぶつかり合い…!? さらに公式戦で初めて、ヒカルが師匠の森下九段と、アキラが緒方十段と対局する!!

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2009年10月04日

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本田の師の一言。「プロの道は長い上にゴールもない。一生勉強なんだ」。逃げ口上のようであり、事実であり。スター棋士の影に苦労人はごまんといる。痛いシーンです。ライバルの師弟対決もけっこう見もの。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

あかりとの関係性をひっそりと描くところに好感がもてる。
健気でかわいいよね、あかりちゃん。

森下先生との対局よかった。

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2017年03月25日

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日中韓Jr.団体戦“北斗杯”の日本代表メンバー選抜戦が開始。関西棋院の新鋭・社とヒカルの一戦は、2人の意地が激しくぶつかり合い…!? さらに公式戦で初めて、ヒカルが師匠の森下九段と、アキラが緒方十段と対局する!!

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2009年10月04日

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うーん、まあ海外にも強敵はいるだろうけどねえ。ちょっととってつけた感がある。
ま、話の進め方とか、キャラの立たせ方とかが上手なので、面白いは面白いんだけどね。

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2014年03月02日

Posted by ブクログ

緒方や森下九段の公式戦での怖さっていうのを感じた20巻。
ヒカルは怖じ気づいてた感があったんだけど、上に進むにはそういうのを乗り越えなきゃいけないんだよね。
当たり前だけど。

北斗杯選抜戦はプロ試験本戦と似た雰囲気を感じた。
総あたり戦じゃないけど。
ヒカルvs社は、どっちが勝つのかすごいドキドキする展開だな…!

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2013年04月21日

Posted by ブクログ

第一話から本誌チェキ&発売日単行本購入しとったのは後にも先にもこの作品くらいですだ 伊角さんとヤシロンに目がないです

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2009年10月04日

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