【感想・ネタバレ】つるかめ助産院のレビュー

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Posted by ブクログ

後ろに妊娠、出産に関する主な資料がたくさん載っているだけあって細かい描写まで脳裏に浮かんだ。人は誰もが捨て子というのが印象的だった。その後の人生で誰と出会うかによって人生が変わるんだと気づいた。小野寺くんは戻ってこないのかと思ったら最後の最後で戻ってきて私まで嬉しくなった。ハイビスカスの天ぷらがどんなものか気になった。

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2024年01月04日

Posted by ブクログ

読み返してみました。
やはり素敵な作品!!
まりあが南の島で鶴亀先生、パクチー嬢、エミリー、島のみんなと出会って…
少しずつ孤独だった過去と向き合い成長していく。
命のお話。

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2023年10月28日

Posted by ブクログ

子どもを産んでみたいと感じさせられた。すごくお気に入りの本で、妊娠した友達に軒並みおすすめしね読ませている。何度も読みたくなる。砂浜でみんなが伸び伸びと踊ったりするシーンなど、大好きな場面がたくさんある。悲しみもあるけれども幸福感と感動がいっぱい。大好きな本。

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2023年09月14日

Posted by ブクログ

どこかのサイトでおすすめと紹介されてたので買った一冊。

妊婦と出産の話

感動する内容だったけどなんとなく自分みたいなおっさんより、若い人だったり今妊娠してる人向けの本って感じた。

文章が表現がきれいでわかりやすい
料理のシーンなんかでると食べたくなる。

この作家さんの本は2冊目だけどまた違う本を読んでみたいと思った小説でした。

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2024年04月28日

Posted by ブクログ

先日小川糸さんの作品を初めて読み、その柔らかな空気感と情景が目前に広がる描写に魅了され、また私が現在妊婦だということもありこの本を手に取りました。
私自身、初産で不安いっぱいである今、出産シーンのリアルな描写にドキドキさせられました。
主人公と同じく今の私は、正直自分のことでいっぱいいっぱい。
この助産院の人たちが笑顔の裏に辛い過去を抱えていて、それを受け止め、乗り越えたからこそ、人のために全力を尽くす様子が、人間としての大きさを感じ、自分もそうなりたいと感じました。

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2024年04月26日

Posted by ブクログ

自身が出産を控えてることもあり、この本を手に取った。様々な登場人物を通して、出産はとても神秘的なことなんだと、感じられた。出産シーンでは涙が出てきた。

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2024年04月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初から最後までとても読みやすかった。
まりあの気持ち、すごくわかる。
自分だけ苦しいと思ってても人ってみんな何かしら抱えてる。でもそれをシェアできるのがその人を愛していることって言っていて納得。
最後小野寺くんがいきなり出てきて、?ってなったけどもう少し何か欲しかった〜続きが読みたかった!

登場人物全員、そして島の流れる空気感、好きだった。

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2024年03月27日

Posted by ブクログ

小川糸さんファンで、私自身妊娠7ヶ月目ということもあり、この本を手にとりました。助産院で個性豊かな人たちと出会い、過去と向き合いながら過ごしていく心温まるお話でした。
この本のお気に入りポイントは、やっぱり食べ物の描写です。「食堂かたつむり」に続いてお気に入りの作品になりました。

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2024年03月24日

Posted by ブクログ

助産師をしていますが、日々病院の中で目まぐるしくお産をしている中でこの小説を読みました。
全てを包み込んでくれるようなあたたかい先生に私もなりたいなあと思いました。

まりあが島の人たちの温かさに触れながら成長していく姿がとってもよかったです。
ただ最後は賛否両論ありそうだなあと。
個人的には最後の展開についていけなかったところもありますが、心温まる本です。

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2024年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

え?最後、え?ん?
さらっとやって来たな、旦那よ笑

全体的にゆったりとした流れの話で、メンタルデトックスによかったなぁ。こんな生活が理想だなあ。ただ俗世に塗れすぎて、無理かな笑

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2024年03月06日

Posted by ブクログ

優しい言葉にのせた強いメッセージを感じる作品でした。人生の中で見落としてしまいそうな美しさと、目を背けがちな醜さと、どちらもしっかり描かれていて、真っ直ぐな思いが作品から伝わってきます。小川さんの感じている海の情景が、今作にもたくさん見えた気がしました。

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2024年02月22日

Posted by ブクログ

この話のテーマをひとことで言うと、人生を前向きにするも後ろ向きにするも、自分の見方ひとつなんだよ、ということと、行き詰まったら違う世界に身を置いてみる、かな。主人公が自分の日常とは真逆の離島でいろんな人たちとかかわる中で、だんだんとそれに気づいていく様に、自分自身の人生も重ねて振り返れた。ラストはちょっと作り込まれた感があって少し残念。だけど読後は清々しい気持ちになる。

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2024年02月11日

Posted by ブクログ

ゆるやかな時間とともに流れるような一冊でした。
優しい気持ちが溢れ出ていて幸せな気持ちにさせてくれました。今年の初夢は、サミーに似た男性からそっと後ろからハグされて目が醒めました。

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2024年01月11日

Posted by ブクログ

ハートフルな物語。
この手の直球物には涙腺弱いです。
主人公まりあの成長の物語です。

夫の小野寺君が失踪し、一人、南の島を訪れたまりあ。
そこで出会った、助産師鶴田亀子から妊娠を告げられます。
そして、助産院で働きながら、子供を産むことに。

そこで出会った人々に影響を受けながら自分自身と向き合って、成長していく物語。
辛い過去を持っているのは自分だけではない。
みんな、それぞれがそれぞれ悩みや過去を持っている。

島の人々、助産院の人々、亀子の優しさが伝わってくる物語でした。

そして、まりあの出産へ。

正直、そのあとのストーリは白けてしまった。
そこが残念。

しかし、それを差し引いても何とも心温まる。「生」への物語でした。

お勧め。

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2024年01月08日

Posted by ブクログ

つるかめ助産院というめでたいイメージ
そこは日本の南国のゆったりとした時間が流れている。
癒されない悲しみを持つ まりあが、様々な過去をもつ人々に癒されしだいに自らの生に向き合うことができた。あゝ私もこの島に行きたいと思う。

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2023年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小野寺まりあ
夫が失踪し、一人で南の島へ行く。
クリスマスの日の朝、教会の入り口のひさしの下にへその緒が付いた状態で捨てられていた。教会のあった市の市長によりまりあと名付けられる。乳児院や児童養護施設で育つ。小学校四年生のときに安西夫妻に引き取られた。高校生の時、家庭教師の小野寺に恋をした。安西夫妻には交際を反対され。高校卒業を待って家出するように安西家を飛び出し、小野寺と暮らし始めた。

小野寺
まりあの夫。失踪した。

つるかめ先生
鶴田亀子。つるかめ助産院の院長。千葉の産婦人科病院勤務時に失踪した患者がおいていった宝くじが一億円当選していた。仕事を辞めて船旅で最初に南の島につき、浜辺で出産しようとしていたカップルに手伝ったことがきっかけで、南の島に助産院を開くことを思い立ち、しつるかめ助産院を開業した。

パクチー嬢
ベトナムから来ている研修生。日本の看護学校で看護師の資格を取った後、滞在可能な期間の期限がくるまで、つるかめ助産院で経験を積んでいる。

長老
助産院近くの集落に住む漁師。ボランティスアタッフとして助産院の雑用を手伝うこともある。

サミー
アサミ。つるかめ助産院のボランティアスタッフ。置いてもらってる代わりに、畑仕事を手伝ってる。

エミリー
助産院のベテランスタッフ。何年か前に夫を亡くし、島内のアパートで一人暮らしをしている。

ハジメ
パーラーさすらいというラーメン店を経営している女装の男性。開店当初亀子が毎日通っていたので亀子とは親友になった。

艶子
内地から夫婦で島に短期滞在して助産院で女児を出産するか死産だった。

安西夫妻
まりあの里親。小学4年生のまりあを引き取る。引き取る10年前に実子の聡子を海の事故で亡くす。まりあを海に近づけようとはせず、聡子と同じようにバレエを習わせた。

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2023年11月24日

Posted by 読むコレ

優しさに、温もりに触れて、
凝り固まったココロが
少し柔らかくなったら。
勇気を出して、甘えてみよう。
支え合って生きてゆこうよ。

一度、ココロを空っぽにして、
人や自然と、
自然に生きてみたくなる一冊。

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2012年09月07日

Posted by ブクログ

暗い過去をもつ主人公が夫が失踪し南の島の助産院で人に救われていく話。時折涙しました。先生が言った、「家族は絆でもあり呪縛にもなる」っていうのが思わずメモしてしまったフレーズ。みんな、つらい思いをしながら生きている。出産は本当にすごいこと。最後急にハッピーエンドにもってかれた感じがありました。

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2024年04月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小川糸さんの小説を読むと、
誰かの手作りご飯が食べたくなる。
ふと空を見上げてみたくなる。
深呼吸をしたくなる。
自分を大切に生きようという気持ちになる。
などなど、色々な効能がある。
小説からマイナスイオンが出てるんじゃないかってくらい癒し効果が高い。

個人的には南の島も大好きだし、妊娠・出産って(自分はそこまでしたくはないけど)本当に素敵で尊いものだと思っているので、この小説は本当に私得な、最高な組み合わせだった!

そんな最高な組み合わせで、ひとつひとつの描写がとても素敵だっただけに、最初と最後がちょっと残念だったかなぁ…
「実は妊娠してました」と途中からわかるとか、出産のシーンでそれまで行方不明だった旦那が登場するのは、あまりにも急展開でびっくりしてしまった。
どちらかというとそのまま島でみんなとのんびり子育てする方が嬉しかった気がする。

ストーリーの違和感はありつつも、ゆるりとした島の風景や、おいしそうなご飯たち、逞しく豊かに生きる島の人々の描かれ方は最高でした。

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2024年03月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正産期に入り、妊娠、出産の物語を読むと涙腺が緩くなってしまう。
捨て子で本当の母を知らず、誰からも愛されてないと感じている主人公のまりあ。
島の人々との触れ合いで最終的に前向きに出産に望めて本当に良かったと思う。
自分が着ていた産着を我が子に着せて島を後にするラストシーンには感動して胸が震えた。
方不明だった夫の小野寺くんも、タイミング良く出産に間に合い、再会できて本当によかった。
涙がどばどば止まらなくなってしまった。
お腹の子がまりあを励ますシーンが何度かあったが、我が子も話しかけると胎動で返してくれることがよくある。
出産まで秒読みだから、それまで夫婦でいっぱい話しかけよう。

とはいっても、何故、小野寺くんは家出したんだろ???
まりあも結婚してた割には、仕事しない、料理しない…
「もっと仕事終わりの小野寺くんを支えていれば」とよく呟いていたけれど、本当に何やってたの???
何もせずゴロゴロしてるまりあに愛想尽きて、小野寺くんは姿を消したのかなと本当に謎だった。

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2024年03月16日

Posted by ブクログ

のんびり読みました
島での暮らしに憧れます…
朝シャキッと起きて、日中は働いて、夜は寝る
その土地で採れた旬のものを料理して
味わっていただく(ながら食べなんて絶対しない!)
この本を読むとそんなふうに丁寧に暮らそうと思います

★3なのは、ところどころモヤモヤするため…

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2024年02月11日

Posted by ブクログ

全体の6割くらい読み進めてた時は、この本うーんって思ってたし、逆になんでここまではまらんのやろ、何が好きじゃ無いんやろって思いながら読み進めてたのが正直。

何となく自分が最初に思ってたのは、今回の本の主題が、どんな理由があったかは分からんけど、母親に捨てられて、自暴自棄になって世界の全てがグレーに見えてた主人公の気持ちが、当事者じゃないし、そんな経験したことないからやっぱり分からんかったり、妊娠を中心に物語が進んでて、あまりにも自分との共通項が見つからんくてハマって無かった気がする。

でもそんな中でもまりあさんが、周りの人も色々抱えてることを知って、自分だけがしんどいわけじゃ無いって気付いたり、小野寺君にも里親にも自分は愛されてない不幸の子っていう自分中心の考えから、向こうの立場でも事情があったんちゃうかとか、自分本位で物事考えへんくなった辺りから、上手く言えへんけど、確実に自分が読み進めるペースが上がった気がする。

特にこの本読んで良かったのが、以下参照ページみたいに、先生が悩んでる時に、変にアドバイスするとかじゃなくて全てをポジティブに捉えて生きてる生き様(自分も何かよくないこと起きた時にそう思えるようになりたい)とか、自分は子供もいいひんし、あくまで想像でしか無いけど、自分の大切なパートナーと授かった子供やから、本気で愛してあげたいし、そんな日が早く来たら良いなって思えたり。

あとは先生も言ってたけど、やっぱり人生の全てに意味があって、まりあさんの過去も小野寺君とのこともあったから、まりあさんは島のみんなに出会えたし、その出会いがあったから、お腹に命を宿しながら自分って何で生きてるんやっけ、ってこれから子供を産むなかで正反対のこと考えたり。

これはほんとにその通りで、自分の人生においても、その瞬間、瞬間はしんどいな、こうなってたら良かったなって思うことはいっぱいあるけど、振り返るとそれがあったから、今の自分があって、今一緒にいたい人といれて。
やからそん時、そん時がどういう結果やったとしても、後悔せんように行動するのは大事ね。

ほんまに解せへんのは、最後に小野寺君を出したこと。正直子供が無事に生まれて、色々考えた結果島を出る、くらいの描写にしてくれた方が、また戻ってくるかもしれんけど、里親に会いに行ったり、もしかしたら小野寺君探しに行ったり、って読み手が自由に想像できるのに。
なんでほんまに小野寺君出したんやろ。モヤモヤでしかないし、いやあなんで。笑

P149
マリアちゃんがお母さんの中にいる間にもし中絶されてたら、こんなに美しい夕焼けも、見られなかったんだよ。おいしいごはんだって、食べられなかった。それに、私とだって会えなかった。確かにお母さんはあなたを育てることはできなかったから、母親としては失格かもしれないけど。
寒い日なのに無事に赤ん坊のあなたを見つけてくれた人がいて〜

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2024年01月28日

Posted by ブクログ

不幸なことがあったけど、一人になって得られるものがいっぱいあって、まりあが、羨ましいくらい。途中、何度も涙

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2024年01月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いいお話だった
けれど、小野寺君が急に消えて急に戻ってきたのが、ちょっと出来すぎていて評価は3にした
全体に優しい人たちの話なので、読むと心は癒される

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2024年01月11日

Posted by ブクログ

南国なゆるやかな空気と、命ある奇跡を感じる作品でした。

小野寺くんのことなど、少し謎が残る部分もありました。
ちょっと奇跡起きすぎィ!ってつっこんでしまうところも笑

お天気がいい日に、感謝の気持ちで光合成やってみたいです。

呪縛ではなく絆の家族でありたい。

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2023年12月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

妊娠出産シーン、色んな出産があるんだなぁ、と自分の子の時を生々しく思い返すことが出来た。
自分で書いた出産記録とはまた違った生々しさ。

同じ出産はないという尊さ。

自分で選んで生まれてくる、きた、という尊さ。

そういうのを思い出させてもらった。

独特のあだ名がついた登場人物も愛おしい、が、小野寺くんのいなくなった理由や突然現れた背景の謎(理由は語られてるけどそれまで姿を消してたのになぜ…っていう)がちょっと消化不良というか、、
いなくなったままの結末を期待してたかも…

悲観的だったまりあちゃんが自然の中で生活することで心が解放されて、周りの人の背景が見えるようになっていったところがよかった。
自分が辛い、ってだけじゃなく、周りの人の背景も想像したり実際に聞いて、配慮できる人になりたい。

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2023年11月13日

Posted by ブクログ

主人公は、自分の生い立ちから始まり、結婚、妊娠とさまざまな経験をします。夫は、妊娠を知らずに失踪してしまう。
妊娠中は、ただでさえ気持ちがブルーになりがちな時なのに、夫不在だなんて…ストーリーを読んでいて、自分自身の妊娠中の感情コントロールが出来なくて辛かった経験を思い出しました。
つるかめ助産院には、さまざまなな悩みを抱えた女性が登場しますが、不幸もあれば幸せいっぱいもあります。それだけ出産は命掛けだと伝える内容なのではないでしょうか。
最後の終わり方というか、締めくくりが早々と終わったのが心残り。
事終えての数年後の主人公が物語ってくれたら面白かったかもしれません。

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2023年11月08日

Posted by ブクログ

南の島の助産師さん。
島ならではの人との繋がり。
こういうコミュニティが合う人もいると思う。

死産を取扱うのは本当に辛いことだし助産院という仕事は責任が大きい。

本当にすごい仕事だと思う。

主人公の女性の島での妊娠発覚夫との謎の別れからの出産、その後の再会がスピリチュアルであった。

小野寺くんが立ち会いできたらよかったのにな。

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2023年09月11日

Posted by ブクログ

ライオンのおやつでファンになった小川糸さんの二冊目。人間模様が温かくていい。悩みや抱えているものは親近感がわくのに、なぜか悲愴感を抱かない。ほっこりできる不思議な世界観。また別の作品も読みたい。

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2022年12月08日

Posted by ブクログ

大きな木には大きな影ができる、って言葉が印象的だった。

各登場人物のエピソードは強いけど…。先生の人生と小野寺くんが何してたのか気になる。

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2024年05月08日

Posted by ブクログ

“育む人”って言葉が素敵〜
一生のうちでたった10ヶ月の子供と自分が繋がっていた妊婦時代、私はどんなことを考えていたんだろう?辛かったつわりやお腹の重さしか思い出せないけど幸せな期間だったのだろうな。
いろんな事情で生まれてくる子がいるけれどみんな誰かのお腹の中で大切に育まれて生まれてきた命、生まれてきたことが、生きているということが幸せなんだろう。
小川さんの作品はいつも生と死や食べることについて書かれていて大切なことを教えてくれる。

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2024年04月30日

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