【感想・ネタバレ】仄暗い水の底からのレビュー

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Posted by ブクログ 2013年03月09日

「漂流船」この話が超こわい!今まで読んだホラーの中で一番怖い!
あらすじはというと…
漂流する豪華客船を発見。
無人の船内なんだかおかしい。
航海日誌を読むと。。。。ええええええこわい!

じわじわこわい!きもちわるーーーーーーー!

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Posted by ブクログ 2012年02月07日

水の信憑性とか不気味さを見せてくれるような非常に不気味な、一冊の本は分厚いんだけど、一つ30ページくらいの話が十くらい収録されている。ホラー小説だから幽霊を思わせる何かは登場しているのだけど、ある意味本当に怖いのはそれではなくて水が持つ性質なのだ、みたいな。最初の話「浮遊する水」なんてのはまさしくそ...続きを読むれ。面白いストーリーだ。話の終わり方まで読解して初めて、所謂、幽霊小説じゃあ無いのだな、と気付かされた。

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Posted by ブクログ 2010年08月13日

短編集。「浮遊する水」「漂流船」はなかなか怖かった。一番よかったのは「海に沈む森」ホラーとはまた違うジャンルの作品ですが、とても感動的な話です。他の収録作品もハズレなしで読んでよかったと思いました。

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Posted by ブクログ 2010年02月02日

ホラー小説にしては珍しく、繰り返し読みたくなります。「海に沈む森」が特にすき。夏の海とか川とか、貯水タンクのナマっぽい『水』の匂いが漂ってくるような短編集。

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Posted by ブクログ 2024年03月05日

都内のベイエリアのマンションを購入した母子家庭。周りも住んでいる人がいると思いきや、事務所として使われているために、夜の住人は親子2人と管理人だけということが判明する。ある日、屋上で子どものものと見られるおもちゃの入ったバッグを見つけて管理人に届けるが、管理人にも心当たりはない。持ち主が現れないため...続きを読む、管理人がそのバッグを捨てた数日後、またバッグは屋上に現れる。その頃から、子供が風呂で誰かと喋っているような気配がし始める…。

『リング』シリーズの鈴木光司のおそらく初期短編集。水や海にまつわる怪談を集め、さらにプロローグとエピローグを足すことでアンソロジー風になっているものの、接点がある話ではない。

『リング』シリーズの、とりわけ『らせん』以降でのしっかりしたSF展開も印象深いが、本作でもホラーや怪談じみた話が多いものの、メカニズムをベースにしたSFのような作風も少しではあるものの伺い知れる。プロローグを除いて1作目やヨットの話などは、シンプルに怪談だし、漂流していた無人ボートはSFなのかな。

最後の2作は、無理やり怪談風のオチへの導入にしているものの、全体の情景をメタに俯瞰したような不思議な感覚を持ったストーリーが主題となっている。怪談部分は必要だったのかな。

いずれにしろ、おそらく作者が初期に書いた膨大な短編の中から、水にまつわる話を集めたという、背景の努力や蓄積が透けて見えるような力作であり、角川ホラー文庫にありがちなやっつけ書き下ろしややっつけアンソロジーとは格の違いを見せつけられる1冊である。

あんまりたくさん読んでこなかったけど、流行り物作家とは一線を画す(でもやりたいことを突き詰めていくと、読者に理解が難しいものを書く欠点もある)作家なので、角川ホラー文庫という先入観を持たせがちなレーベルばかりで発表しているのはもったいない。角川もドル箱だから離さないんだろうけれども。

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Posted by ブクログ 2022年04月23日

7つの短編からなり、東京湾をテーマとしたもの。
どれも不気味で、もうちょっと続きを読みたい…!というところで終わってしまう。完全なる種明かしをしないところが、ホラーとしての余韻や想像を掻き立てて良いのかな。

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Posted by ブクログ 2022年02月11日



映画のイメージが強くて、ただのホラー小説かと思っていたら違った。

水。東京湾をテーマにした作品集。
水の持つ底知れぬ恐ろしさ。
形がないものに対してどう向き合えばいいのか。
深く先が見えない底。
息ができないという恐怖。
抗えない自然の力。

マンションの貯水棟、無人島、転覆した漁船、ヨットの...続きを読むプロペラに絡まった子どもの靴。
誰もいないクルーザー。
排水口に絡まる髪の毛。
地底湖。

現代都市、東京に住む人々と、現代の力を持ってしても制御できない自然。

水や海の持つ強大な恐ろしさがリアルに描かれていることはもちろん、それぞれの作品ごとに語り口が異なっていて面白い。
情景描写だけでも恐ろしいのに、心理描写も相まって本当にゾッとする。
そして明確には明かされないそれぞれの結末。あれこれ想像を巡らせるうちに仄暗い水の底に吸い込まれてしまいそう。

個人的に怖くて無理なのは「海に沈む森」。地底湖無理…こわい…

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Posted by ブクログ 2021年03月11日

「漂流船」が映画化されるというので、読んでみた。 一番好きなのは、「浮遊する水」だろうか。
クライブ・バーカーを読んだ後だから、内容は救われる感じのものが多いように感じた。

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Posted by ブクログ 2020年08月26日

 東京湾にまつわる恐怖を描いた短編集。プロローグとエピローグがついていたので、連作ものの長編かと思ったのだが、全て内容の異なる短編で、どれも違った味が楽しめる。
 全て水にまつわる作品であるが、個人個人魅かれる作品は違うように感じる。身の毛もよだつ恐怖を取り上げたもの、何となく心温まる展開になってい...続きを読むるものなど様々。個人的には「浮遊する水」「漂流船」のインパクトが強い。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年10月27日

まさかの短編集。映画になったのは最初の「浮遊する水」っぽい。
この短編をあそこまで長くしたのすごいと思う

個人的には漂流船が好きです

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Posted by ブクログ 2012年01月04日

リングやらせんが流行っていた頃、なんで人がお金を出して怖い思いをしたがるのか全く理解できませんでしたが(笑)小説を読むとホラーでもなんでもなくて、人間そして家族を描いています。面白かった。

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Posted by ブクログ 2011年08月16日

鈴木光司のホラー短編。
映画化もされている。
高校のとき読んだと思うが、まあまあだった記憶。
ただリングシリーズと比べる見劣り感は否めない。

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Posted by ブクログ 2011年05月08日

東京湾をテーマにした七つの話を掲載した短編集.
同名の映画のベースとなっている短編も含まれています.

どの編も想像力を掻き立て,ふと寒気を感じさせる上手な文章で読者をひきつけ,楽しむことができると思います.
質感であるとか,空気であるとかを感じさせ,直接的でない怖さを感じさせてくれます.

おスス...続きを読むメ!

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Posted by ブクログ 2011年01月21日

読み終わった後、映画化された。やっぱり映像でいきなり見るより、活字から自分のイメージを広げる法が、恐怖感が膨らむ。

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Posted by ブクログ 2010年04月28日

表題作はなかなか怖い。実際の生活に根差した部分で起きる怪異の表現が大変気持ち悪く、風呂に入る前はちょっと読めないw
全体的な本の雰囲気はあまり好きではないんだけど、「海に沈む森」だけはとても好き。
唯一、救われたような気分になる話だと思う。
このお話が収録されているという点だけで☆4つ。

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Posted by ブクログ 2009年11月12日

映画化されたホラー映画の小説版ですが、この本には映画の元ネタとなった”浮遊する水”という作品以外にもいくつかの短編作品が収録されています。その中でも私は”孤島”という作品が印象的でした。この話を読むと、人間にとって一番の”幸せ”というものは何なのだろうと考えさせられました。人は自分が死ぬまでに何か遺...続きを読むせるものをつくる、それが幸せというものでしょうか。

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Posted by ブクログ 2023年03月21日

「リング」シリーズで有名なホラー作家・鈴木光司によって著された、「水」(+閉鎖空間)をテーマとしたホラー短篇集。なお、同名タイトルの映画化作品は、収録されている一編「浮遊する水」を原作としている。

ジャンルとしては「ホラー」だが、全編通じて心霊的なホラーという訳ではなく、ミステリ寄りのものや、極限...続きを読む状態に陥るシチュエーション等、バリエーションに富んだ作品構成となっている。(とはいえ、やはり心霊モノが多めであるが。)個人的に、小中学生の頃に観た映画化作品の印象が強く残っていたので、少々意外であった。(そもそも、本作が短篇集であったことすら知らなかったのだが。)

どの作品も面白かったとは思うのだが、短編の物足りなさをカバーするほどの面白さではなかった。

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Posted by ブクログ 2022年05月19日

幼い頃から私は海が怖かった。
泳ぎは得意で水遊びは好きなのだけど
海は何故か物凄く恐怖を感じる。

圧倒的な大きさ、じっと見ていると
吸い込まれそうな飛び込んで行ってしまいそうな
とにか漠然とした威圧を感じる。
なのでこれは生理的にゾワゾワきたなぁ。
やはり海怖い…。

「浮遊する水」を読んで
水道...続きを読む水を飲まなくなった人、絶対いると思う。

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Posted by ブクログ 2021年07月12日

東京湾をテーマとしたホラー短編集。
『浮遊する水』はその水を飲んだり使ったりしたと想像しただけで気持ち悪かった。
『穴ぐら』は怖かったけれど、最後に主人公の心は救われたんじゃないかと思う。
『海に沈む森』は『エピローグ』も含め、主人公が残した言葉で勇気づけられた人がいて良かった。

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Posted by ブクログ 2020年10月24日

水をテーマにしたホラー短編集。
映画になっているから長編なのかな?と思ったら、収録作の「浮遊する水」を映画化したものだったらしい。
お化け的な怖さより、水に対する本能的な怖さが呼び起こされた。底の見えない水たまりってなんであんなに怖いんだろ。

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Posted by ブクログ 2016年08月02日

水をテーマにしたホラー短編集。東京湾とか、夢の島とか、関東周辺に住んでる人はリアルな情景と重ね合わせて色々思ったりする作品なんだろうか。

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Posted by ブクログ 2014年09月23日

私のは表紙の女の子、こっち向いてない。水が関係する、ゾクっとする話。風呂入りながら読んでしまったが、海じゃないから大丈夫、水のためのタンク、うちは上にないから大丈夫、といちいち思った。恨みだよね、きっと。

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Posted by ブクログ 2014年09月15日

あの「リング」の鈴木光司の本なので、「きっとホラーなのだろう恐ろしいのだろう読むのヤーメタ」というのは非常に勿体ない、水にまつわる短編及び連作短編集。「仄暗い水の底から」というホラー映画があるものだから、余計敬遠する人がいそうなのが残念(ちなみに、同名映画はこの本に収録されている「浮遊する水」という...続きを読む短編を映画化したもの)。しかし自分は、あえて"ホラー"とは言わないでおきます(カテゴリはホラーにしてるけど笑)

「浮遊する水」は母子にまとわりつく失踪した少女のぬめぬめとした気配が感じられる、湿度の高いホラー小説ですが、それ以外の短編は、時には怪談であったり、怪異であったり、不思議であったり、親子の遺志であったりと、バリエーション豊か。これをひとまとめにしてホラーと銘打つのはちょっと憚られます。

個人的なお気に入りは、「孤島」「海に沈む森」の2作。後者なんかは、本書のプロローグとエピローグにもつながってゆくのですが、胸を打つ力強さがあります。自分自身が父親なので、余計にそう感じるのかも知れないけど。

とにかく、鈴木光司=「リング」としか知らない方には、ぜひ読んで頂きたいタイトルです。ホラーに偏り気味ではあるし、水という題材なので湿度は高いですが、短編だけに密度も高い。これを読めば、鈴木光司にホラー作家というレッテルを貼ってしまうのは、とても勿体ないことであると感じられるはずです。

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Posted by ブクログ 2012年11月04日

 鈴木光司のホラー短編集。
 おれにとっては『エッジ』に続いて2冊目の鈴木光司、というか小説自体あまり読まないので、ホラー小説2冊目。今住んでいる所が多摩川の近くで、職場は三浦半島なので、なんとなく大田区とか観音崎とか、小説の舞台となるところに親しみが湧いた。ほとんどの作品が、その先どうなるんだろう...続きを読む、という疑惑を残した感じで終わるのでカタルシスを得られないが、ホラー小説とはこんなものなんだろうか。それにしても、「海に沈む森」は最後の「エピローグ」とつながって、全然ホラーではないけれども、清々しい作品で好きだ。面白かったのは「ウォーターカラー」で、読み始めはつまんないと思っただけに、あんな展開になるとは思わなかった。映画のホラーは全然見れないけど小説は楽しんで読めるのがいい。(12/11/04)

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Posted by ブクログ 2011年09月21日

いや、だから水は怖いんだって。
7つの短編小説が1冊にまとまった本。
もう本当に頭ん中で想像しちゃう。

ヨットが急に走行不能になり、何かがからまっている、子供の靴が流れてくる・・・
中にもぐってからまっているものをとろうとするが・・・・
って言ったら・・もう言わなくても分かりますよね。

怖い怖い...続きを読む怖い。
こんな話が7つもあって一瞬で涼しくなれます。

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Posted by ブクログ 2011年06月22日

短編のホラー小説が何話か入っている。
ちょっと怖いのもあればそれほどでも・・・というのもあって、全体的にはリングほどの印象はなかった。

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Posted by ブクログ 2011年05月16日

リングシリーズすごい感動したから、というかむしろ人生のベストいくつかには入るくらい衝撃だったから、むちゃむっちゃ期待して読んで見事に裏切られましたわ。

①作り話設定
②短編集
③怖いというか、言うならばきもい。水死系。

自分実はグロ耐性あるのかな、全然ホラーじゃなかったよ。
やっぱり短編でホラー...続きを読むは難しいと思われますね。
怖さを司る要因としてどうしても外せないのが「じわじわ」と「ばっ」なんだけど(分析:自分)、二つともある程度長さがないと出せないでしょう。
水死に関する、気持ち悪い描写が多かったので映像栄えはすると思いますが、本ではどうしても限界があるかな、と。

最後の話は少し趣が変わってて、メッセージ性が強いホラーというよりはヒューマン系でした。
そして実際その話が一番「き」ました。
溺死とか・・・いや、無理無理。たぶん溺死恐怖症。

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Posted by ブクログ 2010年05月24日

映画があったのを知って、原作を読んで、後から映画を見たのですが、映画の方が怖かったです。これは映像を見たほうが楽しめる作品なのかも?

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Posted by ブクログ 2010年03月03日

『リング』の貞子が、小さな女の子になった感じでしょうか。オムニバス形式の短編集ですが、気になったのはこの女の子の話。映画にもなりましたし、ハリウッドにも出ました。

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Posted by ブクログ 2012年06月27日

ホラー小説の中で2番目に面白い小説。
描写が丁寧で、じわじわと恐怖が湧きあがってきます。
読んでいる間じゅう、ずっと頭の中に黒いもやがかかったような、
そんな不思議な感覚になります。
映画を見る前でも、見た後でも十分に楽しめるホラー小説です。

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