昔の刑事ドラマで凝り固まった警察像の崩壊!
実際に警視庁公安部で勤務した著者が、最新かつリアルな警察を描きます。主人公の青山望を中心に、ノンキャリアだけど大卒(体育会出身)でキレキレの同期4人が、ヤクザ・政治家・IT長者・半グレ・芸能界・宗教団体が複雑に絡む難事件を、様々なIT技術で解決。ビッグデータの解析力と分析力は圧巻で、地道な職務質問(もちろん重要だと本書に書いてあります)やパンを食べながらの張り込みといった旧来のものとは全く異なる捜査方法に感動。
1巻は日韓利権、2巻は病院経営と選挙違反、3巻は半グレと中国マフィア、4巻は原発とカジノ、5巻は仮想通貨ビットコイン…まるでニュースを見ているかのようなリアルタイム感。一般教養書としても使えます。次巻のテーマは何でしょうか?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
爆裂通貨というから、暗号通貨の闇を書くと思っていたが、
青山は、ちゃっかりと暗号通貨で、億り人になっていた。
公安が、暗号通貨で儲けるって、どうなのよ
とツッコミを入れたい気分であった。
ハロウィンにおいて、マリオ隊列が登場し、
4つのATMから、ごそっと現金を盗み。
そこに 殺された人が転がっていた。
ATMのお金を盗むのでなく、
基盤を盗んで情報を取るというのが、面白い。
それで、銀聯カードが使えなくなる。
確かに、銀聯カードが使えなくなるとパニックになるね。
まるで、ソフトバンクの通信障害みたいな事件。
死んだ人間は、無戸籍人間だった。
存在しない人間を殺しても、殺人罪にはならない。
その着想は、面白いね。
それで、わざわざ ハワイにも行くって、
ハワイは、あまり中国人はいかないので、
ATMの襲撃が、あまり意味なさないように思えるが。
藤中が、随分と偉くなって、情報の掌握が始まる。
青山は推理で、藤中が実践という役割になると
あまり面白くないな。もっと、青山には活躍してほしい。
Posted by ブクログ
隣国がどれだけ日本に悪影響を与えているかを知るには良いシリーズ。主人公は悪くはないんだけ上から目線で物事を語っているところがチラつくので鼻につく。作者もこんな人なのかな。