【感想・ネタバレ】誤飲のレビュー

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Posted by ブクログ

これは面白かった! この人の小説の中で一番面白かったね。
正直ストーリーがマンネリしつつあったけど、こんな書き方もできるんだなっと感心した。

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2012年02月13日

Posted by ブクログ

「薬」を軸とした人間模様の医療ミステリー。

第一章 藤本洋文
第二章 小野恭子
第三章 木島博人
第四章 林崎洋子
第五章 松原延彦
第六章 沢村亜美
第七章 小野厚之
第八章 三田秋枝

八つの作品は全て同じ舞台で錯綜する。
相手を騙して薬を飲ませたり、あるいは不正に薬を入手しようと奔走するも、事態は深刻になったり、思いがけず転機になっていくお話。

暗いばかりの結末だけでなく、希望も織り交ぜられているところが良いと感じました。

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2018年11月16日

Posted by ブクログ

薬がテーマの連作短編集
サクサクと読み進めた面白い話しでした
たった一つの薬がこれほどまで人を振り回すとは毎日薬の仕事をしている自分にとって面白かった。
ただ登場人物が好きになれないタイプばかりでも亜美と木島ははじめはイライラさせられたけど、がんばってシアワセになってほしいな

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2017年01月11日

Posted by ブクログ

何人か登場人物がいますが、上手く話が絡み合っていて内容がすっきりまとまっているように思います。
普段何気なく飲んでいる薬ですが、本当に様々な事で使われているんだなと読んでいて思いました。正しく服用する事が一番です。

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2012年11月28日

Posted by ブクログ

仙川環と言えば、医療ミステリー。筋書きが面白いだけに、もっとすっきりした文章だったら、より楽しんで読めるのにと、常々思ってきた、気になる作家だった。本作は連作ものということで、どうかなぁと思いながら手に取ったが、これが一気に読ませる。面白かった。何でもないようなことの積み重ねなのに、最後まで本を手放させない勢いがあった。やっぱり著者の作品を読み続けていこうと思わされた力作。

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2012年11月09日

Posted by ブクログ

この作品の様に、色んな立場の人を様々な角度から描く作品って好きです。人によって見方は千差万別ですし、絶対的なものの見方というのは存在しないなと感じることが出来ます。

湊かなえさんの夜行観覧車も同じく色んな視点があって面白かったです。

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2012年05月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

薬は、他人からもらっちゃだめ!と、幼少時母からきつく言われていました。それを守り続けています。だから、私は、生きていられるのか。なんてことは無いけど。でも、今の世の中、何でもあり、だから怖いです。

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2012年02月05日

Posted by ブクログ

短編集、登場人物が他の短編にも出てくる。
いろんな人のつながり、薬にまつわる話。
さらさら読める。
けど、何も残らない。

本を読むのが苦手な人には、おすすめかも。

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2020年07月05日

Posted by ブクログ

薬は使いようによっては毒にもなる。
決められた用法や用量をしっかりと守らないと逆に健康を害することになったりする。
物語は「薬」をめぐる連作短編集だ。
それぞれの物語に登場する人物たちは微妙に他の物語とリンクしている。
医療ミステリーシリーズとあったけれどミステリー感は少ない。
隠された心の暗部が描かれている心理サスペンスのような気がしないでもなかった。
それぞれに描かれている人たちの身勝手さやずるさ、愚かさや陰湿さにも非現実的なリアルさもあり面白かった。
深く掘り下げた物語が好みの人には物足りなさもあるだろう。
けれど短編集が好きな人にはいいのでは?と感じた。

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2017年03月31日

Posted by ブクログ

読みやすいよー、と勧められて読んだ本。確かに読みやすい。けどあんまり残らない。あっさりしすぎてるのと都合よくつながりすぎてるのと。人物像もみんな浅い。まあ、わけのわからない薬は飲んじゃだめだよね。

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2016年10月12日

Posted by ブクログ

サクサク読めるのは他の作品と大差ない。
連作短篇集なので、読み応えが余りないかな。
なんにせよ他人をだましちゃいけませんってことかな(笑)

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2013年08月23日

Posted by ブクログ

薬をめぐる連作短編集。

薬はできれば飲みたくないけど
きちんと効くものは効くだ。

そろそろ花粉症対策もしないとな。

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2013年03月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いつもの医療系ではなく連作ものの短編。
相変わらず読みやすかった。
どの話もこれといった大事件はないまま終わるんだけど、
微妙に話がリンクしてて面白い。

この人の作品って、女医はスマートで切れ者なのに、
男の医者/医療関係者はどうしようもない人が多いのね。

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2012年05月09日

Posted by ブクログ

一つ一つのカップルのストーリーが入り乱れ広がっていくオムニバス。キーポイントになるのが「薬」。アレルギー薬だったり毛生え薬だったりするのですが、薬をめぐって男女が憎みあいだましあう。
こう書くとなんだかわけが分からないですが、読めば分かる。とにかく良く出来ています。

仙川環の医療物は何冊か読んでいてどれも面白く、女性の医療ミステリー作者としてはなかなかのものですが、これはミステリーというより人間ドラマ。新境地を開拓した感じです。
面白いものを読ませてもらいました。

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2012年04月20日

Posted by ブクログ

◆藤本洋文・・・経口避妊薬
◆小野恭子・・・抗インフルエンザ薬
◆木島博人・・・向精神薬、睡眠薬
◆林崎洋子・・・禁煙薬
◆松原延彦・・・薄毛治療薬
◆沢村亜美・・・花粉症の薬
◆小野厚之・・・下痢止め
◆三田秋枝・・・精力剤

以上8編の連作短編集。1作目の話にちらりと登場した人物が2作目の主人公、2作目にちらりと登場した人物が3作目の主人公・・・というように繋がっていく。そして途中で折り返す感じで、8作目と1作目の主人公は夫婦であったりする。

 「誤飲」というタイトルからすると、薬を間違って飲んだことによって何か重大なことが起こる話のように思えるが、ちょっと違う感じ。確かにどの話も薬が絡むのは絡むのだが、誤飲というよりは、誰かが誰かを騙して服用させる話が多く、また、それによって変わるのは症状ではなく人間関係なので、薬の専門的な話はほとんど出てこない。うまく繋げられているなぁと思うし、とても読みやすかった。個人的には、もっと毒がきいた話があってもいいなぁと思ったが。

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2012年02月18日

Posted by ブクログ

読みながらムカムカするのは私が薬剤師だからかな?
だって、登場人物の多くが、薬に対する誤った考えを持っているんだもん。
薬を丁寧扱わない奴は痛い目に遭うべきと思って読み進めると、その結末に物足りなさも感じてしまった。
まぁ、読みやすかったけど・・・

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2012年01月27日

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