【感想・ネタバレ】小玉ユキ短編集1 マンゴーの涙 1のレビュー

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痛いけど羨ましいかも

冒頭のマンゴーのなみだとその次の話は主人公が妹→兄に替わります。昔、よく訪れていたサイゴン川周辺が舞台で、その視点でもとても懐かしく楽しめました。
他の話も、登場人物がみんなややイタい人達ですけど、そんな生き様が羨ましくなるくらいのエネルギッシュぶりだったり・・・。

#笑える #胸キュン #シュール

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2021年09月18日

Posted by ブクログ

個人的にベトナムが好きなこともあって、雰囲気がとても好みだった。
すごく独特の世界観を持った漫画家さんだと思う。それを自分の絵で最大限に表現している。シンプルな作風が心に染みる作品。

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2010年11月05日

Posted by ブクログ

タイトルにこの本を持ってきて、しかもほんの登録が1冊なのでやむを得ずなのだけど、
実はこの本とともに読んだのが

・暗殺教室1-5(松井優征)
・東京膜(渡辺ペコ)
・デッドマン・ワンダーランド
・彼岸島(松本光司)

でして、ここに感想を書こうという体たらくです。
小玉ユキさんのファンの人ごめんなさい。

昔から私は、いわゆる純文学が苦手で、女性作家の本もあまり得意ではなく、
別マだのlalaだののかわりにジャンプやマガジンを読む女子でした。

でも最近、好き嫌いはそれとして、世間で受け入れられているものを食わず嫌いするのは
もっらいないのでは?のようなことを知人にいわれ、なるほどねと思って読み始めて
気がついたんですけど。

少女漫画と少年漫画って、日本画と洋画くらい違うんですね。
いやそこ、石投げないで!!

日本画と洋画の違いって知っていますか?
実はそれ、モチーフの違いじゃないんですよ。
日本的なものを描くから日本画なわけではないんです。
詳しい人はすっ飛ばしてほしいんですが、日本画と洋画は要するに、
描くために用いる素材が違うんです。

日本画はいわゆる「ニカワ」を素材にした膠絵具を材料にして描くんです。
洋画が油絵具を使うのとはそこがまったく違います。

で、思ったのは、少女漫画と少年漫画もそうなのではないかと。
両者を分かつのは、女性あるいは男性作家が描いているか否かではなく、
その、描きこみ方、素材にあるんじゃないかと。

たとえば暗殺教室は少年漫画です。その素材としては殺せんせーという、
地球を滅ぼす敵の存在があって、それを殺すために生徒がいる。
目的は殺せんせーの暗殺で、仲間がいたほうが効率がよい。
ので、教室という複数の人間がいる素材は正当性を持ってここにあります。
彼岸島もしかり、雅という究極のモンスターを倒し日本(地球?)を守ること。
ここでも絶対的な強さに対抗する力のバランス上、仲間は必要不可欠です。

ところが一方で、少女コミックであるマンゴーの涙の主人公たちの目的は、
ひたすらに「好きな人と結ばれること(気持ちを通わせること)」これにつきます。
目的を共有し得ない以上(恋のライバルになるだけですから)
仲間はここには必要ありません。
守るべき正義や大儀もないので、その方向性はひたすらに、自分の内面と相手の身上を
推し量ること、その内面的な吐露がメインの素材となるわけです。

漫画の歴史を考えてみても、少女漫画が少年漫画に先行して世に出たとき、
それはあくまでも文学の代替品、あるいは文学の別表現であったことも、
このロジックを説明するものなのかもしれません。

いわゆる純文学は多く、社会性を伴った主張以上に、自己を内在的に掘り下げて、
己の存在をいかに表現しあばくか、その表現の競演であったでしょうから。

そう考えると純文学の苦手なあたしが、
共通の目的を持って仲間を増やし、地球など自らが何かを護るのだと使命感を持って、
ドラマチックに位置移動し、成長してゆく少年コミックに惹かれるのは当然なのかもしれません。
少年漫画の出現と流れを見ていると、これってもしかしたら企業戦士を作るための
プログラムとして子供のころから刷り込まれちゃうんじゃない?
なんて、ちょっと不安にもなりますもん。

こういった大儀と使命感の中で、たとえばチームの誰かが「自分には価値がないのでは」
と苦悩したとしても、与えられる回答はチームの正義のためにどう能力があるのか、
とういう回答だけであって、その人格の深いところでの絶望とかには、一切触れないのが
少年コミックですからね。

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2013年09月29日

Posted by ブクログ

ベトナムでのお話だったり、親友がホームレスだったり、生まれ変わり、天界でのお話だったりとちょっと変わってはいるけれども本当に良いお話

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2011年08月29日

Posted by ブクログ

今注目の作家小玉ユキさんの初期短編集。作家買い。
『小玉ユキ短編集?Beautiful Sunset』と併せて。

なんか“嫌な”感じにリアルな恋にまつわるあらゆる感情。
あっさりした描線でありながら、性も感覚的に生々しく描かれている。
『坂道のアポロン』や『羽衣ミシン』は瑞々しい青春物語で、そういった部分があまり色濃くないので、ちょっと驚いた。

芸風広そうだし、これからの作品も楽しみ。

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2009年12月07日

Posted by ブクログ

小玉ユキさんの短編集。
表題作はベトナムが舞台なんですが、ベトナムの雰囲気が伝わってきました。
「なんか凄くベトナムっぽい!(・∀・)」みたいな。※ベトナム行ったことないけど

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

妻が購入したのですが、面白いので自分の本棚で紹介します。少女マンガですが、表題作の『マンゴーの涙』と『白い花の刺繍』は登場人物達の表現と掘り下げ、物語や舞台となるベトナムの雰囲気など全てがバランス良くまとまっています。面白い短編になっているので、機会があれば是非。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

表題作は違いますが、この作者のユートピアは自分との距離感が遠ければ遠いほどいいみたいですね。
表題作は異国の情緒(たぶん東南アジア)、あとはホームレス女とか、変な設定がとにかく好き。それ以外は人外の恋です。人魚、霊魂、卵、鶴の恩返しとバラエティも豊富期待度大の作家!!

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2009年10月07日

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