感情タグBEST3
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読み応えのある作品
Iの長い腕は中々話に入っていけなかったが、呪い歌から壮大な相関図に引き込まれた。弔い花を読み終え切なさも感じつつ、汐路がリアルな女性として存在。
作者はこの三部作、どの時点で構想を練ったのだろうか。圧巻
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シリーズ三作目。シリーズ物はだんだんつまらなくなっていくのが多いような気がするけれど、このシリーズはだんだん面白くなっていったと思う。テンポが良く、前二作に比べてとても読みやすかった。ただ、オチが何となくわかってしまうのが残念といえば残念だけれど。
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前回は勝パートが主だった内容に思えたが、今回は過去、現在共にバランス良く後に繋がるという面白さもあった。 愚連隊退治は自警団と絡める為? ちょっと長かったかな。 完結のようだがまだ読みたい、スピンオフ的な物でも出して頂きたい。
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愛媛県、早瀬町。
この地がまだ江戸幕府の天領であった頃に起きた「喜助一家心中事件」の生き残り、敬次郎の復讐の呪いが、早瀬の旧家を襲う――――
石丸さんを追いかけてきた全三巻。
とうとう完結編を迎えた訳だが、私は、その、なんというか、その、まだ、信じたくない。
今も、これを打つすぐ隣に「…怒涛の書き下ろし完結編!」と見えるが、見なかったことにしたい。
確かに完結篇にふさわしい、伏線の回収具合だったが、1巻からの読者の中には、ふとよぎった人もいるのではないだろうか。
最後の、親子のやり取り。
これは、どこかで読んだことがあるぞ、と。
喜助・敬次郎親子を彷彿する最後のやり取りは、「二人の叶えられなかった幸せな日々」と「連綿と続く呪い」のどちらをも思い起こさせる。
もしかして、島以外の全てのお屋敷の血が途絶えたわけではない今、呪いはまだ終わってはいないのではないか。
そんな気持ちにさえさせる、最後ではなかったか。
―――なんて、そんなことを考えてしまうのは、私がいまだに石丸さんについて納得していないからだ。
幸せになってほしかったのに。
本当に、石丸さんの幸せを追い続けて駆けてきた三部作だったのに。
現実も物語も、想い通りにはいかないものだなぁ…
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やっと三部作を読み終わりました!簡潔に終わっているし、鶴太=敬次郎の呪いが結局は早瀬の庄屋を根絶やしにしてしまう悲しい最後。
それと並行し、同じく自らの復讐に静かに暗躍する石丸さんの執念が、現代の敬次郎となって、最後までハラハラでした。
個人的には生きて、主人公の島家の汐路ちゃんとくっついて欲しかったけれど、そこはご先祖同様叶わずに終わってしまい、なんだか事件解決したものの、悲壮感が残りました。
実際身近に居ないのでわかりませんが、親兄弟が居なくなったら、自分だけで強く生きようとは思えないものなのでしょうかね〜。本当に血が途絶えてしまう事を、死んだ家族は望まないと思うけどなぁ〜っと思いを馳せてしまう。
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三部作の完結編。主人公の島汐路が、江戸時代から繋がる宮大工の呪いとの戦いに終止符を打つ。建築に密かに仕組まれた呪いの正体を、現代、江戸時代、敗戦後の三つの時代を超えて解き明かす構成が秀逸。
様々な伏線が一つに畳まれていくので、恐らく3部作を念頭にプロットされた小説だったと思う。1作目のホラー的な要素や、より生活感のあるリアルな島汐路のキャラクターが良かったが、3作目は終盤に向けてスピーディな展開になった感じがした。待ちに待った作品だったので、じっくりタイムトラベルを楽しみながら読めたかな。
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「けいじろう」の幼少期、つまりは
呪いが始まるきっかけが鮮明になって面白かった。
石丸さんがあんな形で関わりがあったのも驚き。
すっきりと終わる訳ではないけれど
大きな区切りはついたので、終わったな。という
感が大きく残ったのがよかった。
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どうしても一作目のあの震えるような怖さ、凄味、に対して見劣りしてしまう感はあり残念。ですが、三冊を始めから読み返してみれば、伏線の回収はきっちりと成されている。素晴らしい。
そして、過去の歪みの怖さとともに、現代人の社会の歪みに、寒気が走るのです。
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2022.03.20
石丸の正体が気になって、つい第三部まで読み進めてしまったけど、二部と比べて読みやすく、整理されていたと思う。
けど前作まではあったスリルもまったくなく、スピード感も失速したままで、ただ惰性で読んでしまったという感じ。
登場人物たちも、初期にはあった熱が無いというか、あっさりしすぎているような?
最後まで読み終えてもいまいちピンとこず…。なんかスッキリしなかった。ふーんで終わってしまった。さすがに第三部までは長かった。二部で完結してて欲しかった。やーっと読み終わったー!という感じ。もはや義務。
「長い腕」が結局一番面白く読めました。
二部も三部もやはり付け足し感は否めない。
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シリーズ総決算な内容だった。1作目から本作まで、取り上げるモチーフは変わっても「歪み」が描かれ続け、その結末までもが、このシリーズらしい終わり方だった。最後まで読みごたえのある作品。
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近江敬二郎が仕掛けた呪いが、現代で出版物として世に知れ渡り、SNSで炎上するとは、仕掛けた近江敬二郎もあの世で驚いてるんではないでしょうか。
そんな隔世の感を禁じ得ない世になっても生き続ける近江敬二郎の技術と怨念。二作目では影を潜めた感じがありましたが、最終作にして身体の芯から冷えるような恐ろしさを再度味わえて大変満足いたしました。
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長い腕三部作これでやっと完結。
これはまとめて読まないと駄目ですね・・・。
こう年月があき過ぎると覚えてないし(笑)
で、内容ですが、相変わらずよく出来てます。
ただ2作目も含め1作目の面白さには届かないのが
残念なところ。
今回更に残念なのは、登場人物全てに元気がナイ。
主人公始め、鍵を握る人達に生気がなく、
たんたんと物語が進み終わっていく。
あっさりしすぎじゃあるまいか・・・???
しかしまぁ全ての謎をきれいに解明した
終らせ方は無理もなくよかったかなぁと思います。
この巻だけだとなんとなく3つぐらいかなぁと
思いましたが、3部作トータル的に考えると星4つの
作品です。
面白かったです。
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長い腕シリーズ最終巻
2作目と同じように、さまざまな時代の話が並行して進み
ラストにフラグ回収となる。
石丸さんの謎が解けたのはいいけど
あまりスッキリしない終り方だったかも。
ちょっと期待しすぎました。
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2月-7。3.0点。
長い腕シリーズ完結編。前作から時間が経ちすぎ、
忘れている。但し、謎は解けたかな。
ラスト、あの人物が破滅になったのは痛快。
積年の恨みというひと言かな。
なんか薄い
細い腕から読みました、おもしろかったです!!!
過去と現代が目まぐるしく移り変わる
この手法は見慣れてるんだけど、なんかザッピングみたい
目まぐるしくって書いたけど、ちょっと違うなんか臨場感とかスピード感はないです
なんていうかガキにリモコン渡したらパチパチチャンネル変えてくけど、あんな感じ
ただイラつくウザい
過去と現代が平行しながら勢いよく収束にむかうーとか狙ったのかな??
しつこくて頭にはいってこなくなったから、しついな…ってウンザリしたあたりから
過去、現代を自分で編集して繋げて読んだマシになった話も入ってくる
作家の狙いとかそういうのに反するんだろうけど知らないよ
本読みの一位だから期待したんだけどなーゲームのシナリオみたいだなーと思いました!!!
ゲームなら感動したよね
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話の流れや伏線の回収などとても良かったと思えるのに、いまいち話に入り込めなかったのは主人公をはじめ登場人物に魅力がなかったせいかもしれない。近江敬次郎の呪いという線では第1話が一番良かった。
自分も日本人に生まれたからには、日本家屋の建築の素晴らしさを少しはわかるようになりたいものだ。今の自分では歪んだ屋敷にも気づけないかと思う。
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事件の解決と共に、敬次郎の呪いもある意味完結して思わず溜め息が洩れる。
違う場所違う時代で彼に縁を持つ者たちが動き、その想いが時を越え繋がってゆく様は見事で重厚。
結局最後まで触れられなかった敬次郎の胸の内が一番のミステリーでありパンドラの匣なのだろう。その匣は彼の死で放たれてしまったが、残った一抹の希望が汐路の父のような存在だったのかな。
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「長い腕」の3部作もついに終了。
1作目から間が開きすぎて、敬次郎の呪いってなんだっけー、な状態。「長い腕」を本棚の奥から引っ張り出してきて、軽く読み返してから読んだ。
汐路ちゃんおつかれ、って感じ。
感動のフィナーレ、というわけにはいかなかったけど、3冊それぞれでしっかりミステリー、ホラーしつつ、敬次郎の呪いもしっかり解決。複線も回収して、きれいにまとまったかな。
石丸さんの最後は残念だったけどね。
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「長い腕」三部作、最終巻。
最終巻にして、人物関係が繋がり、敬次郎が最後に残した呪いも明らかにされる。最後、上手く纏めてきたナ感は得られたものの、時代が何度も行ったり来たりして、少々読み辛いのと、2作目から少し間が空き、曖昧な記憶のまま読み進めざるを得なかったのが残念なところ。これから読む方は是非とも三作一気に読んで戴きたい。ただ、呪いのかけ方も1作目が一番衝撃的だったかな。2作目も3作目の今回も、それを超えるほどではなかった。
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ここにきて驚きの相関図が現れた。『長い腕』を書いたときにここまでの展開を考えていたのかな。
もう一度はじめから読みたくなっちゃったじゃないか。
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シリーズ第三弾で、完結編とのこと。2まで読んだ以上、外すことも出来ずに購読。
やはり独特な世界観は維持されつつ、今回は結末へ向けての盛り上がりが特に希薄な感じがしました。なんだか、過去と現在の話を交互に描写することで真相へ迫っていくのはいいんですが、あまりにも淡々としすぎていたというか、消化不良のような印象はあります。もちろん、シリーズ全部を読んで、その構成とかはすごいな、と素直に思えるんですが。
意外性よりも、ここまでの因果に1つの結末(終着点?)をもたらす為だけにある物語、だったような気がします。