【感想・ネタバレ】聖域侵犯 警視庁公安部・青山望のレビュー

昔の刑事ドラマで凝り固まった警察像の崩壊!
実際に警視庁公安部で勤務した著者が、最新かつリアルな警察を描きます。主人公の青山望を中心に、ノンキャリアだけど大卒(体育会出身)でキレキレの同期4人が、ヤクザ・政治家・IT長者・半グレ・芸能界・宗教団体が複雑に絡む難事件を、様々なIT技術で解決。ビッグデータの解析力と分析力は圧巻で、地道な職務質問(もちろん重要だと本書に書いてあります)やパンを食べながらの張り込みといった旧来のものとは全く異なる捜査方法に感動。
1巻は日韓利権、2巻は病院経営と選挙違反、3巻は半グレと中国マフィア、4巻は原発とカジノ、5巻は仮想通貨ビットコイン…まるでニュースを見ているかのようなリアルタイム感。一般教養書としても使えます。次巻のテーマは何でしょうか?

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Posted by ブクログ

伊勢志摩サミット警備で緊迫する志摩半島の英虞湾で緊急事態発生!真珠養殖が盛んな“宝の海”から引き揚げられた死体は、闇経済を疾駆するブラックジャーナリストだった。汚職事件、テロリストの国際力学、ヤクザの世界ー暗部を抉るべく、公安のエース・青山望の才気が炸裂する。

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2018年05月27日

Posted by ブクログ

設定は 伊勢志摩サミット。
徹底した警戒の中で 英虞湾の養殖真珠のいかだを
時期を間違えて引き上げたことで、死体が発見される。
それは、特殊な縛り方と孔があいた包み方だった。
関西系のヤクザとヨットが操れるものだとわかる。
腐敗が激しく、死因も不明だった。

青山望は、カルテットと一緒になって、
の死体が誰で、なぜ 殺されたのかを探っていく。
その背景には、パナマ文書にも関連して、
ブラックジャーナリストが、ブラックマネーを集めていた。
そのフィクサー的な存在が 経済ヤクザの清水だった。
そこから、様々な情報が えられて 真相が明らかになる。

現在のように 企業の不正が多いと、
ブラックジャーナリストや経済ヤクザは
暗躍しやすいんでしょうね。

清水は言う
「政治家は義理と人情とやせ我慢と言われていた。
今の連中は、義理もなければ人情もない。
挙げ句の果てに我慢もできないとなれば、
もはや政治家の器ではない。」

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2017年12月15日

Posted by ブクログ

シリーズ第8弾。伊勢志摩サミット警備のさなか,英虞湾で引き上げられた裏社会の経済ジャーナリストの死体。胸のすくカルテットの活躍,垂涎のグルメ,政治経済国際社会の裏…。相変わらずのスタイルで好き嫌いはわかれるかもしれないが,僕は好き!

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2017年01月13日

Posted by ブクログ

イルミナティとかフリーメーソンとかが出てきて、これはどこまで本当で、どこまでが小説なのか。

元公安マンという筆者の素性を合わせると、いろいろ複雑な心境になれる一冊。

LINEがスパイウェアと名指しで書かれていたりするのも、LINEの会社は本気で対応を考えたほうがいいなと。(アドレス帳を送る機能は、選択できるように修正されているかと思うし、その手の機能を本気で止めるとそもそもスマホもインターネットもほとんど使えないのでは?)

割とテクノロジーで解決的な運びだが、情報セキュリティ系の記述については、誰か専門家がツッコミを入れてほしい。

でもゴルゴ13が好きな人は楽しく読めると思います。
おすすめです。

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2017年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ8弾。伊勢志摩サミット、パナマ文書、テロリスト。今作も旬な話題が盛り沢山でリアル。次作は何が出てくるか楽しみなシリーズです。

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2016年12月11日

Posted by ブクログ

貧乏性のせいかつのいつも良いもの食べやがってと思ってしまう。
このシリーズを読むたびにますます中国が嫌いになっていく。滝本や白坂は殺人教唆等で逮捕されないのかな?

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2016年11月05日

Posted by ブクログ

一気に読み終えた。
青山を始めとした、カルテットの活躍に爽快感を感じ、今後はどのような展開に発展するのか。
楽しみです。
また、最近の話題を盛り込んでいるが、その背景での動きがリアルに描かれており、フィクションだが、現実に起こっているのではないかと錯覚を起こす。
私たちが知らないだけで、裏の世界では・・・。
今の自分には、見えてない部分がたくさんあるのではないかと考えてしまった。

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2016年08月13日

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