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Posted by ブクログ
お笑いの世界を描けるのは、現代の姿がすごくよく見えている人だという気がする。裾野が広がった上に先鋭化してしまって、先端も末端ももう見通せない。小説であつかおうとするだけで正直えらいと思うが、この作品はお笑いに味方されたり見捨てられたりしている人間を主人公に据えたことで、地に足が着いたものになっているように見える。
Posted by ブクログ
2024年 24冊目
アメトークでお馴染み、おもろい以外いらんねんの作者が描くピン芸人小説。
ネタで笑いを取りたいけど、キャラやハプニングで笑いが取れてしまう、芸人としての不甲斐なさや歯痒さを捉えた作品であり、モグライダーともしげを勝手に想像してしまった。
本の帯をかいてるのが苦渋を舐め続けてきたヤーレンズ出井さんというのもまた良い。