【感想・ネタバレ】斬首の森のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 『ぼぎわんが、来る』の著者のホラーミステリーということで読んでみたが、最初はカルト教団から脱出した五人とその追っ手から逃げるサバイバルホラーだと思っていたが、所々で提示される違和感や終盤で明かされる衝撃の事実と、エピローグの淡々とした、だけどゾクッとする終わり方も含め「そういえば著者が澤村伊智だった。」と思わせる納得感があった。タイトル回収もお見事だった。

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2024年05月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

純然たる(?)スプラッターホラー。一気読み。面白かった〜!

カルト企業と噂のあったTの研修から逃げ延びたという水野鮎実の話をフリーの記者小田が聞く形で物語は始まる。
暴力紛いの洗脳、死体の隠蔽、ここまででも酷い状況に鮎実は置かれているのだが、山奥の宿泊所で火災が発生。そこから脱走した鮎実を含む五名の参加者。どこまでも続く平坦な森。森からの脱出を模索する中、一人が首を斬られて殺される。犯人はほかの参加者か。それともTの追手なのか……

マルチなのか宗教なのか目的がよくわからない企業T。鮎実たちのサバイバル脱走劇とTの社員天本の側からT創設者続木の謎を探る話が交互に差し挟まれて進んでいく。続木は「斬首の森」と呼ばれるようになったこの森の曰くについて語り始める。
なぜ首が斬られるのかの謎は徐々に解き明かされていくが、衝撃のクライマックスは本当に最後の数ページまでわからない。澤村さんらしい参加者たちの生々しい人間描写も素晴らしく厭な感じです(褒め言葉)。
クリーチャー(と言っていいのかわからないけど)のグロテスクな変容描写も含め、ぜひホラー映画として見てみたいと思いました(笑)。

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2024年04月29日

ネタバレ 購入済み

イッキ読みした

サバイバルホラーです。面白くて一気読みしました。
ヤバいセミナーで洗脳されかけて、命が危険に晒されて逃げ出すんですが、逃げ出した仲間が一人ひとり殺されていく。手持ちの道具も水も食料も無い中で、どんどん精神が削られて行く。
その様がインタビュー形式で話が進んでいきます。最後に大どんでん返しがあり、そう来たかー!と言うオチでした。
めちゃくちゃ面白くて、一気読みしました!

でもね、怖くなかったです。

#ドキドキハラハラ #ダーク

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2024年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

後半まで、人間が怖いのか化物が怖いのかどっちなんだ…分からん…と思いながら読み進めていたら、広い意味でどっちもでした〜っていう。シチュエーションや展開がB級映画みたい。なんだか色々な要素が散りばめられてたなあ。怪しい宗教、謎の因習、等の鉄板要素は結局あまり関係なかったのがウケる。
私は正直オバケが出てくる澤村伊智の方が好きなのだが、なにを書いても面白いから凄いです。いつもの如く、人間の弱さや卑しさ、追い詰められた心理を描くのが上手い。カルト企業にカモにされた人々への言及が、読んでいる自分にも刺さってきた。痛い。やめて。気をつけるから。
ラスト、鮎実ちゃんを助けにきたシーンはえぐい画なのに2人を応援してしまう。佐原さん…

参考文献にメルカトル鮎。これはふざけてるの?本気なの?(短編しか読んだことない)

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2024年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

荒唐無稽なホラーとして
最後まで読みたかった。
斬首ということに
意味をもたせてしまったことで
首、体、分裂、増殖、再生
それらの関係と理由について
否応なく考えさせられ
わけがわからなくなってしまった。
結局のところ
カルト企業は何がしたいのだろう?
ただ体を変えながら
生きながらえることが喜びに
死体を集めるより
もっと謎の森自体に
注視すべきだと思うけど…
支離滅裂で難解なミステリーを
読んだみたいだった。

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2024年06月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

水野ら一行の勝ちの目がなさ過ぎる+参加メンバーが軒並み怪しいせいでハラハラするというより終始タネ明かしを待ちながら読んでる気分だった。デスゲーム的ハラハラ感は弱め。明かされた真実のおどろおどろしさは最高だったので、最後もう少し味わいたかった!

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2024年05月19日

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