【感想・ネタバレ】新規事業がうまくいかない理由 「プロ」が教える成功法則のレビュー

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Posted by ブクログ

多くの企業は、拡大戦略のため、新しいビジネス創出に熱心である。しかし、その努力とはうらはらに社内ベンシャーの成功率は低い。その理由と、そうならないためのノウハウを提供するのが本書の目的である。 社内ベンチャーを立ち上げ、ビジネスに育てるための社内の仕組みや、そのベンチャーの当事者がとるべき行動とはなんなのかを知りたい人や社内ベンチャーの責任者は本書を読むべきである。本書の指摘、示唆は常識の範囲内のことではあるが、「当たり前のことを当たり前に為す」ことが重要なのだから。

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2018年10月23日

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手短に、わかりやすくまとめられた良著。
経営資源は、ヒト、モノ、カネに加えて、モチベーションとハングリー精神。
新規事業の成功率は25%程度。だから撤退するときのルールを決めるべき。

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2013年05月24日

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p.56 撤退の理由を明確にする
   売上500億規模の市場を5年以内にはつくらないというなら、
   最初は赤字でもいい。そこに到達できないならやめる。

p.78 目的を決める:何のための新規事業ぁ
   何をやるか決める:

p.88 ビジネスプランの決定:
  文章とキャッシュベースのP/L

p.92 ビジネスプラン、実態の把握、成功率をあげる

p.94 評価基準
1.何のための新規ビジネスか
   2.自社にあったビジネスか
3.そのビジネスを実施するリソースが社内にあるのか
4.失敗しても本業まで傾くことはないか
5.本業の手助けになる成長スピードがあるか
6.進出するマーケットは成長しているか
  7.参入障壁がひくすぎないか
8.付加価値の高いビジネスか
9.誇りをもって実施できるビジネスか
10.全員が「炎の集団」でなくても成功できるか

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2013年01月20日

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ネタバレ

・最近とんとビジネス書のたぐいを読んでいなかったが、おうちに転がっていたので子供を抱っこしながら通読したところ、これが思わぬヒット。

・「型破りの」というふれこみだが、寧ろ、至極まともなご意見の数々。「なるほど〜、そんなこと考えもしなかったyo」という話は特に無いが、「新規事業を失敗する理由」の網羅感がある

・「失敗する理由」を裏返すと「成功のコツ」になる仕掛け

・パワポ化しておくと使い回せそうだw

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2011年05月28日

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企業内起業の危うさがよくわかった。
そもそも組織に属する人が会社の都合や命令で新規事業をはじめる場合の成功率は25%以下。理由は担当者の高いモチベーション維持が難しいことのほか、撤退のルールが明確になっていないこと、目的や意味が違う新規事業を一般化しようとすること、意思決定に多くの人が関わりすぎることなどが挙げられる。
最後は成功した国内の実例紹介。著者の案件も含む。それを見るといろんな条件が重なったことや担当者の意気込み・意志の強さが成功につながったことがわかり、それなりに参考にはなる。

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2010年11月18日

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本書に出てくる話がいやに身近に聞こえて、耳が痛いことこの上ない。
新しいことをやるのは難しいものです、それがでっかい組織内だったり、人数が多かったりするとなおさらです。

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2010年04月04日

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社内新規事業を推進していくために何がポイントかを簡潔にまとめた本です。メンバーに2軍を投入しがち、撤退ルールがあいまいなど痛いところを付いていると思いました。なかでもなるほどなっと思ったところは、ベンチャー企業の社員と通常のサラリーマンが違うという認識をもった上で、取り組む必要があるという点でした。斬新なアイデアよりも誰もがついてくる実行可能なアイデア、高いモチベーション前提の計画ではなく、モチベーションがそれほど高くなくてもこつこつ推進できる計画を、という話は確かに言われてみればと思いました。

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2009年11月27日

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<あし>
(企業内で)新規事業をつくる際に、はまりがちな罠や
行動を筆者の経験をもとにまとめたもの。

・まず、失敗のルールを設定すること
・成功を前提にしないこと
・事業計画は完璧なものはない。常にブラッシュアップすることを意識すること など

<千>
■仕事に参考になる点
・調べるな考えろ:新規ビジネスは過去になかったビジネス、過去の知識や常識は不要。
・落ち込むな前に進め:こうすればうまくいく正解などない、試行錯誤を繰り返す。
・社内向けにアピールする資料づくりに追われるな:泥臭かろうが、まず事業コンセプトを明確にした上で、1つの分野にリソースを集中投下し、確実な成功実績を作る。
・売上や成長率を上げるよりも成功確率を上げることに尽力し、その部分を評価する:数字を眺めて一喜一憂する前に、あらゆる手をつくして第一号の成功を生み出す。そこから好循環につなげる。
・目的によってゴールは変わることを肝に銘じる:利益が出れば成功か?たとえば、リース会社が立ち上げた子会社が、利益トントンな状態であったとしても、その子会社は決済手段として親会社のリースを利用するため親会社が潤う、ということを当初から狙っていたのであれば、それは成功といえる。

立ち上げ中の事業のこと以上に、立ち上げて運用中の事業について、この本を読みながら想いを馳せた。後で振り返ったほうが、痛みは大きい。改めて、落ち込んでいる場合ではない、と奮起させられた。あし、1年後にもう1回読んでね。(千)

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2009年10月07日

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自ら起業することではなく、社内新規事業の成功法について語っている。
自身の経験からロジカルに説明されているので共感できる部分も多かった。今のビジネスを早く黒字化しないといけないという強い気概が生まれた。P/Lは上手く見せることじゃなくて、実態にあったものを作るのが大事!

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2017年05月02日

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新事業は難しい
ってことはよくわかる。
ありがちな失敗とか
成功事例が載ってる。
じゃ、どうするの?
って。答えを本に求めるのは違うか。
同じやり方がうまくいくとは
思わないけど
これは、やっちゃダメ
ここに注意、がわかるだけでもプラス。
撤退する判断を決めておくと書いてあった。
そこまで、考えるのかぁ〜
いつまでも、ダラダラは
だめってことね。

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2015年07月13日

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ネタバレ

企業内起業は戦い方を考えろ。人・モノ・カネには十分なリソースが用意できても、ハングリー精神とモチベーションはベンチャーより劣る。このような人間がオペレーションを行う前提で事業を選ぶ、或いは一部のモチベートされた人間だけでマネージできる組織を考える。
会社側が陥りがちな7つの罠。1)成功が前提となっている。2)撤退の際のルールが明確になっていない。3)目的や意味が違う新規事業を一般化しようとする。4)意思決定に多くの人が関わりすぎる。5)既存事業のルールーや評価基準を適用する。6)メンバーに二軍を投入する。7)はじめればなんとかなるだろうと思っている。
新規事業立ち上げに必要なプロセスと考慮すべきポイント。1)目的を決める:成功確率を少しでも上げるために、何のための新規事業かその理由を明確にし全員が十分に理解した上で取り組むべき。目的の種類は、①本業の重心移動②本業の周辺強化③未来を担うビジネスにシフト④他社をキャッチアップ⑤衰退しつつある本業を補う⑥自社の付加価値を増す⑦新しい事業の種を発見する⑧本体企業の事情。目的を達成することで初めてその事業は価値を持つ。2)何をやるかを決める:アイデアの社内公募はうまくいかない、グループにアイデアを考えるというミッションを与える。3)ビジネスプランの策定。4)ビジネスの決定:突拍子もないアイデアは必要ない、ビジネスの評価基準は、①何のために新規ビジネスに進出するのか②自社にあったビジネスか③リソースが自社内外で調達できるか④失敗しても本業の屋台骨は傾かないか⑤本業の手助けになる成長スピードがあるか⑥進出するマーケットは成長しているか⑦参入障壁が低すぎないか⑧付加価値の高いビジネスか⑨誇りを持ってできるビジネスか⑩全員が炎の集団でなくとも成功できるか。
新規事業を立ち上げるのがうまい会社は、成功体験からくるもの。あらゆる方法を使って成功体験を持つことから好循環が始まります。

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2013年12月30日

Posted by ブクログ

しごくまっとうな指摘事項が並ぶが要諦を簡潔にまとめられており読みやすい良書。
新規事業の成功率は25%以下。
ユニクロの柳井氏のコメントでは10分の1以下だったか。

それは、成功する確率を最大限に積み上げたうえでのものであり、企業内事業としては、モチベーションというもっとも基本的な部分が弱くなるという指摘も。
そんな指摘を胸に秘めつつ、自らの行動を顧みよう。

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2013年06月09日

Posted by ブクログ

企業内起業による課題、要素をベンチャーとの比較など通して、シンプルにまとめている。
書かれている内容に特段目新しいものは無いが、こういった本は分厚い内容であることが多いので、要素を簡潔にまとめているため、事業などに立ち止まった時に振り返るには良い本であると思う。
深く知りたい、学びたい人は、深く書かれた分厚い専門書を読むのではなく、学校に行ったり実際の起業コンサルタントの話を聞くほうがいいだろう。

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2012年01月03日

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ネタバレ

新規事業従事者の陥りやすい罠
①全方位にまんべんなく
②考えずに調べる
③すぐに閉塞感に襲われる
④過去の経験の中に課題解決方法を探す
⑤リソースがないというウソに縛られる。



会社の陥りやすい罠
①成功が前提
②撤退のルールが明確ではない
③目的や意味が違う新規事業を一般化しようとする
④意思決定に人が多い
⑤既存事業のルールや評価基準を導入してしまう
⑥メンバーに2郡を投入する
⑦始めればどうにかなると思っている

立上げには
①目的

②なにをする
 社内のアイディア公募はうまくいかない。
③ビジネスプラン作成
 P/L
 楽観的なP/L入らない。

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2011年07月28日

Posted by ブクログ

起業と企業による事業の立ち上げとの違いを語っており、また、その問題への解決策であったり、どのような考えで新規事業を立ち上げていくのかといったことなどを中心に記載されていました。

また、どういう状態になれば成功と言えるのかなども書かれており、目標が定まらず、延命措置を繰り返しているような状況にも一考させられるのではないでしょうか。

そもそも、新規事業の成功確率は決して高いとは言えず、とくにサラリーマンが行う企業による新規事業の立ち上げは、ハングリー精神が乏しいこともあり、どうしても通常の起業と比べても劣る部分が出てきます。そうした中で、どのようにふるまっていくべきなのか、参考になる部分が出てきます。

正直、記載されている内容は物珍しいものがあるわけではありません。ある種当たり前のことのみが書かれています。ですが、当事者になるとその当たり前のことが見えずに、延々と無駄な時間を費やしてしまうようなこともあるかと思います。

起業を目指す人が読むと当てはまらない部分も多々ありますが、新しい観点に立って読んでみると、自分を見直すという意味で良いかもしれません。

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2010年04月22日

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(K) 新規事業がうまく行かない理由については、いろいろな本がいろいろな角度から課題を掘り下げていが、本書は社外ベンチャーと企業内起業との違いにフォーカスし、そこから見える課題を浮き彫りにした内容。特に目新しいことは無いといえ無いのだが、自分が共感したのはモチベーションやハングリー精神が成否を左右するという部分である。その違いがどこから出てくるのか、その違いが新規事業立ち上げにおいてどのように作用するのかを具体的に述べているところに本書のおもしろさがある。
 しかし、後半の How toの部分に入るとかなり一般論になっているが、万人が読む本に仕上げるとなるとこのようなまとめ方にならざるを得ないのは仕方がないのだろう。ただ、部分的には発見もあった。例えば、100のチェックリストを新たに作るのではなく、これまでやってきたチェックリストのやり方を再考するという点は、やり方を考える上での新たな気付きとなった。大事なのは、自分の事業や組織を見て、アレンジし自分流のやり方を作り上げていくことである。

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2009年12月28日

Posted by ブクログ

新規事業を立ち上げ そして成功をするというのは
とても難しいことである

多くの起業経験をもつ著者の
企業内起業についてかかれた本でした

タイトルどおり
新規事業がうまくいかない理由が書かれています
ヒトモノカネというリソースの他に
モチベーションとハングリー精神の必要性

内部事業とはちがう起業の方法論を知っていることの有位性

撤退のルールを持つこと
撤退がマイナス評価にならないようにする評価体制

起業を経験したことのある人のお話故
多くのことが参考になりました
次は 立ち上げから 起動までの具体的なお話を聞きたいと思います。

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2009年10月04日

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