感情タグBEST3
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“魔女”は考えないの。
魔女は、ただ知っているのよ。
自分自身のするべきことをね。
好きだなー、この作品
古今東西、魔女から呪術師の物語を描いたファンタジー
モノクロだけど全ページに色がついていて、生き物たちの息吹が聞こえてきそう
五十嵐先生の描く女の子はグリグリっとした大粒の瞳で、妖艶な魔女そのもの
“ただ知ってる”魔女に会いたい
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想像力の氾濫。いのちの散乱。
著者の「はなしっぱなし」とこの「魔女」をよんだけど、彼の作品は漫画でしか描けない、特別なお話。特にこの「魔女」は果てのない大きな包容力に支えられた世界の中で過去、現在、未来という時の流れが一つの軸になっている。読み終わったら、ほんの少しポジティブになれる作品。
一見、グロテスクと感じる絵もあるけど、それも作者のイメージの豊かさにこちらが圧倒されて抱く一時的な拒否反応かもしれない。
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収録されてる短編「うたぬすびと」が好きで何度も読んでしまう。五十嵐さんの作品には、祝福と罰を等しく与える自然が描かれている。調和を受け入れる人間には開かれ、恩恵を与える一方で、調和を乱す人間には容赦なくすべてを奪ってゆく。自然を神とする信仰はたくさんあると思うけど、愛と畏怖を抱く対象として、そうなるのも必然だな、と思います。
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「PETRA GENITALIX(ペトラ・ゲニタリクス)」
読後、大泣きをしました・・・
今読み返してみると泣かない。
なんだったのかなぁ
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こちら、第2集なんですが、私は1よりこちらが好き。
「PETRA GENITALIX」が特によかった。
自然に絡んでいる話の方がおもしろいなーと思っていましたが、
更に、生活に関係のある自然が好きなんやと気づきました。
きれいで聡明な女性とかわいい女の子という組み合わせ。
私の中で、まさに「魔女修行」なシチュエーションでした。
全部の話の中で、一番分かりやすい話だったかなと思います。
「成長譚」にしてあるので、とても読みやすかった。
もう一作「うたぬすびと」も良かったです。
主人公のひなたは、ずっと「閉じている」状態だったのですが、
(恐らく、世界に対しての感覚が。)
あるきっかけで、「開いていく」描写があって。
その数ページがとてもきれいで気持ちがよかった。好きです。
今書いていて気づいたけれど、素敵な言葉も2の方が多い気がする。
どちらの話もよく会話しているから。
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世界観 メッセージともによかった
「PETRA GENITALIX」 「うたぬすびと」
どちらも好きだったけど
うたぬすびとの孤独感は
共感するところもあり 心に残っている
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世界観がすごすぎる作品集第2巻。壮大な世界観と荘厳な情景描写が美しい。自分の語彙では「ものすごい」としか表現できない…。続刊を期待せざるを得ない、素晴らしい作品。
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第1集と同じくとても怖い展開ながら、とっても納得のいくストーリー。
第2集は主人公の年齢が低めで少女達がかわいい。
そして、見開き絵などはイメージの渦です!きもちいい。
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私が尊敬している五十嵐さんの短編集です。(1.2巻完結)
作者独特のタッチが空気をも表現していて、とにかく圧倒されます。
・・・でも好き嫌いはあると思います。あはは。
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一巻に画像が付いてなかったので(なんでだ!)二巻にした。
魔女に纏わるお話ばかりを、いくつかまとめた短編集。すさまじく面白い。これ以前の作品、『はなしっぱなし』などでも、作者の切れるような感性は発揮されていたのだが、加えて今回はストーリーテリングに力が注がれているため、読みごたえも増し、なにより万人にお勧めしやすくなった。てことで、まあ読め!
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・「ねえ、ミラ。どうして本を読んではいけないの?」アリシア ・「あんたには経験が足りないからよ。“体験”と“言葉”は同じ量づつないと、心のバランスがとれないのよ。」ミラ
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「チェンソーマン」の世界観って、
完全に五十嵐大介の世界観を模してたんだな。。
おなじジャンプの呪術廻戦の場合は、
影響元が「ハンターハンター」とか
「幽遊白書」っていう有名すぎる作品だから
ネットで見つかって叩かれまくってるけど、
藤本タツキも大概同じようなことしてた…笑
ミラの立ち位置、めちゃくちゃマキマ。
なんか最近のヒット漫画家たちって
パクリ方がそのまま過ぎて若干萎えますが、
今回の場合はキッカケとして
五十嵐さんの【魔女】を知れたので
その点は良かったです。
世界観があまりにも強烈で
唯一無二なので、パクりたくなる気持ちも
わからんくも無いですが。。
読んでいると別世界に飛んだ感覚になる。
狭い世界でのルールや思想の強要から、解き放たれる感覚。
そのときの自分の状況によって、突き刺さるものが変わるので、何度も読みたくなります。
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2巻目は、1巻目に比べるとちょっと長い話が入っています。
ながくなると、わけわからなくなるかなぁと思っていましたが、雰囲気そのまま、きれいにまとまっていました。
現実とあちら側が、境界線なくまじりあった不思議な感じは、おもしろいです。
これから、追いかけてみたいマンガ家です。
これって、「COMIC IS DEAD」の収穫です。
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今の時代のカウンターとして成立するものは何か。ニュートン力学以降の科学合理主義の先端たる現代社会に対するカウンターとして対置するものは何か。五十嵐大介は科学合理主義を光と喩える。キリスト教の神を光と、言語を光と、ロケットを光と、欺瞞を光と、社会を光と喩える。そして闇を対置させる。有限より無限を、キリスト教より異教を、真実より秘密を、男より女を。
東洋と西洋が交わるところ、数千年の歴史の中で都市の地下に封じ込められた異教の神が、象徴の中に生き続け、捨てられた女の恨みを通じて現代の覚醒しようとする力。ジャングルの精霊のビジョンはパブロ・アマリンゴのドローイングの如くアヤワスカのビジョンが用いられる。世界の多重な細部まで描写しようとすることで伝えようとする、世界の持つ超自然的な力。自然の持つ本来の姿に気づけたものだけが持ちえる生命力。人間の本来性に光りを当てれば、こちらの方が本来の姿だと、このこの作品は主張する。しかしこれは現代ではすでにオカルティズムの領域に属するのだろう。人間の闇に光を当てる事で、ギリギリの真理に辿り着こうという試み。かつて魔女の弟子であった神父が、転向した理由について説明して言う科白、「神は・・・確かに存在するからです。」。
光は無限に生成され、文明は世界中を覆い尽くし、果てしない未来へ向か行く中で、闇の中から未だ生まれ得ぬものを待ちわびながら、光の中へ踊り出たいと思っている魂。そしてその先に世界と一体となる事で超克するまでをこの作品では伝えようとする。
インターネットによって巨大な闇が文明にも生まれたこの現代で、この漫画は科学主義とオカルティズムの天秤を、オカルティズム側に傾けようとしているのだ。
Posted by ブクログ
読み終わって特に感想が無いって言うか、内容をまったく覚えていないって言うある意味凄い漫画。例えれば笑っていいともを見た次の日に内容を思いだせないあの感じ。(ある意味褒め言葉)