【感想・ネタバレ】ぼくの歌、みんなの歌のレビュー

森達也

[ブクログ · ★★★★★]

ニール・ヤングや友部正人はこの人のお約束。これを聴くと青春が蘇る、しかもキラキラした素敵な思い出だけとはならず、身を捩りたくなるような恥辱の記憶も。この作者の含羞がまたしつこくて、かさぶたを無理に剥がして痛みを確かめる子供みたいで、読み切る。自分だったらどの曲で何の話を書くかな。

[ブクログ · ★★★★☆]

森達也が自分の聞いてきた音楽とその思い出を語るエッセイ。
音楽の消費って本質的にはどういうもんなんやろうね。

[ブクログ · ★★★☆☆]

1話ごとに主となる曲を決め、それにまつわる話を書いているエッセイ。

曲にまつわる話を書くというテーマが気に入り購入。

普段音楽を聞く時に歌詞にほぼこだわりが無いので読み物として歌詞を眺め、その意味について考えることが新鮮でおもしろかった。

この曲を聞くとあの瞬間を思い出すとか、あの人が浮かぶ、とかってけっこうある。いつかこんなテーマで何か書けたらいいなと思わせてくれる本。

[ブクログ · ★★★☆☆]

『放送禁止歌』と違って、内容はエッセィぽかったです。
また、森さんのいつもと違うような面が読めたのはよかったです。