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Posted by ブクログ
題名は聞いたことがあっても、読んだことはなく、手にとりました。古い本だけど、読みやすい。
作中で触れられるビルマの人々の性質や考え方、宗教感が印象に残りました。
われわれが国を出たときには、もう日本人は腹をすかせて、毎日追いたてるように忙しく働いて、おそれおののいて暮らしていました。
それにひきかえ、この国の人は、おとなしく、弱く、まずしく、しかもそれに安住して、ただしずかに楽しんで生きています。そして、ひたすら心の救いだけを求めているのです。
著者は、近代化とともに日本が失ったものを、この時代からこんな風に思っていたんだなぁと感じました。
子供むけに書いた本だと知り、驚きました。